Phoenixが火星で土を掘り始める半年前に火星でのデータの分析を支援するため、土と氷の研究をしに6人の科学者が世界一乾いた寒い場所でテストをしていた様子がリリースされました。(詳細下記サイト)
場所は、地球の南極の Dry Valleys です。
上の写真は、4人の遠征メンバーが南極大陸のBeacon Valley(地球上でもっとも火星らしい場所の1つ)の調査地帯を歩いているところです。
左から: Aaron Zent(米航空宇宙局エイムズ研究所、Moffett Field、カリフォルニア)。
Chris McKay(NASAのエームズ)。
Peter Smith(アリゾナ大学、ツーソン)。
Doug Ming(宇宙センター、NASA Johnsonヒューストン)。
写真には、写っていませんが、タフツ大学のSam KounavesとJPLのSusanne Douglasが参加しています。
4人は、後姿なので全く分かりませんね。
永久凍土の氷の層では、-10℃以上にはならないそうですが、それでもPhoenixが着陸した場所の一番気温が高い時より約20℃も暖かいのです。
http://www.marstoday.com/news/viewpr.html?pid=27524
湿式化学分析装置(WCL)、温度と電気伝導度測定探針(TECP)、高温揮発ガス分析器(TEGA)のテストを実施したとの事。このときの結果を応用して火星から送られてくるデーターを読み解いているとの事です。
場所は、下記のところだと思います。Wikipediaにも載ってます。Peter Smithも書いてますね。
http://www.antarcticconnection.com/antarctic/science/dryvalleys.shtml
Peter Smith
http://phoenix.lpl.arizona.edu/blogsPost.php?bID=170
http://arise-in-antarctica.blogspot.com/2007/11/beautiful-beacon-valley.html
上記の写真は、遠征メンバーDoug MingがCheMinと呼ばれるX線回折と蛍光器具の野外用のものを使用している様子です。CheMinは、2011年に打上が予定されるNASAのMARS Science Laboratory missionのための科学計器類一部だそうです。
そろそろPhoenix関連で何か発表があるのでしょうか?楽しみです。