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14歳の少年を通して現代を生きる「アイヌ」を映し出した話題作『アイヌモシㇼ』。海外で高い評価を得る新鋭・福永監督をこの作

2022-06-15 | アイヌ民族関連
品に導いた思いとは…。
Pony Canyon News2022/6/14 12:00

(C)AINU MOSIR LLC/Booster Project
「ゴールデンカムイ」の実写化、北海道白老町にアイヌ文化施設「ウポポイ」がオープンするなど、先住民族「アイヌ」への感心の高まる中、現代を生きるアイヌを映し出し話題となった映画『アイヌモシㇼ』。コロナ渦での公開にもかかわらず3ヶ月にわたるロングランを記録した本作が6月15日にDVDとデジタル配信でリリースされる。
トライベッカ映画祭・国際コンペティション部門にて長編日本映画史上初の審査員特別賞や、グアナファト国際映画祭・国際長編部門での最優秀作品賞など各国で大絶賛された本作は、北海道・阿寒湖のアイヌコタンを舞台に14歳の少年の成長を美しい四季の景色や深い文化とともに描き、誰もが持つアイデンティティーのゆらぎや、地域コミュニティへの帰属意識を通してアイヌという先住民の物語を丁寧に描いた秀作だ。メインキャストはアイヌの人々を中心にキャスティングし、主役のカントを演じるのは自身もアイヌの血を引く下倉幹人。強い眼差しで等身大の役どころを瑞々しく演じる。
また、『ドライブ・マイ・カー』で話題の三浦透子、リリー・フランキーなどが個性豊かに作品を彩る。北海道出身の新たな才能・福永壮志監督が、企画から5年をかけて作り上げた”ちかくてとおい、ぼくが住む町のお話”について、DVD封入ブックレットにコメントを寄せている(一部抜粋)。
「学校で読んだ歴史の教科書でアイヌについて書かれていたのはほんの少しで、アイヌを遠い存在に感じたまま思春期が過ぎた。その感覚が変わったのは二十歳、アメリカに渡った後だった。ネイティブアメリカンについて興味を持つようになった自分が、生まれ育った北海道の先住民族であるアイヌについて何も知らないことにハッとし、恥ずかしく思った。いつかアイヌを題材にした映画を作りたいと思い始めたのは、大学を卒業してからまもなくのことになる。アイヌについて知ることは、自分が生まれ育った北海道、更には日本を知ることでもあり、自分のルーツを見つめ直すことにも繋がると思った」
このDVDブックレットには、斎藤工氏が撮り下ろした主人公「カント」の写真も収められている。また、特典映像には季節を通して撮影されたメイキングや、主演のカントと彼を包み込むような大きな存在「デボ」とのプレシューティングの様子なども収録され、制作された時間軸とともに作品の魅力を楽しむことができる。「アイヌ」をテーマにしつつも、誰もが経験する思春期の自分さがしを描いた本作には、多くの人を惹きつける魅力があふれている。
■映画『アイヌモシㇼ』6月15日 DVD発売/デジタル配信 開始
https://www.youtube.com/watch?v=fUFMwX9MUWA
◆ストーリー
14歳のカントは、アイヌ民芸品店を営む母親のエミと北海道阿寒湖畔のアイヌコタンで暮らしていた。アイヌ文化に触れながら育ってきたカントだったが、一年前の父親の死をきっかけにアイヌの活動に参加しなくなる。アイヌ文化と距離を置く一方で、カントは友人達と始めたバンドの練習に没頭し、翌年の中学校卒業後は高校進学のため故郷を離れることを予定していた。亡き父親の友人で、アイヌコタンの中心的存在であるデボは、カントを自給自足のキャンプに連れて行き、自然の中で育まれたアイヌの精神や文化について教え込もうとする。少しずつ理解を示すカントを見て喜ぶデボは、密かに育てていた子熊の世話をカントに任せる。世話をするうちに子熊への愛着を深めていくカント。しかし、デボは長年行われていない熊送りの儀式、イオマンテの復活のために子熊を飼育していた。
◆キャスト
下倉幹人、秋辺デボ、下倉絵美、OKI(オキ)、結城幸司、
三浦透子、リリー・フランキー ほか
◆スタッフ
監督・脚本:福永壮志
プロデューサー:エリック・ニアリ 三宅はるえ
撮影監督:ショーン・プライス・ウィリアムズ
音楽:クラリス・ジェンセン / OKI  
エグゼクティブプロデューサー:中林千賀子、宮川朋之、葛小松、项涛、ジャッド・エールリッヒ
共同プロデューサー:朱毅飞、福永壮志、ドナリ・ブラクストン、ジョシュ・ウィック
製作:シネリック・クリエイティブ、ブースタープロジェクト
2020年/日本・アメリカ・中国
■リリース情報
2022年6月15日(水) 発売
PCBP-12416 ¥4,950(税込)
DVD本編84分+特典映像26分
発売・販売:ポニーキャニオン
(C)AINU MOSIR LLC/Booster Project
◆特典映像 
・劇場予告編
・メイキング オブ アイヌモシリ
・プレシューティング(カント&デボ)
◆オンオフ機能
視覚障がい用音声ガイド/聴覚障がい用字幕ガイド 
◆生産数限定スリーブケース 
<映画サイト>http://ainumosir-movie.jp/
<DVDサイト>https://movie-product.ponycanyon.co.jp/item134/
https://news.ponycanyon.co.jp/2022/06/71601

