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先住民族関連ニュース

先住民族関連のニュース

【アイヌに学ぶ北海道の歴史/『カラー版 1時間でわかるアイヌの文化と歴史』】

2020-06-24 | アイヌ民族関連
建設通信新聞 2020-06-24 

読書 おすすめの一冊・北海道建設業協会労務部長 井之口淳治
 アイヌの人たちは日本列島北部周辺、とりわけ北海道の先住民族です。本書は、口承文芸である「ユカ 」や飼育したクマを神の国へ送る「イオマンテ」など、自然と共生しながら築いてきた彼らの独自の生活文化について解説するものですが、狩猟採集の民と一般的に思われていたアイヌの人たちが、海路を通じて多くの人々と交わる交易の民であったことも本書を通じてわかります。
 また、後半では、彼らを育んできた大地・北海道の歴史について解説していますが、縄文時代の後は続縄文時代となり弥生時代がないなど、北海道は本州とは異なる独自の歴史をアイヌの人たちとともに歩んできたこともわかります。
 各地の博物館等に所蔵されている文化財の写真もビジュアルに取り入れ、日本列島の持つ多様性と可能性に思いを巡らすことができる本です。巻末には、アイヌ文化を学べる博物館として、北海道白老町の「ウポポイ(民族共生象徴空間)」も取り上げられています。新型コロナウイルスの影響で開業は遅れていますが、この本をきっかけに、アイヌ文化を身近に感じ楽しい体験もできる「ウポポイ」にも足を運んで頂ければと思います。
  (宝島社新書 1200円+税)
https://www.kensetsunews.com/archives/465472

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先住民タオ族の集落で豊年祭 10年ぶり 観光客「美し過ぎる」/台湾

2020-06-24 | 先住民族関連
中央フォーカス台湾 2020/06/23 17:43

豊年祭で踊りを披露するタオ族の男女=紅頭社区発展協会提供
(台東中央社)台湾原住民(先住民)タオ族が暮らす東部・台東県の離島、蘭嶼の集落「紅頭」で22日、豊年祭が行われた。同集落で豊年祭が行われるのは10年ぶり。伝統的な歌や踊りが深夜まで繰り広げられ、運良く祭りを見ることができたという観光客は「涙が出そう。美し過ぎる」と感動して祭りに見入った。
祭りを主催した紅頭社区発展協会の周永暉氏らによれば、豊年祭はタオ族が行うトビウオ漁(2~6月)を締めくくる重要な祭典。毎年6月ごろに行われ、歌と踊りで収穫をもたらす神々に感謝をささげ、健康や集落の平和を祈る。頻繁に行うと悪運を招くと信じられており、開催は不定期。本来は家族単位で行うもので、集落単位の大規模な祭典は、伝統文化の伝承を目的として近年催されるようになったという。今回は2018年に開催が決まり、昨年年11月ごろから整地やアワの種まき、収穫、貯蔵など、念入りな準備が進められていた。
22日は、古い調べを吟じる長老の声で祭りが開幕。女性が髪を上下に振って踊る「頭髪舞」や男性がきねを手にして踊る「搗小米(アワつき)舞」、客をもてなす「迎賓舞」などが次々と披露された。 (盧太城/編集:塚越西穂)
http://japan.cna.com.tw/news/atra/202006230008.aspx

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女子心をくすぐられる!オアハカの民芸【カラフルでフォトジェニックな国、メキシコへの旅 vol.2】

