ゆきてかえりしひび――in the JUNeK-yard――

読書、英語、etc. jesterの気ままなおしゃべりです。(映画は「JUNeK-CINEMA」に引っ越しました。)

盗用問題。

2005-10-22 | 漫画
末次由紀さんという漫画家さんの「エデンの花」という漫画の中に、「スラムダンク」の構図を盗用した部分があるということで、出版社は彼女の全作品を絶版、回収。現在連載している漫画は中止。厳しいですね~~~。
              詳しくはこちら

昔から、漫画では盗用とか盗作とか、結構あったと思うのですよ。
昔なんか、友達と「あ、これ、あの話のパクリだ!!」って騒いだりしていました。
でも昔はネットなどがなかったし、読者層が子供だった性もあって、そういう話がそれほど表面化しなかったと思います。

でも今は漫画文化も成熟して、大人も読みますし、ネットの掲示板にもすぐに新しい情報が流れますものね。(実際この話も2CHから始まったらしいです)

で、この著者の方の弁明がこちらに載っていました。(もしかして、すぐに消去されてしまうかもしれません)
所詮言い訳ですが、締め切りに終われて苦しむ若い漫画家さんの気持ちが伝わってきて、ちょっとかわいそうになりました。

今、コミケなんかにいくと、盗用盗作はあたりまえ、著作権はどこへ行ったの?という感じらしいですが、プロとしては、やはり許されることではなかったのでしょうね。


しかしそれにもまして、jesterが気になるのは和訳本の誤訳やいい加減な訳。

翻訳者や編集担当者は、出版前に原作とつき合わせて見直しとかしないんでしょうか・・・・
明らかに海外の文化について分かっていない、噴出してしまうような誤訳とか、意味の分からない文章をまとめて削除してしまっているものとか、ひどいものが多すぎます。それ以前に日本語の意味が通じないもの、もっとひどいと、固有名詞を間違えているものなど・・・・・

原語で読む人は和訳を読まないし、その両方をつき合わせて読む、ということはほとんどないでしょうから、ばれないと思っているのかしら・・・・。

特に、定期的にでるミステリーのシリーズなんかでひどいのが目立ちます。
きっと徹夜で締め切りに追われて、やっつけ仕事なんでしょうね・・・・。


まあ、そんなことを言ったら、映画の字幕なんて、だれとはいいませんが、毎回問題なる人もいますけれど・・・・。
これも厳しく罰してほしいですわ。まじに。


まあこういう問題も、ネットなんかででてきてますし、これから、丹念に取り上げていくことで、だんだん減っていくと期待しております・・・・。