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「脳梗塞防止法」

2011年09月05日 | ムサシ

1 先日恐ろしいテレビ放送を見た。NHKの「ためしてガッテン」の脳梗塞の話である。録画しなかったので,不正確であるかも知れない。脳梗塞は脳の血管が血栓により塞がれて,その先へは血液が届かないため,脳の一部が壊死するという病気である。血栓がある程度細い血管を塞いでいる場合には,良い薬ができており,血栓を溶かすことができて,脳梗塞発症後3時間以内であれば,ほぼ完治するという。この3時間という数字は記憶しておく必要がありそうである。3時間経過後に血栓を溶かして血液が流れるようになると,その先の血管が壊死するなどして弱くなっており,破裂して危険なのだそうである。
2 塞がれた血管が太い場合は大問題で,確かノックアウト脳梗塞と言って,即死の恐れもあるようである。大きな血栓は心房(心室)細動により心臓内にできるのだそうで,それが血液により脳に飛ばされて,脳の血管を塞ぐというのである。心房(心室)細動がなぜ生じるのかはよくわからなかったが,不整脈は要注意ということであった。
3 そしてここが大切なのであるが,血栓や脳梗塞の発生を防止するためには,スロージョギングがよいというのである。毎日鼻歌が歌える程度のごく軽いスロージョギングを30分行なうのがよいという。歩く速度とほぼ同じ速度でよく,これがとても有効なそうである。
4 私は毎朝犬の散歩を30分行なっている。以前は50メートルを10回という目標でスロージョギングで走っていたが,最近犬が走ることを嫌がるようになり,スロージョギングを止め,ただ歩いていた。ところがこの放送を見てから,また走ることにした。超スロージョギングとして復活させたのである。超低速で,しかしとにかく走るのである。実はこれは結果として大成功で,50メートルを10回というのはなかなか困難であるが,5回程度は走っている。犬もそう嫌がる気配でもない。もっともスロージョギングを30分というのはとても無理であるが。
5 両足の1歩ずつをワンセットとして40数えると80歩になる。1歩を約60センチとすると約50メートルということになり,計算し易い。暫く歩いてまた走る。私はいつも万歩計を携帯しているが,散歩の総数は約3300歩である。気のせいかも知れないが,超スロージョギングとして再開してからは,テニスでの息切れが多少改善したように感じている。
6 スロージョギングは体重の減量や脳梗塞,心筋梗塞の防止にも効果があるというのであるから,改めてその効用を見直してみたい。健康であるためには,日頃からささやかな努力や心がけが必要なのであり,日頃の不節制を病気になって後悔するということのないように,自らを戒めることの大切さをこの番組から教えられた思いである。もっとも犬との散歩のような半強制的な機会でもなければ,毎日30分のスロージョギングを継続するのは困難に思える。私も,もし犬がいなければ到底散歩などできそうにないが,健康に関してはもっと真剣でなければならないということであろうか。纏めて30分が無理な多くの人は,日常生活の小さな機会をチョコマカと工夫するしかなさそうである。外出時にちょっと10歩だけ走ってみるというのはどうだろうか。(ムサシ) 


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