日本裁判官ネットワークブログ

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法科大学院は大変です。

2009年04月07日 | 
今週の金曜日から、毎週ある私立大の法科大学院で刑訴の講義をすることになっています。

そこで教科書などを改めて読み直していますが、自分の法廷は自分の刑事訴訟法で運営するぞ、というような、不遜な態度でやっていた私としては、原理原則をどう教えようかと悩んでいる次第です。

また法科大学院の宿命として、司法試験合格という目標がありますから、受験参考書なども参照していますが、これまた私の経験した昔の試験とは全く違うだけに手強い存在です。

さらに、シラバス(授業計画?)、セメスター制(学期制?)、オフィスアワー(相談時間?)、エクスターンシップ(実習?)など、日本語してくれ、と叫びたくなるような言葉が教授間でとびかい、目を白黒させています。

しかし若い人たち(年齢的にはそうでもない人もいますが、気が若い人たち)にいろいろ辛辣な質問などを投げかけ、議論できることは私の老化防止にも役立つと楽しみにしている部分もあります。

                    いじわる教授になりそうな「花」

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