謹賀新年

明けましておめでとうございます。
　
　昨年はいろいろとお世話になり，ありがとうございました。今年も当ブログ及び日本裁判官ネットワークのホームページ（http://www.j-j-n.com/）をよろしくお願い致します。ブログやホームページは，今以上に内容の充実を図っていきたいと考えていますので，コメントやご意見をどしどしお寄せ下さい。ホームページは、２か月に１度の更新を予定しています。

　ところで，昨年の司法１０代ニュースの第１位から第４位は刑事事件関係でした。大阪地検特捜部検事による証拠隠滅被疑事件での逮捕・勾留・起訴、足利事件の再審無罪判決、裁判員裁判での相次ぐ「初」判決、検察審査会法改正後，初の起訴議決です。今は「刑事の時代」といえるのかもしれません。ただ、平成１０年に施行された新民事訴訟法下での民事事件も、このままでよいのかという議論が始まりかけているようです。当ネットワークも２月２０日（午後１時から。場所：大阪。詳細は、後日当ブログに掲載します。）に、これからの民事紛争解決方式を考えるシンポジウムを予定しています。関心のある方々は是非ご参加下さい。これからは、「刑事の時代」であると共に、「民事の時代」でもあって欲しいと思っています。もしかしたら、今年がその「元年」にならないか、とも考えているところです。

　最後は、少し大げさな話になったかもしれませんが，今年が，皆様にとって，よき一年でありますよう心からお祈り致します。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　平成２３年元旦