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先住民族関連ニュース

先住民族関連のニュース

アポイ岳ジオパーク 世界認定の活用策探るフォーラム

2015-11-26 | アイヌ民族関連
北海道新聞 11/25 11:54

ジオパークの活用策を考えるフォーラムをPRするポスター
 【様似】 アポイ岳ジオパーク が「 世界ジオパーク 」に9月に認定されたことを記念し、町などは ジオパーク の活用策を考えるフォーラムを28日午後1時から、町中央公民館(大通1)で開く。
 「ジオパークによるまちづくり」がテーマ。第1部は日本ジオパーク委員会の委員で、首都大学東京の菊地俊夫教授が、ジオパークにある自然や文化、地方特有の食べ物を観光などに活用する地域振興策を提言。2011年に世界認定された高知県室戸市の室戸ジオパークの活動に携わった徳山大経済学部の柚洞一央(ゆほらかずひろ)准教授は、住民がガイドなどの活動に参加する意義を説明する。
 第2部では、様似に根付くアイヌ文化に関連し、札幌の音楽グループ「アイヌアートプロジェクト」がアイヌ民族の伝統音楽とロックを融合した楽曲を披露する。さらに様似中3年生は アポイ岳 の貴重な高山植物を種から育てて山に苗を植える「アポイドリームプロジェクト」について、様似小4年生はアイヌ民族の文化やアポイ岳について調べた成果を、それぞれ発表する。
 会場にはアポイ岳ジオパークのパネル展や、かんらん岩を使ったブレスレット作りなどの体験コーナーも設ける。町の担当者は「『世界』の冠を手に入れた意義は大きい。様似の町づくりを考えるきっかけにしたい」と話している。無料。問い合わせは同課(電)0146・36・2120へ。(五十地隆造)
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/area/doo/1-0205845.html

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日高西部の魅力発掘 観光推進協がモニターツアー

2015-11-26 | アイヌ民族関連
北海道新聞 11/24 11:21

コースターにアイヌ文様を彫り込む木彫に挑戦するツアー参加者
 【日高、平取】多彩な自然や文化とともに、住民との交流といった地域資源を楽しんでもらうエコツアーを日高西部でも定着させようと、初のモニターツアーが21~23日、日高町日高地区と平取町内で実施された。
 両町の観光協会でつくる日高西部広域観光推進協議会が、道観光振興機構の支援を受けて企画した。春―秋の観光期を終えた閑散期に体験型エコツアーを推進することで、一年を通じて都市部や道外からの訪問客を増やす狙い。こうしたモニターツアーを日高地区と平取町が共同で広域的に実施するのは初めて。
 雪道の運転に自信のない人も安心して参加できるよう、JRなど公共交通機関を使って訪問先近くに集まる「現地集合型」の日程で、札幌近郊を中心に十勝や千葉県からも、35歳から70歳までの10人が参加した。
 一行は、日高地区ではアラビアンホースの乗馬や地元産の材料を使った草木染、そば打ち、平取町ではアイヌ文様の木彫などを体験。乗馬を目当てに参加したという十勝管内芽室町の薬剤師、野田久美子さん(35)は「乗馬も楽しかったのですが、アイヌ文化がこんなに興味深いとはびっくりしました」と笑顔で話していた。(飯島秀明)
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/area/doo/1-0205413.html

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映画『虹蛇と眠る女』ニコール・キッドマン、25 年ぶりに母国オーストラリア映画に主演!!

2015-11-26 | 先住民族関連
CINEMA TOPICS ONLINE-(2015/11/24 21:20)

