今年もあとわずかになりました。振り返ると、いろいろなことがありましたね。
恒例の司法十大ニュースを決めたいと思いますので、コメント欄にご意見をお寄
せいただくと幸いです。下記の番号から、3つ程度を選んで下さい。ネット内の意
見とも合わせて、司法十大ニュースを決めたいと思います。29日夜の発表予定
です。
1 大阪弁護士会、佐田元弁護士を懲戒せず:取調録画・映像のNHK提供問題
→大阪地検異議申立せず(1~2月)
2 オウム事件の裁判再開 来年も続く予定(1月~)
3 竹崎最高裁長官、3月末で定年をまたずに退官表明(2月)
4 司法修習生のアルバイト容認~法科大学院や司法試験予備校の指導アシスタントや答案添削など。(2月)
5 人事院総裁に、一宮なほみ元仙台高裁長官就任(女性初、3月)
6 昨年1年内の弁護士の懲戒処分最多98件との発表(3月、うち除名2件、退会命令6件)
7 竹崎最高裁長官退官、後任に寺田逸郎最高裁判事が就任(第18代、3~4月)
8 袴田事件、静岡地裁で死刑及び拘置の執行停止並びに裁判の再審が決定(3月)
9 強制起訴事件、初めて有罪確定。長野県松本市の柔道 教室で起きた事故をめぐり、業務上過失傷害罪で
強制起訴された元柔道指導者の禁錮1年執行猶予3年の長野地裁有罪判決が確定(5月)
10 裁判員裁判、5周年(5月)
11 福井地裁が大飯原発差止請求を認容する判決(5月)
12 横浜地裁が、厚木基地の自衛隊機夜間飛行差止請求を認容する判決(5月)
13 長官所長会同、部の機能の充実強化を打ち出す(6月)
14 舞鶴女子高生殺人事件で、無罪判決が最高裁で確定(7月)
15 最高裁、DNA鑑定よりも嫡出推定を優先する判決(7月)
16 最高裁、求刑(10年)の1.5倍の刑(15年)を言い渡した裁判員裁判を破棄自判し、10年と8年の懲役刑に。
事案は、幼児虐待の傷害致死事件。(7月)
17 司法取引制度の新設、取調べの録音・録画の義務づけを柱とする刑事司法制度改革案を、法制審議会が法
務大臣に答申(9月)
18 司法試験法一部改正:受験回数制限緩和(5年3回から5年5回へ)、短答試験科目制限(7科目から3科目へ)(10月)
19 最高裁、泉南石綿訴訟で、アスベスト関係(労働者関係)で、国の責任を初めて認める(10月)
20 最高裁、妊娠を理由とした職場での降格(マタハラ)を原則違法と判決(10月)
21 東京地裁、過去の犯罪歴の検索結果について、グーグルに削除決定(10月)
22 最高裁、ハンセン病の「隔離法廷」の当否検証へ(開廷場所の指定という司法行政上の判断のみに。10月)
23 裁判官ネット、作家黒木亮さん(「法服の王国」の著者)を招いて秋の企画(11月)
24 最高裁、平成25年の参議院議員選挙について、違憲状態の判決(4判事は違憲、1判事は違憲無効の意見、11月)
25 最高裁が、保釈の判断は、被告人の審理を担当している裁判所の裁量にゆだねられており、不合理な点がなければ
覆せないとの決定(11月)
26 逃走車両への発砲し、相手を死亡させたとして、警察官2名が殺人・特別公務員暴行陵虐致死罪に問われた付審判
事件(奈良)で、無罪判決が最高裁で確定(12月)
27 ヘイト街宣、1200万円の損害賠償認容判決が最高裁で確定(12月)
28 2回試験、2015人中、42人不合格。1973人が合格(12月)
29 判事補に101人採用予定(うち女性29人。平均26.24才)(12月)
30 全国の地方裁判所で今年1年間に言い渡された死刑判決は2件。18年ぶりの少なさ。(12月)