2024.07.11苫小牧民報
町民がウポポイに親しみを持つようにする「ウポポイ町民利用促進事業」。町政策推進課アイヌ政策推進室の担当者は「ウポポイ応援団の一員としてリピーターになり、白老を特徴付けるアイヌ文化に理解を深めてほしい」と年間パスポートの交換、利用を呼び掛ける。
はがきの郵送対象は、2009年以前に生まれ、今年6月1日から来年1月31日まで住民登録がある人。総合案内所に、はがきと健康保険証など身分証明書を持参し、本人確認を済ませると、その場でパスポートに添付する顔写真を撮影し、間もなくパスポートを発行する。
総合案内所の窓口は8日に設け、11日は正午までに約60人が手続きに訪れた。萩野のパート従業員の男性(70)は「夏に遠方から友人が訪ねて来る。ウポポイを案内できるよう早めに取得して勉強したい」と話した。民族共生象徴空間運営本部の村木美幸本部長(64)は「町の事業はウポポイにとって大変ありがたい。町民の皆さまには、この機会に身近に感じてもらい、気軽に何度もお越しいただきたい」と述べた。
ウポポイは12日に開業4年目を迎え、13~15日には多様な展示、体験、グルメを楽しめる記念イベント「ウポポイ祭」を開催する。