先住民族関連ニュース

先住民族関連のニュース

アイヌ民族遺骨、所有権を放棄へ せたな町

2020-06-10 | アイヌ民族関連
北海道新聞 06/10 05:00
 【せたな】檜山管内せたな町は、町内で見つかり札幌医大に寄託したアイヌ民族の遺骨3体について、同大の要請に基づき所有権などの権利を放棄する方針を固めた。11日開会の定例町議会に関連議案を提出し、可決される見込み。町によると、同大は町の放棄を受けて遺骨を胆振管内白老町の民族共生象徴空間(ウポポイ)内の慰霊施設に納める見通しという。
 町内では1967、79年にセタナイチャシ遺跡でアイヌ民族の遺骨3体が見つかり、町は調査研究資料として同大に寄託していた。町は定例町議会で関連議案が可決後、同大に権利放棄書を送付するという。
 同大は昨年11月、道や全道の市町村教委などから収集したアイヌ民族の遺骨のうち、返還の求めのあるものなどを除く大半をウポポイに納めた。(塩野洋)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/429139

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ウポポイ 国立博物館、初公開 白老

2020-06-10 | アイヌ民族関連
北海道新聞 06/10 07:17 更新
ウポポイの主要施設の一つで、初公開された国立アイヌ民族博物館の展示室(阿部裕貴撮影)
 【白老】新型コロナウイルスの感染拡大で開業が延期されている胆振管内白老町のアイヌ文化復興拠点「民族共生象徴空間(ウポポイ)」で9日に始まった町民向け内覧会では、中核施設の国立アイヌ民族博物館の展示室が初公開された。数百年前のものとされる外洋船「イタオマチプ」など約1万点を収蔵。アイヌ民族が解説文を執筆し、主語を「私たち」とするなど民族の視点で伝えることを意識した展示となっている。
 館内は、3階建てで延べ床面積約8600平方メートル。六つのテーマに分かれた常設展示室には、地域ごとの民族衣装や祭具のイナウなど約700点が並ぶ。解説文の執筆や音声の吹き込みには、道内外から10~70代の計15人が協力した。
 目玉の一つは、クマの霊を神の国に送る伝統儀式「イオマンテ(クマの霊送り)」で、樺太のアイヌ民族がクマをつなぐ祭具だ。道内の他地域のものより高い約5メートルのくいと、鮮やかな色彩の装飾具が特徴。北大アイヌ・先住民研究センターの北原モコットゥナシ准教授らがロシアに残る現物などを基に再現した。
 このほか、アイヌ民族で言語学者の故知里真志保がアイヌ語辞典編さんの過程で記した直筆の単語カードなど初公開の資料も。「私たちのしごと」の展示では伝統的な狩猟や漁業のほか、アイヌ民族としての意識や文化を受け継ぐ料理人や林業従事者ら、今を生きる人物の仕事も紹介する。
 ウポポイは4月24日に開業予定だったが、開業未定のまま延期されている。白老町などが主催した内覧会は開業への足がかりで、来場者の検温や人数制限などの感染防止策を講じた上で14日まで行われる。戸田安彦白老町長は「最終的には国が決定することだが、7月中の開業を目指してほしい」と述べた。
 ウポポイは博物館のほか、舞踊を披露するホールや、伝統的なコタン(集落)の再現エリアなどからなる国立民族共生公園などで構成。年間100万人の来場を目指す。(斉藤千絵)
※「イタオマチプ」のプは小さい字
 「北原モコットゥナシ」のシは小さい字
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/429117

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連だこでウポポイ応援 「札幌凧の会」田中さん制作

2020-06-10 | アイヌ民族関連
北海道新聞 06/10 05:00
 札幌市東区でたこ工房を営む「札幌凧(たこ)の会」代表の田中光夫さん(74)が、アイヌ文様をモチーフにした連だこ作りを進めている。
 胆振管内白老町のアイヌ文化復興拠点「民族共生象徴空間(ウポポイ)」の開業を盛り上げるために2月から制作を始めた。アイヌ文様をモチーフにした絵柄は初めて。
 縦と横各36センチのひし形で、不織布を赤やピンク、緑、青の4色に色付けして、シマフクロウの目をかたどった文様を白抜きにした。絵柄は田中さんがデザインし「カムイの連だこ」と名付けた。手作業で竹の骨組みに不織布を貼り、100枚のたこにひもを通す。完成すれば、全長100メートルの連だこになる。
 完成後は町内のふれあい広場で揚げる予定。ただ、新型コロナウイルス感染拡大の影響でウポポイの開業が延期となり、たこ揚げの日程は決まっていない。田中さんは「たこは縁起物。皆で明るい気持ちになれたら」と大空に揚げる日を心待ちにしている。(服部貴子)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/429077