(c) 2014 SCREEN AUSTRALIA, SCREEN NSW AND PARKER PICTURES HOLDINGS PTY LTD
ニコール・キッドマンの最新主演作「ストレンジャーランド(原題)/Strangerland」が、『虹蛇と眠る女』の邦題で 2016 年 2月に日本公開されることが決定した。本作は 1990 年『ニコール・キッドマンの恋愛天国』(日本未公開)以来、ニコールが 25 年ぶりに母国オーストラリア映画に主演し話題となった作品。
新進女性監督キム・ファラントがメガホンを取り、2015 年 1 月に行われたサンダンス映画祭コンペティション部門でプレミア上映を果たした。物語は、砂漠地帯の小さな街に越してきた一家の子供たちの失踪事件に、先住民族アボリジニの間で語り継がれる神話“虹蛇の伝説”の謎が絡む、神秘的でエモーショナルな心理サスペンス。脚本に惚れ込みオーストラリア未開の地に乗り込んだニコール・キッドマンが、わが子の失踪に立ち向かうヒロインを心身ともに剥き出しの演技で体現し、衝撃的なヌードシーンを披露したことで大きな話題をさらった。共演は『恋におちたシェイクスピア』『ヘラクレス』のジョセフ・ファインズと、『マトリックス』『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズで知られるヒューゴ・ウィーヴィング。また、ファッションブランド MiuMiu(ミュウミュウ)の 2015 年秋冬キャンペーンモデルに抜擢された新星女優、マディソン・ブラウンがニコールの娘役でスクリーンデビューを飾り、早くも熱い注目を浴びている。
ニコールは本作への出演について「私はオーストラリア映画のサポーターなの。故郷に帰って、この業界で仕事を始めたばかりの人たちと映画が作れるのは大変名誉なこと。オーストラリアのスタッフにはパワーがあって、やる気があるし、能力があるし、とっても情熱的で、オーストラリアで映画を作るのは大好き。ここは私のホーム、出身地であり、ベースなのよ。」とコメントしている。
http://www.cinematopics.com/cinema/news/output.php?news_seq=28537

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先住民の女性デザイナー、伝統的織物の保存と伝承に取り組む/台湾

2015-11-26 | 先住民族関連
中央フォーカス台湾 2015/11/24 12:37

(台北 24日 中央社)台湾原住民(先住民)タロコ族の代表的な伝統文化として知られる織物。本来文字を持たないタロコ族の人々は、古くから伝統的な織物の図案によって民族の伝説や物語、精神を伝えてきた。だが、機織りの技術を持つ人は年々減少。そんな現状を受け、花蓮県秀林郷ではタロコ族のデザイナー、ユリ・タキさんが中心となって保存と伝承、普及に取り組んでいる。
台北で原住民を題材にした商品を数多く製作し、2003年には自身の名を冠したブランドを立ち上げたユリ・タキさん。創作活動の傍ら、地元の秀林郷に暮らす高齢者を訪ねたり、原住民関連の博物館らと協力して、タロコ族の織物に使われる図案についてデジタル技術を活用し記録、整理した。織物文化はほかの原住民にも残るが、タロコ族ならではの独自性を明確にできた。
2009年には生まれ故郷である秀林郷に工房を設置。秀林地区発展協会の理事長として、ベストやクッション、ハンドバッグなど伝統と現代的な概念を融合させた商品の製作に取り組む。地元の人々との交流も図り、織物の指導にあたるほか、各家庭で作られた作品を販売し、産業の振興にもつなげている。
近年では中国大陸からの観光客に人気で、中国大陸での販売も手がける。日本をはじめとする海外との交流にも積極的だ。ユリ・タキさんはタロコ族の人々が長年にわたって残してきた伝統文化をさらに多くの人に知ってもらいたいと意欲を示している。 (齊藤啓介)
http://japan.cna.com.tw/news/atra/201511240002.aspx


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北海道新幹線×日胆地域戦略会議 苫小牧市長ら8首長が宮城入り