2020-06-24 | 先住民族関連
楽天 Woman 2020年6月23日 15時30分
ヨーロッパを中心としたシューズセレクトショップ《WASH(ウォッシュ)》から「whoop’-de-d...
メキシコシティから南へ車で約6.5時間、飛行機なら約1時間のところにある街、オアハカ。メキシコで先住民族の割合は約4割で、その文化が色濃く残っているため、織物、陶器、刺繍などそれぞれの地方に伝わる個性豊かな民芸品がたくさん見つかります。
世界遺産にも登録された歴史地区もあるオアハカ。カラフルな街並みは、あちこち写真を撮りたくなります。
そんなオアハカでまず行きたいのがメルカド(市場)。大小さまざまなメルカドが10以上あり、オアハカでの暮らしが垣間見られます。日本でも人気のかごバッグをはじめ、民族衣装、花、食品まで揃い、いくら時間があっても足りないほど。
所狭しと店が並び、まるで迷路のようなベニート・ファレス市場。かわいいものがたくさんあって、目移りしてしまいます。
「さけるチーズ」の元にもなったオアハカ名物のチーズ「ケシージョ」(写真上)のほか、バッタやイモムシなどの昆虫(写真下)まで、多様な食文化を感じます。
街には伝統的な民芸品が揃うお店から、洗練されたショップもたくさん。多少値が張るといっても、日本で買うよりもお買い得。ついつい財布の紐が緩みます。
お面や置物などの、現代アートも見つかる「AMATE BOOKS」。
洗練されたセレクトショップ「Lanii」。子ども服や陶芸なども見つかります。
民芸品の品揃えは、オアハカ随一の「Huizache(ウィサッチェ)」。
街の中でも十分買い物が楽しめますが、少し足を伸ばしてオアハカ周辺の先住民の村にある工房を巡りました。まず訪れたのは、オコトラン・デ・モロレス村で人形を作るアギラール工房。
オアハカの民芸を紹介する写真集にも紹介され、アメリカでも有名に。私は動物モチーフの土鈴など、いくつか購入。
周辺で取れる土で粘土を作り、アクリル絵の具でカラフルに色付け。動物やガイコツのユーモラスなものや、メキシコを代表するアーティスト、フリーダ・カーロなどをモチーフにしたものなどもあり、お祭りや行事などに飾られるそう。
次に向かったのは、サント・トマス・ハリエサ村。ここにある市場では、ベルトを腰に巻き、縦糸を引っ張りながら織っていく、昔ながらの「腰織り」で作られた手工芸品がみられます。
代々受け継がれる腰織りは、なんと4歳から始めるそう。
昔はベルトだけでしたが、現在はバッグやポーチなど、さまざまな手工芸品を販売。各ブースの品揃えはほとんど同じなのですが、店頭に立つおばあさんがそれぞれ手作りしたもので、それぞれに味わいがあります。
最後に向かったのは、アレブリヘ(木彫りの動物)を作るサン・マルティン・ティルカヘテ村で、100人以上の職人が働く工房。次の世代につなげるため、小学生から大学生まで、無償で技術を教える学校にもなっているそう。
ちなみにここで働くこの女性は、映画『リメンバー・ミー』に登場するおばあちゃんのモデルになった人。なんとなく似ているかも。

アレブリヘは想像上の動物。先住民族であるサポテコ族の暦に登場する、20の動物のなかから守護動物が生年月日によって2種類いると言われ、ヘビとカメレオン、うさぎとかめのように、それぞれを組み合わせることで不思議な動物になります。黒、マロン色、黄色を基本に、色を混ぜ合わせて、鮮やかな色を作り、アレブリヘに模様を描いていきます。
自然の素材を生かして作られる丁寧な手仕事や色使いのかわいさに、すっかり魅了されましたが、何より印象に残ったのはそれらが暮らしのなかに溶け込んでいる風景でした。
ホテルのキッチンで見たカラフルなタイルとお皿、訪れたレストランの花柄のお皿やゴミ箱として使われているかご、店先に干されているラグ、そして働く人たちが身につけている民族衣装。
メキシコの人ならではの色使いとセンスに刺激を受け、そのエッセンスを少しでも自分の暮らしにも取り入れたいなと思いました。
取材協力:アエロメヒコ航空 https://aeromexico.jp
PASELA/メキシコ観光 https://pasela.mexicokanko.co.jp
text・photo:赤木真弓
フリーランスの編集・ライター。暮らしまわりの雑誌や書籍などで執筆をするほか、旅好きライターユニットauk(オーク)としても活動している。著書に『ラトビア・エストニア・リトアニアに伝わる温かな手仕事』、『好きを追求する自分らしい旅の作り方』(ともに誠文堂新光社)、『オランダ・ショート・トリップ』、『ブリュッセル クラシックな街歩き』(産業編集センター)ほか。greenpoint books & thingsとして、イベントなどで古書の販売もしている。
赤木真弓の著書はこちら
https://news.infoseek.co.jp/article/fudge_71195/

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NY博物館、元大統領の像を撤去 「差別的」と批判

2020-06-24 | 先住民族関連
NIKKEI 2020/6/23 2:27
【ニューヨーク=吉田圭織】ニューヨーク市の自然史博物館の入り口にあるセオドア・ルーズベルト元米大統領の像が撤去されることが22日までに分かった。馬に乗ったルーズベルト氏の両側に黒人と先住民族の男性が付き従っているデザインで、人種差別的だとの批判を受けていた。

セオドア・ルーズベルト元大統領の像は人種差別的として批判されていた(6月、ニューヨーク)=ロイター
同市のデブラシオ市長は22日、記者会見で「白人が有色人種の人より優れていると表すようで許せない」と批判し、像の撤去を求める博物館の要請を受け入れると明らかにした。
博物館は21日、ウェブサイトで「像の撤去は包括的な社会の構築に向けて進歩していることを象徴する」と説明し、像を所有する市に撤去を求めた。像の撤去を巡っては2017年から議論が繰り返されており、19年には像の歴史と人種差別的なデザインに焦点を当てる展示を開いた。
一方、トランプ米大統領は22日、撤去について「ばかげている。やめろ!」とツイッターで反発した。
米国では中西部ミネソタ州で白人警官による黒人男性暴行死を受けて、人種差別問題の解消を求めて抗議するデモが各地で続いている。最近ではかつての奴隷制度や黒人差別を容認していたとされる人物の像や記念碑の撤去を呼びかける動きが広がっている。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO60665310T20C20A6000000/