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ウポポイ開業待ち遠しい 白老で町民向け内覧会

2020-06-10 | アイヌ民族関連
北海道新聞 06/09 14:27 更新
新型コロナ感染防止のため、屋外のステージで披露されたアイヌ民族の伝統舞踊=9日午前10時、白老町(阿部裕貴撮影)
 【白老】新型コロナウイルスの感染拡大で開業を延期している胆振管内白老町のアイヌ文化復興拠点「民族共生象徴空間(ウポポイ)」で9日、地元町民向けの内覧会が始まった。拠点内の主要施設の一つである国立アイヌ民族博物館の内部が完成後初めて公開され、初日は戸田安彦町長や町議ら約140人が訪れて、アイヌ民族の伝統舞踊などを見学した。
 内覧会は、ウポポイを管理するアイヌ民族文化財団(札幌)と白老町が主催。屋内の体験交流ホールで予定されていた伝統舞踊の公演は、感染防止のため、会場を屋外に変更した。この日は、昔の映像や音声資料を基に伝承活動に取り組む財団の職員らが3曲を披露。子鶴に飛び方を教える親鳥の様子を表現した「サルルンカムイリムセ(鶴の舞)」では、着物をヒラヒラと振る優雅な舞が観客を魅了した。
 アイヌ民族博物館は東北以北初の国立博物館で、言葉や仕事など六つのテーマで約1万点の資料を収蔵。職員らの案内で館内を見学した北海道アイヌ協会の加藤忠理事長は「やっと、ここまで来たという思い。充実した展示で、各地域のアイヌ民族の文化を伝えていきたい」と話した。戸田町長は「新型ウイルスが世界中で感染拡大する中、安全策を徹底した上で開業できることを楽しみにしたい」と期待した。
 ウポポイは新型ウイルスの感染拡大を受け、当初予定の4月24日開業を5月29日に延期し、さらに開業日を定めずに再延期した。町民向け内覧会は開業への機運を高めるのが狙いで、サーモグラフィーによる来場者の検温や人数制限などの感染予防策を講じて14日まで行う。
 ウポポイは博物館のほか、舞踊を披露する体験交流ホールや、伝統的なコタン(集落)の再現エリアなどからなる国立民族共生公園、大学などが保管していたアイヌ民族の遺骨を納めた慰霊施設などで構成。年間100万人の来場目標を掲げている。(斉藤千絵)
※「サルルンカムイリムセ」の後ろの「ム」は小さい字
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/428867