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アイヌの長老から学ぶ「アイヌの教え」 美容考古学研究所の定例サロンを6月22日(水)国際文化学園にて無料で開催

2022-06-15 | アイヌ民族関連
6月14日(火)14時0分 @Press

浦川 治造さん
学校法人国際文化学園は、毎月末の最終水曜日(※変動する場合あり)に、美容考古学研究所の定例サロンを無料開催しています。今回は、2022年6月22日(水)に開催。テーマは「縄文とアイヌ」です。
北海道には「弥生時代」がなく、縄文時代のあとには続縄文時代が続き、本土とは全く違う文化が7世紀頃まで続いたとする説があります。寒冷地のため、稲作に適さなかったことがその理由の一つといわれています。北海道には縄文時代晩期から、独特の文化が生まれているというのは、他の地域とは異なる雰囲気の、ユニークな土偶や櫛などの遺物から伺うことができます。そして、この独自文化を持った北海道の縄文人が、のちのアイヌ民族の祖となったとする説も存在しています。
大自然と共に生きるアイヌ民族は、あらゆるものに“魂”が宿っていると考え、動物や植物、生活の道具や家、山や湖などの自然と、人間の力が及ばない自然現象のすべてを、カムイ(神)が宿るとして敬い、人間も自然の一部であると考えています。
今回のサロンでは、アイヌの長老・浦川 治造さんをお招きし、アイヌの習俗、考え方、カムイへの思いなどをお話しいただきます。また、特別に「カムイノミ」というカムイ(神)への祈りの儀式も執り行っていただきます。
浦川 治造さんは1938年北海道浦河町生まれ。アイヌ民族のエカシ(長老)として、アイヌの精神性をたたえる儀式を日常の中で続けています。当日は、浦川 治造さんからお借りしたアイヌ装束や、縄文晩期の独特な土偶ヘアを再現した作品も展示いたします。
これらを通し、縄文とアイヌとの接点、相違点などを美容考古学にかかわる髪型や化粧を通して考えてみたいと思います。定員に限りがありますので、お早めにお申込みください。
●縄文時代晩期 北海道のユニークな土偶たち
顔つき、髪型が、本土のものとはあきらかに異なっています。
アドバイザー:譽田 亜紀子(文筆家)
【プロフィール】
浦川 治造(うらかわ はるぞう)
1938年、北海道浦河町生まれ。1983年、45歳で上京。1992年、関東地区に住むアイヌとその家族の交流と、アイヌ文化の継承と差別・偏見をなくすことを目的に創られた会「関東ウタリ会」の会長に就任。1996年、東京アイヌ協会を設立。山梨県大月市に、関東圏のウタリや海外からの先住民族との交流や儀式を執り行う場としてポロチセを建設。2002年「アイヌの治造」(著:原田 英志斗)を出版。2005年、千葉県君津市に「カムイミンタラ」をオープン。アイヌの長老「東京アイヌ協会」名誉会長に就任。2008年、「アイヌ式エコロジー生活」(著:さとうち藍)刊行。2011年、半生を追ったドキュメンタリー映画「カムイと生きる」(配給:株式会社サイクロイド)が上映。
【開催日時】※定員に限りがありますので、お早めにお申込みください。
第13回 美容考古学勉強会
日時:2022年6月22日(水) 16:30~
会場:国際文化学園 1号館
費用:無料
▼参加希望の方はこちらより▼
国際文化学園 美容考古学研究所
主任研究員 篠原 博昭
Tel : 03-6416-5348
Mail : shinohara@kokusaibunka.ac.jp
Facebook: https://www.facebook.com/kokusaidogu
https://news.biglobe.ne.jp/economy/0614/atp_220614_3932400329.html

