火星への道

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火星に似た地球

2010-10-10 22:19:06 | 火星協会
米国火星協会のRobert Zubrin会長が9月30日~10月3日の間、チリを訪問した報告が発表されています。
チリ空軍の高官、チリでトップのジャーナリスト、チリ宇宙局の秘書官そしてチリの上院議員Carlos Canteroさんと会っています。
Carlos Canteroさんは、Zubrin会長との会談の後でプレスリリースでこのプロジェクトにお墨付きを与えたとのことです。

詳しくは、下記にて
http://www.marssociety.org/portal/zubrin-tour-of-chile-opens-way-to-mars-atacama-research-station/

チリの空軍の航空技術専門学校に招待されたようですが。
http://www.marssociety.org/portal/CartaagradecimientoDrZubrin.pdf

今回の訪問の目的は、チリのアタカマ砂漠にMMARS(Moon Mars Atacama Research Station)を建設することへのチリ政府等々への働きかけでした。
訪問は、大成功だったとのことです。
アタカマ砂漠は、火星に非常によく似た環境で、大変寒く乾燥しています。
以前から、火星での活動等を学ぶためにNASAの研究者や宇宙生物学者等が活動していることで知られています。
MMARSは、チリのAntofagasta大学のCarmen Jimenez教授によって提案されています。
カナダの北極圏にあるFMARS(Flashline Mars Arctic Research Station)やアメリカの砂漠にあるMDRS(Mars Desert Research Station)と同様の場所となるでしょう。
実現すると、チリ政府が資金提供をして専門の研究者が運営することになるとのこと。
このことでNASAやESA、火星協会、チリの大学等が火星の研究と活動についての研究に利用しやすくなると期待できます。




上記は、チリ空軍によって提供された写真です。
左からMMARSの提案者のAntofagasta大学Carmen Jimenez教授、火星協会のRobert Zubrin会長、チリの天文学者のRoderick Bowenさんとチリ宇宙局の事務局長Juan F. Acuñaさんです。

Zubrin会長は、約500年前の1492年8月3日、コロンブスが大西洋をインドを目指してパロス港を出航したことを引用して、火星への道のりへの努力は必ず500年後の人たちから評価されるであろうとその中にチリも入るべきだと鼓舞してます。
500年後の火星は、既に人々が居住していることでしょう。
火星から地球を見てあんな遠くから先人達が道を切り開いてきたのかと・・・

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