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アイヌ文化発信拠点「ウポポイ」が初公開 北海道 白老町

2020-06-10 | アイヌ民族関連
2020年6月9日 15時14分
新型コロナウイルスの影響で開業が延期されている北海道白老町のアイヌ文化の発信拠点「ウポポイ」の国立博物館が、町民向けの内覧会で初めて公開されました。
アイヌ文化の発信拠点「民族共生象徴空間」=愛称ウポポイは、新型コロナウイルスの影響で2度にわたって開業が延期されていて、9日、地元の人たちを対象にした内覧会が始まりました。
初公開された「国立アイヌ民族博物館」は北日本で初めての国立博物館で、アイヌの工芸品や資料などおよそ1万点が収蔵されています。
このうち、厚岸町で見つかったアイヌの人たちの木製の舟「イタオマチプ※」は全長およそ6メートルあり、江戸時代に海の漁などで使われていたとみられています。
また、屋外のステージでは、ユネスコの無形文化遺産にも登録されているアイヌの古式舞踊や「ムックリ」と呼ばれる楽器の演奏などが披露されました。
内覧会は、今月14日まで行われる予定で、正式にオープンする日程は、新型コロナウイルスの全国の感染状況など踏まえて政府が判断することにしています。
北海道アイヌ協会の加藤忠理事長は「『ようやくここまできたか』という思いです。ウポポイを拠点に、北海道各地に伝わるアイヌ文化を発信したいです」と話していました。
また、白老町の戸田安彦町長は「感染症対策が徹底されているので、安心して見学できました。正式な開業日程はまだ未定ですが、ウポポイを通じて国内外にアイヌ文化が発信されることを期待しています」と話していました。
※「プ」は小さい表記。
“ウポポイ”とは
「民族共生象徴空間」=愛称「ウポポイ」は、存立の危機にあるアイヌ文化を復興・発展させる拠点として、政府が北海道白老町におよそ200億円をかけて整備しました。
「ウポポイ」には、アイヌ語で「大勢で歌うこと」という意味があります。
ウポポイにある施設の1つ「国立アイヌ民族博物館」は、北日本で初めての国立博物館で、アイヌの人たちの工芸品や資料などおよそ1万点が所蔵され、アイヌの歴史、暮らし、仕事など6つのテーマに分けて展示されています。
展示物を紹介するパネルや館内の案内では、アイヌ語が優先的に使われています。
このほかウポポイでは、アイヌの古式舞踊などが披露されるホールや、アイヌ伝統の木彫りや刺しゅうを製作する工房、それに伝統的なアイヌの住居「チセ」などを見学することができます。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200609/k10012464071000.html

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北海道、ウポポイで地元向け内覧 国立アイヌ博物館など見学

2020-06-10 | アイヌ民族関連
東京新聞 2020年6月9日 11時46分 (共同通信)
 北海道白老町のアイヌ文化施設「民族共生象徴空間(ウポポイ)」で9日、町民や議会関係者など地元向けの内覧会が始まった。14日までの予定。約140人が5グループに分かれ、国立アイヌ民族博物館を見学したり、伝統舞踊を鑑賞したりした。
 内覧会は14日までの予定で、9日は町議や町関係団体の約50人が、湖に面した舞台で披露された「鶴の舞」や伝統楽器ムックリ(口琴)の演奏に拍手を送っていた。
 ウポポイは「先住民族アイヌ」がテーマの日本初の国立博物館や体験交流ホール、アイヌ民族の遺骨の慰霊施設などで構成。開業は新型コロナウイルスの感染拡大で2度にわたり延期されている。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/34370

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木彫講習や生活館改修 アイヌ施策推進計画を策定 苫小牧市

2020-06-10 | アイヌ民族関連
苫小牧民報 2020/6/9配信
 苫小牧市は、市民がアイヌ文化と接する機会を増やすための施策などを盛り込んだ5カ年のアイヌ施策推進地域計画(2020~24年度)を策定した。アイヌ民族が誇りを持って生活できる環境づくりを促す。計画初年度は市美術博物館への音声ガイダンス付きデ…
この続き:770文字
ここから先の閲覧は有料です。
https://www.tomamin.co.jp/article/news/main/21148/

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新型コロナで開業延期のアイヌ文化復興拠点”ウポポイ”町民向け内覧会始まる 開業時期なお検討続く

2020-06-10 | アイヌ民族関連
UHB6/9(火) 19:00配信

 新型コロナウイルスの影響で開業が延期されている北海道白老町のアイヌ文化復興拠点「ウポポイ」では、6月9日から町民向けの内覧会が始まっています。
 八木 隆太郎 アナウンサー:「きょうのお披露目会は湖の前で、アイヌの伝統的な踊りや楽器を披露して、開業への機運が高まります」
 6月9日から14日まで行われる民族共生象徴空間ウポポイの内覧会。町民限定ですが、一般に公開されるのはこれが初めてです。国立アイヌ民族博物館の展示品もお目見えしました。
 八木 隆太郎 アナウンサー:「二階の展示室には700点の展示物が並んでいます。近くで見ると歴史や文化が伝わってきます」
 アイヌの伝統的な工芸品や実際に使っていた貴重な道具など約700点が並んでいます。
 さらに新型コロナウイルス対策として、手で触れることのできるブースは一部運用を停止しています。
 内覧を終えた北海道白老町の戸田町長は…
 戸田安彦・白老町長:「北海道中のアイヌ民族の文化が展示されていますので、ここでいろいろなアイヌ文化があることを知って、自然との共生のアイヌ文化は表に出ていろいろな体験や語りも聞けますので、ウポポイを通じて日本の先住民族であるアイヌ民族を世界に発信していくと実感」
 地元が大きく期待を寄せるウポポイ…待ち望む開業は、新型コロナウイルスの感染状況を踏まえて検討されます。
https://news.yahoo.co.jp/articles/18cc852873b5534cf2f8b0bb38ff5360b38a3cd4


