火星への道

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何とか当面の最終目標へ行けそうです。

2016-04-28 22:44:44 | MSL

4月27日のWhat'sNewにCuriosityの近況が紹介されています。
2012年8月6日にGaleクレーターに着陸後、8月22日に初めて6mほど走行しましたね。
8月23日の当ブログ「足慣らし」でも伝えています。
それから、約44ケ月!その中でも最も険しくて、通過が困難な範囲を横断し終わりました。
*やった~
ローバーの車輪は、一時損傷が進んだため、いつまで保つか?懸念されていました。
でも、下図の通り当面の最終目標地まで大丈夫な見込みとなりました。
これは、チーム一丸となって、走行の仕方を工夫したり、なるべく良いルートを走行することを心がけた結果です。

車輪は、直径50cm×幅40cmで基盤部分の厚さは、10セント硬貨の約半分ということです。
良くこういう言い方をしますが、身近に持っている人ならすぐにイメージが浮かぶので良いのでしょう。
数字ですと、10セント硬貨の厚みは1.35mmですので、 0.675mmということです。
表面のギザギザは、 grousersと言うそうです。厚みは、0.75mmです。
車輪は、基盤部分がかなり痛んでも大丈夫とのことです。
Curiosityを出来るだけ長く活動させるため地球上で車輪の耐用性について調査しています。
その結果、1つの車輪でgrousersが3カ所壊れた場合、その車輪の耐用走行距離の約60%に達していることを示すとのことです。
現時点で12.7km走行してきた実績から、今後の調査でも支障は出ないと判断してますね。

下図は、Sol1283(2016年3月16日) にNaukluft PlateauからCuriosityが縁の方を見たパノラマ画像です。

A地点、B地点、C地点は、Galeクレーターの縁のピークです。
A地点:ローバーから29.1km離れた位置です。
B地点:ローバーから28.4km離れた位置です。
C地点:ローバーから45.5km 離れた位置です。

下図をクリックするとNaukluft PlateauからSharp山の方を見たパノラマ画像が見れます。

まだまだ先が長いけど、頑張って!


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