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「生きる意味考えて」ドイツ出身の画家 間近に見た戦争、自伝に

2022-06-15 | 先住民族関連
毎日新聞6/14(火) 9:19配信

4年前にドイツで出版した自伝を手に取る小野寺マリレさん=北海道白老町で2022年6月8日午後0時5分、真貝恒平撮影
 ロシアによるウクライナ侵攻に心を痛める画家が北海道白老町にいる。ロシア・アムール川流域の先住民族ナーナイの文様を用いた絵画などを制作するドイツ出身の小野寺マリレさん(78)=白老町社台=だ。外交官の日本人男性と結婚し、世界各地で戦争を間近に見てきた。4年前にドイツで出版した自伝の日本語訳に取り組み、「人間の生を絵や本から感じてもらえれば」と力を込める。【真貝恒平】
 白い木造2階建てのアトリエ兼自宅の玄関ドアを開けると、海を歩く女性など幻想的な作品約50点が展示されている。卵と顔料を混ぜた「テンペラ」と油絵の具を使用した独特の色彩が目に留まる。
 「戦争の絵はあまり描いたことがない」と語る小野寺さん。差し出した1枚の絵に描かれていたのは、壊れた建物を糸でつなぎ、織物のように修復しようとする女性で、ウクライナの民族衣装をまとっている。ウクライナ侵攻が始まった2月以降に描いた作品だ。絵を見ながら「戦争は悲惨さしか生まない」と話す小野寺さんの脳裏には、これまで目にしてきた悲惨な情景が浮かぶ。
 小野寺さんは第二次大戦末期の1943年、当時はドイツ領だったフランス・ストラスブールで生まれた。ミュンヘン大建築科を卒業後、インテリアデザイナーとして来日。67年に外交官の日本人男性と結婚した。その後、夫が駐在するオーストリアやタイ、ドイツなどで幼少期から好きだった絵画を学んだ。
 戦争や紛争を間近で感じたのは、タイに滞在していた70年代後半。当時、ポルポト政権下のカンボジアでは国を追われた人々の難民キャンプが存在した。小野寺さんはボランティアで参加し、支援を続けた。子どもを失った母親らの「悲しみがキャンプを覆っていた」という。90年代初頭に滞在した中東シリアでも内戦による多くの難民を目にした。
 夫の他界後も画家として活動を続け、個展などを開催。93年からはアムール川流域で生活する先住民族ナーナイと親交を深め、現地で収集した彫刻などの作品は講演で訪れた道立北方民族博物館(網走市)に収蔵された。2017年に先住民族の文化交流で親しくなった学芸員らとの縁で、ドイツから白老町に移住。翌年には一軒家を改装し、アトリエをオープンした。アイヌ文様をモチーフにした絵画作品にも挑戦し、創作活動と地元住民との交流を続けている。
 小野寺さんは半生をつづった自伝を18年にドイツで出版。いまは日本語版の出版に向けて準備を進めている。日々伝わるウクライナの惨劇に心を痛めながらも、戦争の悲惨さを間近で見てきた経験から「翻訳で日本の人々にも触れてほしい」との思いが強まったという。
 本を手に取り、「一人の女性が絵画と出会った人々を通していろいろな世界を見てきた。読んでもらうことで、『生きることにどんな意味があるのだろう』と考えてもらえれば幸せです」と語った。
https://news.yahoo.co.jp/articles/d137e940db1213865a2e015c2f1a1d395e782462

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ブラジル熱帯雨林で行方不明の記者ら、「遺体発見」報道は誤り=警察