2015-11-26 | アイヌ民族関連
苫小牧民報 (2015年 11/23)
 胆振、日高管内の全18市町と観光、経済団体などでつくる「北海道新幹線×nittan(日胆)地域戦略会議」(会長・岩倉博文苫小牧市長)は21~23日、仙台市内の勾当台(こうとうだい)公園で開かれている食と観光のイベント「函館・みなみ北海道グルメパークin仙台」に参加した。岩倉市長や戸田安彦白老町長ら8首長も現地入りし、来年3月の新幹線開業効果を見据え、日胆の食や観光をアピールするトップセールスを繰り広げた。
 イベントは、函館市や北斗市をはじめとする道南地域の自治体などでつくる実行委が主催。日胆戦略会議としては初めての参加で室蘭、登別、伊達、苫小牧の4市と白老、日高、新冠、様似4町がタッグを組んだ。
 苫小牧市の食品加工会社「農研百姓塾」と合同でブースを設け、道内産の骨付き豚肉やベーコンなど地元の加工品を販売し、観光パンフレットや登別温泉の入浴剤も配布。ステージでは首長8人が登壇してそれぞれ2分間で、まちの魅力を発信した。
 戸田町長はアイヌ語で「「イランカラプテ」(こんにちは)とあいさつし、2020年に開設する国立のアイヌ文化博物館(仮称)などを紹介。岩倉市長は「最近は工場などを観光資源に活用する『産業観光』に力を入れている。空港と港があり、交通アクセスも良い場所」などとアピールした。様似町の坂下一幸町長は世界ジオパークに認定された地元のアポイ岳に触れ、「世界一サマになっているまち、様似と覚えて」とユーモアを交えてPRした。
 白老町と仙台市、登別市と白石市がそれぞれ姉妹都市関係にあるなど、胆振と宮城県は縁が深く、今回はその人脈もフル活用。20日は岩倉市長ら5市町の首長で仙台市役所や宮城県庁、東北観光推進機構を表敬訪問し、日胆を売り込んだ。岩倉市長は「広域連携に驚いたようで、反応は上々だった」と話した。
 この他、21、22の両日は名取市のイオンモール名取で、北海道観光振興機構、ホクレンとタイアップした食のPRイベントを独自に開催。新冠町の米や伊達市のジャガイモなどの試食品とパンフレットを首長が手渡し、好評を得た。
 苫小牧市政策推進課の吉田帆南美さんは「現地での日胆地区の認知度は低い。特産品や観光地などの魅力を幅広く伝えられる広域連携の意義を再確認した」と話している。
http://www.tomamin.co.jp/20151132478

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映画『火の山のマリア』マヤ族の娘マリアの「生」の力強さを描くヒューマンドラマ日本公開決定!

2015-11-26 | 先住民族関連
CINEMA TOPICS ONLINE-(2015/11/23 20:10)

©LA CASA DE PRODUCCION y TU VAS VOIR-2015
グアテマラ史上初の米アカデミー賞へのエントリーを果たした傑作が誕生!
2015 年ベルリン国際映画祭で新たな才能が誕生した。初長編『火の山のマリア』が銀熊賞(アルフレッド・バウアー賞)に輝いたグアテマラ出身のハイロ・ブスタマンテ監督である。その世界的評価を受けて、『火の山のマリア』はグアテマラ史上初のアカデミー賞外国語映画賞へのエントリーを果たした。監督が題材として選んだのは、自身が幼少期を過ごしたマヤ文明の地で力強く生きる先住民たち。現地の人々を役者として起用し、グアテマラが抱える社会問題を取り入れながら、ドキュメンタリーのような臨場感を持つ力強い母娘の物語を作り上げた。監督が実際に取材して知り得た事実も含まれ、矛盾を孕むグアテマラの今が浮き上がってくる渾身の 1 作。
http://www.cinematopics.com/cinema/news/output.php?news_seq=28483

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海外発!Breaking News】「寄生虫」が不妊治療の救世主に? 米科学者。