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“人種差別的”NYのルーズベルト像撤去へ

2020-06-24 | 先住民族関連
日テレNEWS24 2020年6月23日 10時54分

人種差別の是正を求める抗議デモが続く中、アメリカ・ニューヨークにあるセオドア・ルーズベルト元大統領の像が撤去されることになりました。
撤去が決まったのは、ニューヨークの自然史博物館の入り口にあるセオドア・ルーズベルト元大統領の像です。馬に乗ったルーズベルト氏が、黒人男性と先住民族の男性を両脇に従えるようなデザインで、かねて「人種差別的だ」との批判の声が出ていました。
ニューヨークのデブラシオ市長は22日、「白人が有色人種よりも優れていると表していて許されない」と述べ、撤去を容認すると明らかにしました。ルーズベルト氏の子孫も、撤去に同意しているということです。
一方、トランプ大統領は「ばかげている、やめろ!」と反対するツイートを投稿しています。
https://news.livedoor.com/article/detail/18459946/

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知ればオーストラリア雑学王【2】 〜世界最古!アボリジナル文化を体験しよう〜

2020-06-24 | 先住民族関連
excite.co.jp 2020年6月23日 07:30
突然ですが、地球上で最も古い文化を持つ民族は何かご存じでしょうか?正解は「オーストラリア先住民・アボリジナル」です。ピラミッドやストーンヘンジよりもはるか彼方から存在し、さらに驚くべきは今もなお現存し続けているということ。そんな奥深き彼らの文化に触れるとともに、おすすめ体験スポットをご紹介します。

オーストラリア先住民とは
世界で最も古い生活文化を形成したアボリジナルの人々。少なくとも6万年以上前に、オーストラリア大陸に到着したと言われています。自然を敬い、自然と調和して生きる狩猟民族で、部族の数は500以上にものぼります。「ドリームタイム」という天地創造の神話を持ち、精霊が自然界のすべてを創造したと信じる彼ら。ちなみに「アボリジニ」という呼名でご存じの方も多いかもしれませんが、こちらは差別的な響きが強いため、現在はあまり使われることはありません。
アボリジナル文化
文字を持たない彼らは、絵画・音楽・ダンスなど、芸術を通してその文化を後世に継承してきました。アボリジナル文化を体験するなら、ケアンズにある「ジャプカイ・アボリジナル・カルチャーパーク」がおすすめ。ディナーショーやワークショップなど、参加しながら楽しく学べるテーマパークです。
絵画
アボリジナルアートを代表するスタイルは大きく分けて2種類。「ドットペインティング」と呼ばれる点描画と、幾何学的なデザインの「クロスハッチング」。それぞれの模様には意味があり、自然をモチーフにした作品が多いです。
彼らの音楽でよく用いられる楽器が「ディジュリドゥー」。笛の一種で、1~1.5m程のユーカリの木で作られています。「ブォーン」という迫力ある低音が、アボリジナル・ミュージック独特の世界観を生み出します。
ダンス
体中にボディーペインティングを施した男性たちが、狩りの様子を表現したり、動物の動きを真似するなど・・・ダンスから彼らの生活を知ることができ、とても興味深いですね。
「ウルル / エアーズロック」
アボリジナル・スピリッツを感じるなら、ぜひ訪れていただきたいのがこちら。古来よりこの地に住む彼らから「ウルル」と呼ばれ、聖地として崇められてきた場所です。映画「世界の中心で、愛をさけぶ」の舞台にもなり、ご存じの方も多いのではないでしょうか?世界で二番目に大きいこの一枚岩は世界遺産にも登録されており、見る者全てを圧倒します。
ちなみにイギリス人探検家によってつけられた「エアーズロック」も正式名称ですが、近年はアボリジナルへの敬意を込めて、「ウルル」と呼ばれることが多いようです。
知られざるオージートリビアをお届けするこのシリーズ、第二弾は神秘的なアボリジナル文化をご紹介しました。オーストラリアにお越しの際はぜひ、体験してみてください。
【情報提供:オーストラリア政府観光局】
【参照】
8 interesting facts about Aboriginal and Torres Strait Islanders
https://www.worldvision.com.au/global-issues/work-we-do/supporting-indigenous-australia/8-interesting-facts-about-indigenous-australia
Why saying ‘Aborigine’ isn’t OK
https://www.amnesty.org/en/latest/campaigns/2015/08/why-saying-aborigine-isnt-ok-8-facts-about-indigenous-people-in-australia/
[All photos by Shutterstock.com]Please do not use the photos without permission.
https://www.excite.co.jp/news/article/Tabizine_344626/

