先日の死刑の刑場の公開には少なからず衝撃を受けました。
裁判官を長くやってきましたが,その正確な実態はまったく知らなかったからです。刑場に向かう階段があるなどと聞いていましたが,間違っていました。
赤い色のテープで印された実施場所の表示も初めて見るものでショッキングでした。
裁判官が死刑の実情について知らないということがいいことか,ということも含め,死刑の是非について議論する上で,可能なかぎり情報公開をすすめることは是非必要と感じましたがいかがでしょうか。
死刑制度について考える「花」
裁判官を長くやってきましたが,その正確な実態はまったく知らなかったからです。刑場に向かう階段があるなどと聞いていましたが,間違っていました。
赤い色のテープで印された実施場所の表示も初めて見るものでショッキングでした。
裁判官が死刑の実情について知らないということがいいことか,ということも含め,死刑の是非について議論する上で,可能なかぎり情報公開をすすめることは是非必要と感じましたがいかがでしょうか。
死刑制度について考える「花」
死刑制度に強く反対するわけではないのですが,医療裁判に関心を持つようになって以来,死刑制度などについても考えを巡らせることが多くなりました。
死刑制度についてもっと国民が考えるためにも,死刑執行員を抽選で選別して義務化してはどうかということを考えてみたりします。執行は3人がボタンを押すだけということですから,裁判員のような難しい判断を迫られる仕事と違って,誰でも出来ますしね。人を死に至らしめるとはどういう行為かということを,実際に行わなければならない可能性がある状態を考えるだけでも,議論が進むのではないかと思いました。