2015-11-26 | 先住民族関連
Techinsight japan- 2015年11月23日 13:00 by Joy横手
インターネットで「妊娠」と「寄生虫」を一緒に検索すると、妊娠中に気を付けるべき危険な情報ばかりが飛び込んでくる。しかし寄生虫は諸刃の剣ということか、不妊症に苦悩する女性にとってはそれが救世主になるかもしれないとの論文が発表され、大きな注目を集めている。
「ある種の回虫(英名:roundworm 成熟卵を経口摂取することで最終的には小腸に寄生)を体に取り込んでいると、その女性の“妊娠力”がアップすることがわかりました。不妊の斬新な治療方法、つまり寄生虫を用いた新薬もいずれは登場するかもしれません。」
こんな興味深い報告を米科学誌『サイエンス(Science)』に寄せたのは、カリフォルニア大学サンタバーバラ校のアーロン・ブラックウェル博士とその研究チーム。ボリビアの女性986人について9年にわたり調査した結果、体内に寄生虫がいる女性の体は妊娠しやすい状況にあることが判明した。先住民族Tsimaneでは人口の約70%が寄生虫に感染しており、女性たちは平均9人の子供を出産、中でも感染者は平均よりさらに2人多く子供を産んでいることが分かったという。
世界の全人口の3分の1近くが感染していることを思えば、寄生虫は人類にとってなかなか友好的な存在なのかもしれない。とはいえ、寄生虫といういわば異物が体内にいる状態は妊婦にとって安全なのかと不安になる。これに関しては、「妊娠すると免疫系に変化が起きるのは胎児を異物とみなさないため。妊婦の免疫系は寄生虫ですらも胎児と同様に歓迎するでしょう」と説明された。
ブラックウェル博士は英『BBC』に、「可能性を探りながら今後もたくさんの研究を重ねる必要があります」と語るなど慎重な姿勢を見せた。しかし人工授精や不妊治療の専門家であるシェフィールド大学のアラン・ペイシー博士は、「奇抜な説ですね。女性たちに向かって“寄生虫を体に取り込んでみませんか”とはとても言いたくないです」と語りながらも、それが不妊治療の新たな救世主となり、最終的には新薬として登場することには非常に興味があるもようだ。
だが寄生虫とはいっても、鉤虫(=十二指腸虫 英名:hookworms 幼虫を経口摂取あるいは経皮感染。最終的には小腸に寄生)に感染している女性においては、子供の数が平均より3人少ないことが判明したとのこと。寄生虫と免疫の関係を専門に研究しているリック・マイゼルス博士は、「回虫が女性の妊娠に寄与するとは驚きで、これにより世界の人口が爆発的に増加するなどと思ってしまいがちです。でも鉤虫はまったく逆効果です。じわじわと免疫系を抑制させるためアレルギーが起きなくなるといわれますが、ヒトの体に鉄欠乏性貧血をもたらし、ワクチンを接種しても効果が薄いといった好ましくない影響が出ます」などと解説している。
http://japan.techinsight.jp/2015/11/yokote2015112218040.html

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阿波春秋:金田一京助 アイヌ語研究第一人者 54年に文化勲章受章 /徳島

2015-11-26 | アイヌ民族関連
毎日新聞 2015年11月22日 地方版

金田一京助が差し出した封書
 金田一京助(きんだいちきょうすけ)(1882〜1971年)言語学者、盛岡市出身。
 アイヌの金田一、金田一のアイヌと言われるアイヌ語研究の第一人者。
 昭和30年ごろ、私は徳島駅前にあった農業会館で彼の講演を聞いた。内容は忘れたが、小柄な人で熱心に話されたことは覚えている。
 「北の人」(1942年5月1日青磁社発行、B6判、本文301ページ。特製本50部限定、非売品)は、彼の随筆第一集である。この本は著者自ら発送しており、もちろん封筒も手書きである。
 彼ほどの人でも書名には迷ったようだ。はじめ「北島遍路」とし、やがて「盲詩人」で予告した。しかし、柳田国男に題箋を依頼すると「北の人」と書いてきたので、それを書名とした。
 金田一は07年、東京帝国大言語学科卒業。28年助教授となり、41年教授に昇進。国学院大教授も務めた。
 在学中からアイヌの言葉、文化、民俗の研究に没頭。代表作「アイヌ叙事詩ユーカラの研究」で学士院恩賜賞受賞、54年に文化勲章を受ける。
 同郷の石川啄木とも親交があった。和歌も上手で著書も多い。編者とする辞書も多い。子息の金田一春彦は言語学者として知られる。(徳島民俗学会会長・エッセイスト、湯浅良幸)
http://mainichi.jp/feature/news/20151122ddlk36070327000c.html