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カエターノ・ヴェローゾ、自宅で撮影した新たなパフォーマンス映像を公開

2020-06-24 | 先住民族関連
amass.jp 2020/06/23 16:13掲載

Caetano Veloso
カエターノ・ヴェローゾ(Caetano Veloso)は、自宅で撮影した新たなパフォーマンス映像を公開。新型コロナウイルス感染症や森林破壊と闘う先住民族を支援するイベント<#SOSRainforestlive>のために行ったパフォーマンスです
ライヴ映像(セッション/TVパフォーマンス含む) カエターノ・ヴェローゾ
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カエターノ・ヴェローゾ、クラリネット奏者とのコラボアルバムをリリース、全曲リスニング可
カエターノ・ヴェローゾ、ブラジルのチャリティー番組『Crianca Esperanca』でパフォーマンスを披露
カエターノ・ヴェローゾ&息子たち 「Baby」のライヴ映像公開
カエターノ・ヴェローゾ&息子達 <Lollapalooza Chile 2019>のライヴ映像40分がネットに
デヴィッド・バーン『Grown Backwards』 初アナログ盤化決定、カエターノ・ヴェローゾ共演曲ほかを追加収録
カエターノ・ヴェローゾの新ドキュメンタリー『Narciso em Férias』 ティーザー映像公開
カエターノ・ヴェローゾ&息子達のライヴ作品『Ofertório (Ao Vivo)』 ライヴ映像28曲がYouTubeでフル公開
カエターノ・ヴェローゾ&息子達のライヴ作品『Ofertório (Ao Vivo)』から「Reconvexo」のライヴ映像公開
カエターノ・ヴェローゾ&息子達のライヴ作品『Ofertório (Ao Vivo)』 Spotifyで全曲リスニング可
カエターノ・ヴェローゾと3人の息子達 「O Seu Amor (Ao Vivo)」のパフォーマンス映像を公開
カエターノ・ヴェローゾと3人の息子達 新シングル「O Seu Amor (Ao Vivo)」をリリース
カエターノ・ヴェローゾと3人の息子達 「Um Canto De Afoxé Para O Bloco Do Ilê」のライヴ映像を公開
カエターノ・ヴェローゾが新音源「Los Quereres」を公開
http://amass.jp/136007/

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瀬戸内で集めた「生きている百の物語」。飯山由貴の個展がWAITINGROOMで開催

2020-06-24 | アイヌ民族関連
美術手帳 6/24(水) 6:03配信
 東京・江戸川橋のWAITINGROOMで、飯山由貴の個展「生きている百の物語」が開催される。会期は7月11日~8月16日。
 飯山は1988年生まれ、2013年東京藝術大学大学院美術研究科油画専攻を修了。他者の制作した記録物や話された言葉を起点に、個人と社会/歴史の関係を考察し、その過程で汲み上げられていくドキュメンタリーと作家自身が見る世界の交差点を表現してきた。
 本展では、2016年に瀬戸内国際芸術祭で発表した《生きている百物語》をギャラリー内に再構成。瀬戸内の島々に住む人に「これまでに不思議な体験や変なできごとはありましたか?」と問いかけて集めた話が書かれた66のパネルと、デュアルスクリーンの映像によるインスタレーションが展示される。
 映像のなかでは、ある男性が20年以上行なっているある行為の経緯と、それについての感情にフォーカス。またもうひとつのスクリーンでは、アイヌの神話「猫の神様になった少年の語り」などを、直島や向島で撮影した映像や、地元の人が作成した新聞記事のスクラップブックの映像に重ねている。
 飯山はヨコハマトリエンナーレ2020 「AFTERGLOW-光の破片をつかまえる」
(7月17日~10月11日)にも参加予定。同時開催として企画された本展とあわせて足を運びたい。
https://news.yahoo.co.jp/articles/999e93202551c58e9f072c582973e30890302ea3

