火星への道

有人火星探査の実現を夢見て!火星ミッションの情報を提供しています。

いろいろ楽しめそうですね!

2014-10-18 11:27:14 | MSL

彗星Siding Springが10月19日18:32UTC(日本時間 20日03:32)に火星に最接近する時が近づいて来ました。
Emillyさんが関連情報をまとめてくれていますので、こちらで見てください。
この彗星の観測を計画しているすべての組織が既に仕事を開始しており、最接近後も継続する予定です。
ただ、残念なことに火星からの情報をリアルタイムで見ることは出来ないようです。
火星から送られてくる情報を加工しないと私たちは、見ることが出来ないためで、来週中には、各組織から発表されてくることが期待できます。
日本では、火星が昼側に来てしまい観測が難しいのでしょうか、余り話題になっていないようですが、アメリカでは、地上から観測できると言うことです。

出典:Chris Marriott's SkyMap

Curiosityからこの彗星がどう見えるかと言う資料があります。
下図は、最接近時の現地時間によるCuriosityから見た彗星の位置です。

下記サイトで、Arizona大学のUANewsに掲載されているCuriosityから見た彗星をアニメ化したものを見ることが出来ます。

http://www.solarsystemscope.com/sidingspring/

下記は、Emillyさんがまとめてくれた関連情報サイトです。
いろいろあるので自分にあったサイトで楽しみましょう。 

Webcasts:

  • Amateur astronomer Peter Lake, will broadcast from the iTelescope.net Observatory (Q62) at Siding Spring, though closest approach won't be visible from Australia (broadcast starts at 03:00 PT / 11:00 UT)
  • Astronomer Gianluca Masi will broadcast from the virtualtelescope.eu observatory (broadcast starts at 08:45 PT / 16:45 UT)
  • ESA Livestream with lots of experts (broadcast starts at 10:50 PT / 17:50 UT)
  • Slooh has two broadcasts, one during closest approach (starts 11:15 PT / 18:15 UT) and one afterward (17:30 PT / 01:30 UT). The later one will feature Bob Berman and David Grinspoon answering questions from Twitter using the #SloohComet hashtag.

Background information:

Emillyさんは、ブログの中で「この彗星を発見したSiding Spring天文台が炭層ガス(CSG)採掘の開発により存続の危機に直面しているという悲しい情報を共有する必要がある。」と記載しています。
CSG (Coal Seam Gas)の採掘のためのガスの燃焼やプラントの照明による光害に多大な影響を受けるためとのことです。
*悩ましいですね。エネルギーも大切だし、研究も大切です。
月面やラグランジュ点に観測施設を建設することも考えてよい時期になったのではないでしょうか?

コメント
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