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アイヌ文化、工芸品で紹介 道立旭川美術館

2015-11-26 | アイヌ民族関連
北海道新聞 11/22 15:30

渦巻きのような模様を施した盆などが並び、アイヌ民族と木とのつながりを紹介する工芸品展(野沢俊介撮影)
 アイヌ工芸品展「木と生きる―アイヌのくらしと木の造形」(アイヌ文化振興・研究推進機構、道立旭川美術館、北海道新聞社主催)が19日、同館で始まった。木製の祭具、生活用品など木の造形447点が展示され、木とともに生きてきたアイヌ民族の文化や暮らしを伝えている。
 木を薄く削って房にした祭具、樹木の内皮の繊維で作った衣類、彫刻で模様を施した皿やたばこの箱などが並び、工芸品が使われている様子を撮影した写真も展示されている。 スマートフォン のケース、時計など現代作家による工芸や彫刻作品もあり、来場者の目を引いている。
 開幕セレモニーであいさつした推進機構の中村睦男理事長は「造形的な美しさとともに、背景にある精神文化も知ってほしい」と呼びかけた。
 来年1月24日まで。午前9時半~午後5時。年末年始(12月29日~1月3日)、月曜(祝日の場合は翌日)休館。一般820円、高校・大学生510円、小中学生300円。(石橋治佳)
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/area/dohoku/1-0204948.html

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アイヌ民族の貴重な資料ネット公開/釧路

2015-11-26 | アイヌ民族関連
釧路新聞 2015年11月22日
  市立釧路図書館に収蔵されていたアイヌ民族の暮らしを収録した「永久保秀二郎日誌」と「アイヌ語雑録」の翻刻データを、釧路が誇る文化遺産活用推進事業としてインターネットでの公開を記念する公開報告会が21日、釧路公立大学で開かれた。春採のアイヌ民族に温かい心を寄せていた永久保氏は1891年から33年間にわたって日誌を残し、全8分冊に及ぶ貴重な郷土資料は、1975年に釧路市有形文化財に指定されている。この日誌を「永久保秀二郎日誌を読む会」が全文を現代の人々にも読み解けるように翻刻し、2012年に出版。さらに永久保氏が記録した「アイヌ語雑録」も釧路出身で現在は札幌在住の中村一枝さんが20年の歳月を掛けて検証、まとめ上げた。
http://www.news-kushiro.jp/news/20151122/201511221.html

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寿都の佐藤家漁場、国史跡に 文化審が答申

2015-11-26 | アイヌ民族関連
北海道新聞 11/21 07:00、11/21 21:05 更新

ニシン漁で栄えた当時の漁場の様子を伝え、貴重な遺跡と評価された「旧歌棄佐藤家漁場」
 文化審議会(宮田亮平会長)は20日、「旧歌棄(うたすつ)佐藤家漁場」(後志管内寿都町)を新たに史跡に指定し、重要文化的景観の「アイヌの伝統と近代開拓による沙流川流域の文化的景観」(日高管内平取町)に沙流川支流の森林地帯を追加選定するよう、馳浩文部科学相に答申した。
 「旧歌棄佐藤家漁場」は明治時代にニシン漁で全盛を誇った佐藤家の漁業経営の拠点で、漁場の遺跡。木造2階建てで和洋折衷の主屋や、前浜にニシンを一時的に貯蔵する袋澗(ふくろま)などを残し、往時の漁場のたたずまいを伝える貴重な遺跡と評価された。
 沙流川流域は2007年、アイヌ民族の伝統文化と開拓期以降の農林業に基づく牧野風景が重なる景観が評価され、重要文化的景観に選定された。今回は沙流川支流のアベツ川流域にある、アイヌ民族の伝承や信仰の対象が多く残る森林地帯約3097ヘクタールを追加選定するように求めた。
 道外では、総理大臣を3度務めた近衛文麿の別邸である「荻外荘(てきがいそう)」(東京都杉並区)などを新規の史跡として登録するよう求めた。
 近く答申通りに 告示 され、史跡は1759件、名勝は398件、天然記念物は1021件になる。http://dd.hokkaido-np.co.jp/entertainment/culture/culture/1-0204464.html

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日藝生主催の第5回映画祭「ニッポン・マイノリティ映画祭」開催告知・ビジュアル解禁!