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コロナ後の世界がどうなるかを反人種差別運動から読み解く

2020-06-24 | 先住民族関連
ヤフーニュース6/24(水) 0:17 (有料記事)田中良紹 | ジャーナリスト
フーテン老人世直し録(519)
水無月某日
 新型コロナウイルスの蔓延で、欧米では都市封鎖が相次ぎ、街から人の姿が消えたと思っていたら、今度は黒人男性が白人警察官に殺された米国の事件によって、人種差別に対する怒りのデモが世界中に広がった。
 世界の街頭には黒人だけでなく多くの白人も参加して抗議の声を上げ、歴史上の英雄とされた人物の銅像が攻撃の対象にされた。米国では南北戦争で南軍の司令官を務めたリー将軍や、第26代大統領のセオドア・ルーズベルトの銅像が撤去され、英国では第二次大戦の英雄チャーチル元首相の銅像に「差別主義者」と落書きされ、また17世紀の奴隷商人の銅像も台座から引きずり下ろされ踏みつけられた。
 前のブログで書いたが、1992年の米大統領選挙の年に、黒人に暴行を加えた白人警察官が無罪になったことに怒った黒人がロサンゼルスで暴動を起こし、動員された軍隊との間で6日間にわたる銃撃戦を展開したことがある。
 湾岸戦争の英雄で支持率が90%近くまであったブッシュ(父)大統領は、その年の大統領選挙で無名の田舎の州知事クリントンに敗れた。しかしその暴動はロサンゼルスだけで終わり、世界に反人種差別の運動が拡大することはなかった。
 それから28年後の今年はコロナの蔓延も早かったが、反人種差別運動の広がりも早い。そして歴史をさかのぼるなど本質に迫ろうとしている。なぜならその間に通信技術の進歩でグローバリズムの時代が始まり、ヒト、モノ、カネが世界を自由に動き回るようになったからだ。
 1992年の前例に倣えば、トランプ大統領の再選は厳しいと見るべきだろう。しかし欧米、とりわけ米国社会に残る白人至上主義が根強いのも事実である。これはフーテンの見方だが、キリスト教に裏付けられた信仰がそれを支えている。疑問を持つことを許さないのが信仰だから問題は容易に解決しない。
 しかも白人至上主義は世界中で追い詰められている。キリスト教社会が野蛮な異教徒と見た辺境の民の存在感が増し、欧州ではドイツのメルケルのように移民を受け入れ共生社会を作ろうとする動きもあるが、追い詰められ絶滅の危機を感じる白人至上主義はしぶとく生き残ろうと最後のあがきをする。それが米国では特に強い。
 コロナ後の世界をどう見るか。様々な観点から考察しなければならないが、今回は人種差別あるいは文化の観点から考えてみたい。コロナ後の世界はグローバリズムと自国第一主義がせめぎ合うというのがフーテンの見方だが、そこには必ずキリスト教に裏付けられた白人至上主義が絡んでくる。
 フーテンが初めて行った外国は英国のロンドンで時代は1972年だった。まだ日本人の海外旅行は一般的でなく、外貨の持ち出し制限もあった。テレビ取材のためだったが、それもまだ珍しい時代で、出発する時には部員全員が飛行場に見送りに来た。
 支局に手配をお願いしたホテルに行ってみると、我々の部屋は本館ではなく別館だった。別館の客は我々以外みなアラブ系で白人の姿を見ることはなかった。ところが朝食のために本館のレストランに行くと白人の客ばかり。白人と有色人種は部屋を別にされていることが分かった。これが最初の被差別体験である。
 80年代は日米貿易摩擦が激しかった。自動車産業を抱える選挙区の米議員たちは反日発言を繰り返す。最後は決まって「在日米軍撤退」を言って日本を脅すのが常套手段だった。その頃、米国務省で対日政策を担当していたロナルド・モース氏に「米国にとって理解不能の国が世界に3つある。それは北朝鮮、キューバ、日本」と言われた。
 冷戦時代で米国の敵はソ連と中国だと思っていたから驚いた。「ソ連と中国は理解可能なのか」と聞くと「そうだ」と言う。世界を隔てているのはイデオロギーではなく文化的価値観なのだ。それにしても北朝鮮と日本が似ている訳がないだろうと思ったが、米国から見れば同じに見えるのだろうと思い直した。
 言われてみると、ほとんどの家庭が大晦日に紅白歌合戦を見るとか、夏の暑い季節に高校野球に国民が熱狂するとか、朝のラジオ体操を日本中でやっているとか、米国人から見れば奇妙かもしれない。一方で日本に植民地支配された北朝鮮には天皇制と似たところがある。
 東西冷戦構造とかイデオロギーでしか日米関係を見てこなかったフーテンに、モース氏の言葉はもう一つの見方を提供してくれた。そのもう一つの見方で日米関係を見ると、違った構図が見えてくる。それは先住民を皆殺しにした米国の白人至上主義と日本との関係である。
この記事は有料です。
https://news.yahoo.co.jp/byline/tanakayoshitsugu/20200624-00184714/

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《ブラジル》【コラム】特別寄稿=「アメイジング・グレイス」の祈り=死んだら天国で黒人奴隷に詫たい=サンパウロ市ビラ・カロン在住 毛利律子

