9/14(土) さるびあ丸→神津島
夜が明けてきました。放送があり、大島が近くなってきたとのこと。東京湾内は揺れませんが、さすがにうねりの影響を受けて少し揺れてきています。
天気を確認するためデッキに出てみました。大島の岡田港が見えてきています。弱い小雨が降っていますが、明るくなってきているので間もなく降り止むようです。天気は問題なさそうな感じです。
ほぼ定刻に岡田港入港。大島入港時は揺れませんし特二等船室の照明が点灯しますからこのタイミングで神津島で移動運用に使う荷物を整理しておきました。
大島を出て乗船客が半分くらいになりましたのでこのタイミングで朝食です。島を見ながらパンを食べるというのも気分がいいものですね。
利島が見えてきました。今日は出航前から就航が決まっています。イルカウオッチングのブームが続いているようで今日も30人くらいの下船客があります。島の人口の1割ですねHi
利島は最近別グループがよくQRVしているようです。発々で運用しているようですが東海汽船への持ち込みは禁止、宅配便も一度でも燃料を入れたものは引き受け不可ですからどうやって島に持ち込んでいるんでしょうね?伊豆七島海運の危険物便なら問題ないですが便数は少ないですよね・・・どうやってるのか興味があります。
接岸が難しく緊張を強いられる利島を出航しましたので、新島までの間は船員さんの手が空く時間です。そこで案内所で明日の就航について聞いてみました。「16日は欠航の可能性が高いし国体のビーチバレーがあるので本船は何とか神津にはやろう(着けたい)と思ってます。神津は港が2つあるし本船なら午前の早い時間に出すことになるので15日なら何とかなるのではないかと思いますよ。でもジェットは難しいかも知れませんね。」とのことでした。
ちなみに「式根島の条件付きは珍しいですね」と話しかけたら「確かに滅多にないんですが、今日は南東方向からのうねりがあって野伏港の弱点なんですよ」とのこと。式根島の野伏港は冬場の西風に強く、年間を通じれば新島の黒根港よりも就航率が高いのですが、南東方向だけは外洋の影響を直接受けるようです。
一方の利島は南東方向からのうねりを島がブロックしますから問題なく就航できた、という次第。
幸い新島の手前で式根島の条件付きが解除されました。野伏港は何度か訪れていますが、こんな弱点があったんですね。
新島に到着。大島に次いで下船客が多いです。片航路では新島が最後まで未訪問で残ってしまいました。新島はV/UのQRVが難しく、7MHzも今年ぷちアワードで何度か移動運用がありましたからどういう形でQRVするか考えあぐねており、もう少し時間を頂ければと思います。
新島を出ると乗船客はまばらになり、特2等でも船員が出て船室の片づけを始めました。
すぐに式根島の野伏港に到着です。特に問題なく接岸できています。夜明け頃の細かい雨も止んで天気が回復しました。
式根島を出ました。ここからは私にとっては初めてです。野伏港を出てカンビキ山の沖を回り込みながら終着の神津島に向かいます。神津島は集落側にある前浜港と島の東側にある多幸湾(三浦漁港)のどちらかに到着します。もちろん前浜港がベターです。案内所で確認すると今日は前浜でした。
神津島が近付いてきました。この辺は伊豆半島の最南端御前崎よりも南になります。
終点の神津島に到着。神津島の主峰である天上山の緩やかな斜面に集落があります。
天上山の山頂付近は雲がかかっていますね。
宿は秀蒼さんに頼んでいます。他の伊豆諸島の島と同様に神津島でも船に合わせて送迎をやっており、宿から車で迎えに来てくれました。
すぐ山に登りたい旨伝えたら車で天上山の白島登山口に送ってくれました。舗装道の途切れたところが登山口です。
いよいよ山登りです。機材を持って登りましょう。登山口にたくさんの杖が用意されていて1本借りて登って行きます。
途中まではこんな感じの山道です。森の中ですから風が通らず意外と蒸し暑いです。
道しるべが整備されており、迷うことはないです。ですが延々と上りが続きハードです。
5合目に来てようやく上りが緩くなってきました。明るくなってきたと思ったら 6合目で林道と合流。ここに休憩所とトイレがあります。
天上山の頂上付近が一番飛ぶと思われますが、雲がかかって難しそうです。外洋の島は雲がわきやすくお天気がなかなか安定しません。そこである程度の標高を確保でき、かつ雲がかかりにくい場所か東屋が必要になります。
この林道をすこし下ったところに東屋があり北方向に開けているのでここにしました。標高は350mくらいあるようです。
展望台に到着。アンテナを設営します。この標高なら手前にある式根島よりも条件はいいでしょうね。
長くなりましたので続きます。