2015-11-26 | アイヌ民族関連
CINEMA TOPICS ONLINE-(2015/11/20 21:18)

―映画は彼らを見逃さない
日本大学藝術学部映画学科3年映像表現・理論コース 映画ビジネスゼミでは、12月19日(土)~25日(金)の一週間、ユーロスペースにて学生主催の映画祭「ニッポン・マイノリティ映画祭」を開催いたします。
今年で5回目となる日藝主催の映画祭。テーマ設定、企画から作品の選定・上映交渉・ゲスト交渉・チラシやパンフレットのデザイナー探しから制作、そして会場運営に至るまで、全て学生主導で行っています。
イントロダクション
今年で5回目を迎える日藝生企画・運営の映画祭。今回のテーマは“日本のマイノリティ”。 映画が次第に娯楽の中心になった20世紀は、世界的に人種や人権に対する意識改革の時代でもあった。しかし日本人の多くは、いまだに「単一民族」であるという認識のもとに生きている。しかしそれは幻想に過ぎない。この小さな島国にも各々に異なった事情を抱えた人々が今日も抑圧されたまま生きている。民主主義の名の下に声なき者の存在が黙殺されるこの国は、本当の意味で先進国と言えるのだろうか?
「目に見えないものを見せる」、それが映画の原初的な役割である。映画の生みの親リュミエール兄弟が世界中に派遣したカメラマンは、約120年前のアイヌ民族の姿を捉えていた(『リュミエール映画 日本篇』1897-99頃)。それから激動の時代のうねりの中で、映画作家たちはさまざまなマイノリティを映し出してきた。戦前を代表する巨匠・清水宏は『蜂の巣の子供たち』(1948)で戦争孤児の悲喜こもごもを詩情豊かに表現し、成瀬巳喜男はアイヌの兄妹の受難を描いた知られざる力作『コタンの口笛』(1959)を残した。また今村昌平は生涯、下層社会に生きる人々を力強く描いたが『神々の深き欲望』(1968)はその集大成ともいえる必見の大作である。『橋のない川 第一部』(1969)や『砂の器』(1974)は時代を経ても根強く残る被差別やハンセン病に対する迫害の歴史を重厚なドラマを通して伝えている。テレビドキュメンタリーで活躍した鬼才・木村栄文は、水俣病患者(『苦海浄土』1970)や障がいを持つ愛娘(『あいラブ優ちゃん』1976)にカメラを向けつづけた。同じくドキュメンタリー監督の姫田忠義がアイヌ民族の家づくりを撮影した貴重作『チセ・ア・カラ われらいえをつくる』(1974)は、リュミエール作品と比較してみると興味深い。また在日韓国人に対する偏見は現在の日本においてものっぴきならない話題であるが『異邦人の河』(1975)はその問題を題材とした先駆的作品である。『泥の河』(1981)は終戦後の貧困層の生活を少年の視点から活写した人間ドラマの傑作として名高い。『二十才の微熱』(1993)『ピュ~ぴる』(2011)は世界的に関心の高まるセクシャル・マイノリティの生き方を独自のタッチで生き生きと映し出しており、『A』(1998)は日本ではあまり取り上げられることのない宗教に対する差別的意識を鋭く我々に突きつける。また米軍基地建設に揺れる沖縄を日本が如何に冷遇してきたかということも忘れてはならない問題だ(『戦場ぬ止み』2015)。こうした日本におけるマイノリティを総括的に扱った熊井啓の『地の群れ』(1970)は、日本映画史上最大の問題作とされている。
本映画祭では日本におけるマイノリティと日本映画の歴史を照らし合わせながら、今日の、そして明日の日本を考えたい。国会前のデモにも見られるように、われわれ普通の学生の声が次第に高まりつつある今日だからこそ、目をつむり口をつぐむのではなく、まず現実を知ることから始めよう。
 各方面からコメントも頂いております!
差別と偏見。これはいつの時代にも、どこの國でも存在するものです。例えばアメリカ、差別はそこら中に転がっています。偏見も大ありです。でも、だからこそアメリカでは差別と偏見と真正面から向き合い、戦う姿勢がちゃんとあります。日本ではどうでしょうか?単一民族を装い、差別と偏見は見えません。でもあるのです!そこを考える映画祭にしてほしい!
―――鳥越俊太郎(ジャーナリスト)
声の大きな人をわざわざ映画で描く必要はない。そんなのはほっておいても十分に届く。それよりも耳を傾けなければ聞こえないような声、または声さえも出せない人を描くのが映画だと思う。マイノリティを直視しなければこの国は映せない。
―――松江哲明(映画監督)
↑今年のポスター、チラシ、パンフなどの宣伝デザインは、サイファ。の岡野登さんが担当して下さいました。学生の無謀なお願いを「おもしろそうだから」と引き受けて下さいました!
上映作品(製作年順・各作品2回上映)
『リュミエール映画 日本篇』(リュミエール兄弟/1897-99頃/29min)=映画生誕百周年版
『蜂の巣の子供たち』(清水宏/1948/84min/蜂の巣映画)
『コタンの口笛』(成瀬巳喜男/1959/126min/東宝)
『神々の深き欲望』(今村昌平/1968/175min/日活)
『地の群れ』(熊井啓/1970/127min/ATG)
『橋のない川 第一部』(今井正/1969/127min/ほるぷ映画)
『苦海浄土』『あいラブ優ちゃん』(木村栄文/1970,1976/49min,48min/RKB毎日放送)
『砂の器』(野村芳太郎/1974/143min/松竹)
『チセ・ア・カラ われらいえをつくる』(姫田忠義/1974/57min/民族文化映像研究所)
『異邦人の河』(李学仁/1975/115min/緑豆社)=東京国立近代美術館フィルムセンター所蔵プリントを上映予定
『泥の河』(小栗康平/1981/105min/木村プロダクション)
『二十才の微熱』(橋口亮輔/1993/114min/ぴあ=ポニーキャニオン)
『A』(森達也/1998/135min/安岡フィルム)
『ピュ~ぴる』(松永大司/2011/93min/マジックアワー)
『戦場ぬ止み』(三上智恵/2015/129min/シグロ)
《 「ニッポン・マイノリティ映画祭」 開催概要 》
■ 主催:    日本大学藝術学部映画学科3年 映像表現・理論コース映画ビジネスゼミ、ユーロスペース
■ 上映協力:  RKB毎日放送、神戸映画資料館、松竹、新日本映画社、綜映社、天遊、ディメンション
東京国立近代美術館フィルムセンター、東風、東宝、日活、PFF事務局、マジックアワー
      民族文化映像研究所、安岡フィルム
■ 会期:    12月19日(土)~25日(金)
■ 会場/一般のお問い合わせ: ユーロスペース(東京都渋谷区円山町1-5 KINOHAUS 3F Tel:03-3461-0211)
■ Web:     公式ホームページ:http://nippon-minority.com(準備中)
Twitter:@nichige_eigasai Facebook:https://www.facebook.com/nippon.minority
http://www.cinematopics.com/cinema/news/output.php?news_seq=28422