2020-06-24 | 先住民族関連
ニッケイ新聞6/23(火) 6:53配信
名曲に秘められた青年期の悲しい過ち
 思いがけない外出自粛の生活の中で、老いも若きも、パソコン、携帯電話などを使ったオンラインでの仕事や、SNS(ソーシャル・ネットワーキング)という手段でのつながりが一段と活発になった。ネット社会が育む新たな人間関係で、楽しめる娯楽になったと言えよう。
 遠く日本を離れ、高齢でブラジルに移住すると、なかなか新しい環境に馴染めず、さみしい思いをすることもあるが、思いがけない出会いもある。先日、あるきっかけで知り合ったサンパウロ市の勝谷ジュリアさんもその一人。ジュリアさんは深い思いやりの気持ちが伝わる、たくさんの動画、画像、情報を届けてくださり、いつも感謝しつつ楽しみに鑑賞しているところである。
 先日送られてきたビデオの一つに「アメイジング・グレイス」があった。世界的に有名な名曲の一つである。その曲を50カ国の人々が、それぞれの言葉で一節ずつをリレーして繋ぐというたいへん感動的な動画であった。
 この名曲を作詞したのは、18世紀のイギリスの宣教師である。詩が賛美歌として発表された当初、曲は無かった。しかし、すぐにアメリカ大陸に渡ったイギリス移民とともに、いろいろなメロディーで歌われるようになった。
 最終的に現在の曲に落ち着き、今ではアメリカを代表する曲となり、世界の名曲として歌い継がれている。一度聞いたら忘れられないほどの旋律の美しさは、どうやらアイルランド民謡の音律が影響しているらしい。
 それはペンタトニック・スケール(pentatonic scale)と呼ばれるもので、別名『5音音階』とも言い、日本の童謡や民謡、演歌、沖縄民謡の音階に通じているということである。哀愁と懐かしさを呼び起こす音階である。
作詞はイギリス人牧師   ジョン・ニュートン
 「アメイジング・グレイス」は、賛美歌、スピリチュアル・ソングとして200年以上も世界で愛唱されている。この歌詞の作者はジョン・ニュートン(John Newton, 1725-1807)。当時、ヨーロッパ列強はアジア貿易での利権獲得を目指して東インド会社を設立し、海上貿易での覇権争いに明け暮れていた。
 ジョンの父親は、イギリス東インド会社の地中海貿易に携わる貿易船の船長で、母親は息子ジョンを深く愛し、幼い頃から聖書や賛美歌などを読み聞かせる敬虔な信仰心の持ち主であったが、肺結核で30歳の若さで亡くなった。ジョンが6歳の時であった。父親はその後すぐにイタリア人の若い娘と再婚し、ジョンは寂しい幼少期を過ごした。
 後に彼が宣教師の道を選んだのは、母の宗教的情操教育が大きく影響したのは間違いないであろう。
 父親の仕事の関係から船乗りになるが、それは西アフリカでの黒人奴隷売買の奴隷貿易船であった。奴隷を運ぶ航海中に何度も荒れ狂う海で死にかけて奇跡的に助かった。だが、突然の重病に襲われたことがきっかけとなり、船乗りの仕事を辞める。
 その後、母国イギリスのオルニーの教区の牧師となり、毎週の礼拝のために書き始めた賛美歌集を、詩人ウィリアム・クーパーとともに編纂する。この「オルニー賛美歌集」は、1779年、ジョン牧師が54歳の時に発表された。
 その中の一つの詩が「アメイジング・グレイス」であった。若き日の悔恨と回心、神の慈悲を讃嘆するこの敬虔な歌詞は、その当時人気のあったメロディーに合わせて様々な形で歌われた。
 歌詞の冒頭にある「若き日の悔恨と回心」とは、アフリカ黒人を人間と見なさず奴隷として売買する仕事に関わり、大儲けをしたこと。そのような仕事を続けている中で、大嵐で遭難しかけたが辛うじて一命をとりとめた。その時、沈みかけた船の中から見上げた天空に一条の光が差していた。
 それを「驚くべき=アメイジング、神の慈悲=グレイス」と捉えた彼は、下船を決意する。牧師の職を得てからは、独学で勉強した語学を活かして、多くの書物を翻訳・作詞して、賛美歌集を作った。
 日々のミサの中で深く祈ったことは「死んだら、天国で黒人奴隷たちに何としても詫びをしたい」という懺悔であったという。
 この詩の影響は後のイギリスにおける奴隷制度廃止運動などに広がっていく。
 やがてこの歌は、イギリス移民とともにアメリカに渡り、わずか10年後の1789年には、ニューヨーク、フィラデルフィア、ニュージャージーへと、次々と広がっていく。
メロディーは、アイルランド人の民謡の影響か