2022-06-15 | 先住民族関連
ロイター6/14(火) 11:39配信
ブラジルの熱帯雨林で6月5日に行方不明となった英国人記者と先住民族の専門家の捜索活動が続いている。地元警察は13日、遺体が発見されたという一部報道を否定した。現地や世界の人権団体などからは、ボルソナロ大統領に対し捜索強化を要求する声が上がっている。
ブラジル先住民族の団体に所属する100人以上がデモを行い、熱帯雨林で行方不明となった先住民専門家のブルーノ・ペレイラ氏と英国人記者ドム・フィリップス氏の捜索強化を求めた。
「リーダーが言ったように、私たちは皆、ペレイラ氏でありフィリップス氏だ」
警察と捜索チームは、遺体が発見されたという報道を否定した。
ブラジルを取材旅行中だった両氏は6月5日、ペルー、コロンビアとの国境近くの人里離れたジャングルで消息を絶った。
13日付の英ガーディアン紙によるとフィリップス氏の親族は、木に縛られた遺体2体が見つかったとブラジルの外交官から聞いたという。ブラジル当局や捜索隊による確認は取れていない。
当局は12日、小川で2人の所持品を回収したと発表していた。
消防隊員のアモリン氏
「親族によると彼のバックパックには靴下、シャツ、下着やパソコンを含む仕事道具など、すべての持ち物が入っていた」
両氏が行方不明となったとの報道は世界的に反響を呼んだ。人権団体、環境保護団体、報道の自由を訴える人々は、ブラジルのボルソナロ大統領に捜索強化を要請している。
この地域には、世界で最も多くの未接触部族がいる一方、違法な取引や伐採、採掘、狩猟が行われている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/07daff02f65675699a4273a38964a437d6f7ca3e

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藤岡弘、「究極のサバイバルの極致に私の心は酔いしれた」 「ゴールデンカムイ」最新30巻に熱血コメント...作者感激「幸せです」

2022-06-15 | アイヌ民族関連

JCASTニュース6/14(火) 19:14配信
 連載が終了した人気漫画「ゴールデンカムイ」の原作者で漫画家の野田サトルさんが、俳優の藤岡弘、さん(76)から最新30巻の推薦文を書いてもらったと、ツイッターで感謝の思いをつづった。
「全話読んでからコメントいたします」。野田さんは2022年6月14日、藤岡さんからこう伝えられたとツイートし、「律儀で誠実な対応」だったと振り返った。
■「愛、夢、極限を生きて生きて生き抜く!! 」
 ゴールデンカムイは、明治末期の北海道や樺太を舞台に、日露戦争から帰還した杉元佐一とアイヌの少女が、敵と戦いながらアイヌが残した金塊を探し求めていくという冒険活劇だ。
 週刊ヤングジャンプ(集英社)で14年8月に連載がスタートし、22年4月28日発売号まで8年にわたって支持を集め続け、アイヌ文化を広めるのにも一役買った。単行本はこれまで29巻が発行され、累計で発行部数は1900万部を超えている。作品は、アニメ化されたほか、実写映画化も発表されている。
 野田さんのツイートによると、藤岡さんは、野田さんに依頼されて、次のような冒頭で始まる30巻の帯コメントを寄せた。
「時代と運命に翻弄され深く重い過去、『傷』を背負った野望と欲望渦巻く、すさまじき野獣の群れ。愛、夢、極限を生きて生きて生き抜く!!  そこに隠された秘めたる真実とは...」
藤岡弘、の推薦文に作者が感謝「幸せです」
 最後に、「究極のサバイバルの極致に私の心は酔いしれた」と明かし、「合掌、藤岡弘、」と結んでいる。帯では、「次巻、堂々完結!! 」とアピールしていた。
 藤岡さんのコメントについて、野田さんは、「このような熱い推薦文を頂けて野田サトル、幸せです」とツイッターで感謝の意を示していた。30巻の単行本は、6月17日に発売される予定だ。
 ファンからのリプライでは、「なんだこの表紙は... ハードボイルドの塊」「言葉の重みがすごすぎ笑」「ヒーローと時空を超えた共演ですね」といったエールが次々に寄せられている。
(J-CASTニュース編集部 野口博之)
https://news.yahoo.co.jp/articles/3d27a312abe60c3dc9e8748f30fd6a30c09e21f9


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