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アイヌ文化の拠点「ウポポイ」地元向け内覧会始まるも開業日は? 北海道白老町

2020-06-10 | アイヌ民族関連
HBC2020/06/09 15:43
 胆振の白老町にある、国の民族共生象徴空間=ウポポイ。9日から、地元の人限定の内覧会が始まりました。一方、開業日がなかなか決まらないことに、焦りの声も聞こえます。
 9日から白老町民限定で始まったウポポイの内覧会。お天気にも恵まれ、ポロト湖が一望できる雄大な景色が広がります。入口では、来場者の検温など新型コロナ対策も念入りに。
 メイン施設の国立アイヌ民族博物館に入ると、まず、壁に映る大きなアイヌ文様の映像が目を引きます。常設の展示室は1300平方メートル。展示物が公開されるのは初めてです。
 「アぺフチカムイ」=火の神様をかたどった作品のほか、アイヌの人たちの暮らしぶりや文化を伝える貴重な資料がそろっています。
 「ここまできたなという思いがすごく強く、お金には代えがたい大自然が魅力と思っています」(北海道アイヌ協会・加藤忠理事長)
 一方、ウポポイの開業日は、まだ、発表されていません。観光客の増加を心待ちにしていたマチでは、微妙な影も差し始めています。
 「町は、ウポポイの開業をにらみ、様々なPRイベントを予定していましたが、開催時期や内容など、修正を迫られています」(記者リポート)
 町の中心部に、去年4月オープンした、「ホステルhaku(はく)」。オーナーの菊地辰徳(きくち・たつのり)さんは、東京から移住し、念願だった店を構えました。
 「国でも100万人という来場者を目指していたので、ある程度期待をしていた」(「ホステルhaku」オーナー・菊地辰徳さん)
 新型コロナの大打撃に、開業日の2度の延期。ダブルの痛手を受けたといいます。
 「ウポポイがオープンするタイミングで、かなり予約も入っていた状況なので、入るはずの予約も入らなくなったのではないか。開業日が決まれば、少しはそこから本格的に稼働できてモチベーションにもなりますので早く知りたい」(「ホステルhaku」オーナー・菊地辰徳さん)
 「できれば7月中にはオープンしてもらいたいと思っています」(白老町・戸田安彦町長)
 感染防止対策を徹底して、内覧会を実現したことで、正式な開業へ弾みがつくのか…地元限定の内覧会は、今週末まで続きます。
https://news.goo.ne.jp/article/hbc/region/hbc-556a0a12a8f5d5c003f6bb752000c119.html

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たった2時間で世界一周!?愛知県「野外民族博物館 リトルワールド」の楽しみ方を紹介