 さて「アメイジング・グレイス」のメロディーの源流がどこの国のものかについては諸説ある。だが、この歌詞が巡り会うべくして出遭った曲は、スコットランド民謡の典型として知られるペンタトニック・スケール(pentatonic scale)に基づいてメロディーが構成されていることから、古いスコットランド民謡ではないかといわれている。
 ペンタトニック・スケール(pentatonic scale)とは、別名『5音音階』とも言い、1オクターブの間に音程が5つしかないスケールの総称だ。
 「ペンタ」はギリシャ語で数字の「5」を表し、スコットランド民謡の他、沖縄民謡もこのペンタトニック・スケールに基づいて構成されている。
 日本の唱歌『蛍の光』は、原曲のスコットランド民謡『オールド・ラング・ザイン(サイン)Auld Lang Syne』が典型的なペンタトニック・スケールに則ったメロディーである。
 ちなみに、このペンタトニック・スケールに対応する音階として、日本では「ヨナ抜き音階」がある。
 明治時代にヨーロッパから新しい七音階が導入されたとき、その七音階にはそれぞれ「ヒフミヨイムナ」というカタカナが当てはめられ、その第4音の「ヨ」と第7音の「ナ」にあたる音を抜いて作られたのが「ヨナ抜き音階」と呼ばれる音階である。
 それは、西洋の音階になかなか馴染めなかった当時の日本人にも受け入れられやすい音階として、数多くの民謡・童謡に採用されたという流れである。
 専門的な解説をもとにより分かり易く説明すると、「ド=ヒ、レ=フ、ミ=ミ、ファ=ヨ、ソ=イ、ラ=ム、シ=ナ」の7音階から、(ファ=ヨ)(シ=ナ)を抜た5音階のことである。
 日本の国家「君が代」もこの音階で編曲されている。因みに「君が代」は、10世紀初頭、日本最初の勅撰和歌集の『古今和歌集』にある「読人知らず」の和歌で、作詞者は世界で最も古い人物といわれる。
 その後1880年(明治13年)に宮内省雅楽課が旋律を改めて付け直し、それをドイツ人の音楽教師フランツ・エッケルトが西洋和声に編曲。1930年には国歌として定着した。世界で最も短い国歌である
 さらに、この『5音音階』で二番目のレと、6番目のラを抜いた「ニロ抜き長音階は、沖縄の伝統音階「琉球音階」になる。よく知られた歌には、BEGINの「島人ぬ宝」、浦島太郎(桐谷健太)の「海の声」などがある。
 このように、『5音音階』の「ヨナ抜き音階」の長音階の場合、西洋音楽の影響のない明治以前には、日本民謡東北の童歌「どんじょこ・ふなっこ(唱歌の「どじょっこ・ふなっこ」は別)や、木曾節、稗搗き節、田原坂などが該当する。
演歌は現在でも「ヨナ抜き音階が主流で、「北国の春」、「夢追い酒」や、氷川きよしの「箱根八里の半次郎」。
 また、「リンゴ追分」、「りんとう峠」、「達者でナ」、「津軽平野」などの民謡調演歌には、「ニロ抜き短音階の曲もある。[ウィキペディア参照]。
移民の心の拠り所として広がった歌
 「アメイジング・グレイス」がアメリカ大陸の移民の心の拠り所として広がった時代は、日本ではちょうど江戸時代から明治時代への大転換期に当たる。
 アメリカの歴史を学べば学ぶほど、この国が如何に複雑であるかを実感する。
 歴史の流れを大雑把に言及することは語弊を招く恐れがあるが、敢えて簡略に、この歌が広がったアメリカ建国当時を辿ってみる。
 アメリカ新大陸植民地始まりの時代に「新しい国づくり」をするために渡ってきたのは、イギリス本国からの移民であった。
 ヨーロッパの旧体制は、国王の治める絶対君主制封建制度であった。民衆はその圧政を革命して倒し、世界大戦などを通して王国は解体され、王政から共和制に移行した。
 そのような時代背景から逃れて新大陸を目指した人々は、新たな建国に当たり、国王という特別な権威を作らず、国民主権の国造りをした。参加した人々は、アングロサクソンの白人で占められ、すでに独自の文化、宗教、技術経験、技能学問を持った人々の寄り集まりであった。
 1776年、イギリス本国から独立し、主権在民の共和制、三権(立法・司法・行政)分立、連邦制を基本とするアメリカ合衆国憲法が制定され、アメリカ合衆国が誕生した。
 独立宣言ではイギリスの哲学者ジョン・ロックの提唱した理念が冒頭に掲げられた。それは、「すべての人間は生まれながらにして平等であり、その創造主によって、生命、自由、および幸福の追求を含む不可侵の権利を与えられている」という主旨である。