2020-06-10 | アイヌ民族関連
Walkerplus2020/06/09 18:15
愛知県犬山市にある巨大テーマパーク型博物館「野外民族博物館 リトルワールド」。広大な敷地内に世界各国の建物が立ち並び、グルメや買い物なども楽しめる野外博物館だ。
※記事内で紹介している展示やアトラクション、イベント、施設等は、休止・中止または内容が変更になっている場合があります。ご注意ください。
■「野外民族博物館 リトルワールド」ってどんなところ?”世界”を気軽に体験できる野外博物館
23カ国32の建造物を移築・復元した「野外展示場」と、世界各地から集められた約6000点以上の民族資料を展示する「本館展示」で構成されており、世界のグルメを食べたり、民族衣装に着替えたりして、世界一周をしているような気分が味わえる。ゆっくりと歩けば約2時間、食事やイベントも楽しむなら丸一日過ごすことができるぞ。
■【見どころ1】9つのゾーンに別れた「野外展示場」
一番の見どころが世界の建造物を移築・復元した「野外展示場」だ。全部で9つのゾーンに分けられていて、円を描くようなコースに沿って配置されている。大まかに各ゾーンを紹介すると、ゾーンIは石垣島(沖縄)・アイヌ(北海道)・台湾の家屋を展示、ゾーンIIはアメリカ大陸の家屋を展示、ゾーンIIIはバリ島など島国の家屋を展示、ゾーンIVはヨーロッパの家屋を展示、ゾーンVは世界のテント、ゾーンVIはアフリカ大陸の家屋を展示、ゾーンVIIはネパールやインドなどの家屋、VIIIは韓国などの家屋を展示している。入り口から反時計回りに進めばゾーンIから順番に見学することができるぞ。
■【見どころ2】景観の美しさは園内No.1!?本格的な結婚式も挙げられる!
注目のゾーンや建造物をいくつか紹介したい。景観が美しいと評判なのが、ゾーンIVのヨーロッパの建造物を展示したエリアだ。ここにはドイツ バイエルン州の村、フランス アルザス地方の家、イタリア アルベロベッロの家の3つが展示されている。特にドイツ バイエルン州の村は必見。バイエルン州のガルミッシュ・パルテンキルヘン周辺にある村をモデルに復元したもので、2棟の民家や礼拝堂などがあり、「野外民族博物館 リトルワールド」の中でも一二を争うほどスケールが大きい。
ちなみにリトルワールドウェディングというサービスがあり、ここにあるバロック様式の礼拝堂で本格的な挙式を行うこともできる。特別感のある結婚式を考えている人は一度検討してみては。
■【見どころ3】タイの有名寺院から寄贈されたガネーシャ像がある
2019年3月にオープンした、ゾーンVIIにあるタイエリアは、願い事がある人なら必ず訪れたい場所だ。ここはタイで最強のパワースポットと言われる寺院「ワット・サマーン・ラッタナーラーム」から寄贈された、ピンクのガネーシャ像とカラフルなネズミの像が置かれている。
タイでは自分が生まれた日の曜日を大切にしていて、赤色や黄色などに色分けされた全7体のネズミ像は曜日を表している。自分の誕生日の曜日と同じ色のネズミ像の片耳をふさいで、もう片方の耳に願い事をつぶやくと、ヒンドゥー教の神様ガネーシャが高速で叶えてくれると言い伝えがある。生まれた日の曜日はタイエリアで調べることができるぞ。片思い中の人や仕事で成功したい人はぜひとも試してほしい。
■【見どころ4】民族衣装で気分はアップ!写真撮影のアドバイス!
「◯◯の国へ旅行に来ました〜!」と、遊び心あふれる写真が撮れるのが「野外民族博物館 リトルワールド」の魅力。本格的な写真を撮るためのポイントを、広報の日比野さんに教えてもらった。一つが民族衣装体験で、沖縄、中国、中南米、バリ島、ドイツ、フランス、イタリア、南アフリカ、インド、トルコ、タイ、韓国の全12店舗で各地域の民族衣装が用意されている。
「料金は税込400円〜で、種類やサイズが豊富にそろっているので、お気に入りの服を見つけてください。子供用の衣装もあり、特に人気なのがドイツの民族衣装試着体験ブースにあるメルヘン衣装です。着替えて撮影すれば気分も上がりますよ」
民族衣装体験は女性やカップルに大人気。いろいろな衣装に着替えて撮影を楽しもう。
そして、もう一つのポイントが写真を撮る際の構図。「他の国の建物が映り込まないように撮影すると、海外旅行に来たような雰囲気の写真が撮れますよ」と日比野さん。撮った写真をSNSにアップして「いいね!」をたくさんもらおう。
※新型コロナウイルス感染予防・拡散防止のため、営業再開後も民族衣装体験は休止になっている場合があります。事前にご確認ください。
■【回り方】何度でも乗車できる園内バスの乗車券を購入!
世界一周体験ができるとあって、歩いてみるととにかく広い!敷地面積が123万平方メートルもあり、日本のテーマパークの中で五指に入る広さとのこと。周遊路は約2.5キロあり、見学しながらグルメを食べたり写真を撮ったりして歩くと、1周歩くだけでくたくたになることも。
そこでぜひとも活用したいのが園内バスだ。入館ゲートを通って少し歩けば右手に園内バス乗り場および園内バス券売り場があるので、ここで乗車券を購入しよう。園内バスは1日乗り放題。料金は中学生以上税込500円、3歳以上税込300円で、バス停は主要展示場前を中心に全部で9カ所もあるので効率よく回ることができる。バスは10〜15分の間隔で走っているため、待ち時間のストレスがほとんどないのもうれしい。「あの場所に戻りたい〜!」という願いを簡単に叶えてくれるぞ。
もちろん、園内バスを使うにせよそうでないにせよ、歩きやすい服装と靴で向かうのがベター。
■【グルメ&お土産】常時11以上の国と地域のグルメが食べられる
世界各地の料理の食べ比べも楽しい。ドイツ、インドネシア、フランス、トルコなど、常時11以上の国と地域のグルメが食べられ、グルメフェスなどを開催している期間はさらに増えることもある。昼間からお酒を満喫したい人は、ドイツレストラン「ガストホフ バイエルン」へ。ドイツの生ビールやソーセージ盛り合わせなどが味わえる。
ちょっと珍しいグルメに挑戦したいなら「アフリカンプラザ」へ行こう。ここではワニの串焼きやラクダの串焼き、ダチョウの串焼きなどが味わえる。単品は各税込400円で、お得な3本セット(税込1000円)もある。ワニの骨からダシをとったワニラーメン(税込700円)は、まさにここでしか食べられない驚きグルメ!
お土産は入場ゲート近くにある「ミュージアムショップ」で購入を。手土産に便利な菓子や雑貨が豊富に揃う中、意外と人気なのが書籍コーナー。美しい風景が詰まった写真集や海外旅行の意欲をかき立てる本など、さまざまな書籍がそろっている。友達や恋人にプレゼントすればセンスのいいお土産として喜ばれそう。他にも各エリアに雑貨や菓子を販売する店が点在しているので、あちこち回ってみよう。
■【混雑情報】ナイター営業&花火のある夏休みは混雑
ちなみに毎年の混雑状況は、一番込み合うのがゴールデンウィーク(GW)で、続いては夏休み期間など。夏はナイター営業があり、花火も上がる。詳しいスケジュールは公式サイトで確認しよう。美しい芝桜が咲く春もおすすめだ。また、季節によっては海外のアーティストによるサーカスやグルメイベントなども開催している。こちらも公式サイトでチェックを。
■【アクセス】車がなくてもOK!名古屋駅や栄から高速バスで行ける
車でのアクセスは中央自動車道・小牧東ICを降りて、尾張パークウェイを経由し、今井ICから約10分。駐車場は約1200台も停められるので安心だ。駐車場の料金は1回税込900円。公共交通機関を利用する際は名鉄犬山駅よりバスで約20分。バスは片道税込500円となる。名古屋駅の名鉄バスセンターや栄(オアシス21)などから高速バスも出ている。名鉄バスセンター乗車なら野外民族博物館リトルワールドまで約60分、片道税込1010円となる。
入館料金は大人・大学生税込1800円、中学生・高校生税込1100円、小学生税込700円、3歳以上税込300円など。営業時間は9時30分〜17時(時期・季節によって変更あり)。定休日はメンテナンス休など。詳しくは公式サイトで確認しよう。
■【新型コロナウイルス感染予防対策】
・入館の際はゲートでのマスク着用をお願いします。
・発熱や風邪症状など体調がすぐれない方は来館をご遠慮ください。
・入館ゲートおよび館内の店舗にて、対面する場所にはシートを介在して対応します。
・施設各所にアルコール消毒液を設置しております。こまめなアルコール消毒や手洗いをお願いします。
・混雑状況により、入館制限および施設の利用制限を行う場合があります。
・スタッフの体調管理を適切に行い、感染予防に取り組んでいます。
取材・文=初野正和
※新型コロナウイルス(COVID-19)感染症拡大防止にご配慮のうえおでかけください。マスク着用、3密(密閉、密集、密接)回避、ソーシャルディスタンスの確保、咳エチケットの遵守を心がけましょう。
※記事内の価格は特に記載がない場合は税抜き表示です。商品・サービスによって軽減税率の対象となり、表示価格と異なる場合があります。
※2020年5月時点の情報です。
https://news.goo.ne.jp/article/walkerplus/region/walkerplus-1001857.html

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