 白人によって建国されたアメリカでは当然「白人の論理」が優先されるが、経済的大発展の原動力となったのは、主にアフリカ人とその子孫(アフリカ系アメリカ人)、およびネイティブ・アメリカンの先住民族にも適用された「奴隷制度」の整備化であった(年季奉公労働者のプアーホワイト貧乏白人についてはここでは割愛する)。
 17世紀から19世紀にかけて、およそ1200万人のアフリカ黒人がアメリカ大陸に渡ったが、合衆国では1860年代の奴隷人口は400万人に達していた。
 アメリカは「自由平等、機会均等」の理念を掲げながら、大発展の富は黒人奴隷の労働の搾取によるという、二律背反を背負う国である。
 また、多様な人種を受け入れる「多様性」を重視して大国化したことが、同時に多くの利害因子が集まることになり、アメリカの多様性はより一層複雑になった。
 北部は、奴隷に頼らずとも機械文明の近代化による資本主義産業革命で大発展した。
 一方、南部の大規模綿花プランテーションの大農園主は北部に比べ、圧倒的多数の黒人奴隷を所有し、彼らを動産として働かさなければ、経済は成り立たなかった。農園主の貴族政治下での黒人奴隷の処遇は合法的に認められていて、それは過酷で非人間的なものであった。
 北部では、独立戦争の間にすでに奴隷制廃止に向けて動き始めた。建国時から、北部と南部は全く違うイデオロギーで対峙することになったのである。
歌の始まりは、日米の歴史の大転換期
 1800年初期から運動は国全体に広がるが、南部白人の強い反発との対立が深刻化し、アメリカは史上初めて、国内における最大最悪の南北戦争に突入する。国を分断した戦争は、北部が勝利し、制度としての奴隷制が終焉するが、黒人差別・人種差別問題は現在でなお混沌として解決から程遠い。
 多人種によって形成されているアメリカ大国が抱える「恥」の側面である。
 南北戦争は同じ国民同士が戦う悲惨極まるものであったが、戦時下では多くの名曲も生まれた。日本に影響した曲も多数あるが、その一つ、「タロウさん(ゴンべさん)の赤ちゃんが風邪ひいた・・・」の元歌は、北軍戦士の行軍曲で、奴隷制度廃止論者のジョン・ブラウンを称える「リパブリック讃歌」の替え歌である。「リパブリック讃歌」はアメリカの第二の国歌とも呼ばれて愛唱されている。
 「アメイジング・グレイス」は北軍の兵士達に支給された讃美歌集にも収録され、アメリカ北部に定着し、やがて全国に広がっていった。
 ブラジルの奴隷制度廃止運動も、ちょうどこの時期に高まり、1888年5月13日、僅か2条から成る全奴隷解放令にイザベラ皇女が署名し、ブラジルにおける黒人奴隷制度の無補償の即時廃止が実現した。
 日本でいえば、江戸徳川幕府末期に当たり、60歳のマシュー・ペリーが1853年と54年、二度に亘り黒塗りの蒸気外輪船で来航した。欧米の産業革命の長時間作業による燃料にクジラの油が使われたが、この需要を満たすために捕鯨が活発に行われ、長期航海用の補給拠点となる寄港地を日本に求めたのも、目的の一つであった。
 ペリーは、「アジアの他の国とは違う、日本は非常に民度の高い天皇の国家」と認め、その国との交渉を進めるにあたり、日本に関する出版物を徹底的に読み、情報を集めたという。
 結果的に、全十二か条に及ぶ日米和親条約(神奈川条約)が締結されて、3代将軍徳川家光以来200年以上続いてきた鎖国が解かれ、幕末動乱の後、1868年、明治天皇の王政復古が発せられ、即位と改元により明治政府が始まる。
 アメリカ東部のマサチューセッツ州、コンコードは独立戦争の主戦場の一つであるが、市の移民資料館にはペリー艦隊の船員たちの記録が納められている。
 その中に、日本周辺の海が荒れたときには「アメイジング・グレイス」を合唱して、心を落ち着けたという記述が遺されていた。
 新コロナ禍で多少不自由を経験しているが、歴史を振り返ると、今はたいへんに恵まれた時代であることを改めて痛感する。最近は、ポスト・コロナの社会の在り方についての様々な意見、提案が報道されているが、人間は忘れるし、すぐ順応できる動物である。
 新コロナウィルス騒動は、現代人に大切なことを訓(おし)えてくれた。それらを肝に銘じて忘れないことが大切ではないだろうか、と思っている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/4b8aa4da3b46268288a0d45225494a39ec264a5f

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