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■ 登別の銀のしずく記念館5周年、ガイドブック作製

2015-11-26 | アイヌ民族関連
室蘭民報 【2015年11月20日(金)朝刊】

ガイドブックをPRする知里森舎の横山理事長
 登別が育んだアイヌ少女・知里幸恵(1903~22年)の功績を伝えるNPO法人知里森舎(横山むつみ理事長)は、銀のしずく記念館(登別市登別本町)を紹介するガイドブック(非売品)を作製した。今年9月19日に開館5周年を迎えたのを記念し、幸恵を研究する専門家や大学教授の協力を得て刊行。英語の解説文を掲載し、史実に基づいた幸恵と知里家を知る資料として活用できる。写真や図表をふんだんに使用しているのも特徴だ。
 記念館に関する本格的なガイドブックが作られたのは初めて。発行には室蘭市出身の芥川賞作家、三浦清宏氏の浄財を活用し、英文解説は米国ベイツ大学教授のサラ・ストロング氏が携わった。
 館内には外国人来場者用の英語の解説がないため、ガイドブックでは「アイヌ神謡集」をはじめとする展示物や幸恵の生い立ち、業績などを英語の解説を付け詳細に伝えている。
 また、記念館周辺の自然風景、幸恵が幼少期に過ごした環境なども写真と一緒に掲載。小説家のジャンマリ・ギュスターブ・ル・クレジオさん=ノーベル文学賞受賞者=やノルウェーの平和学者、ヨハン・ガルトゥング博士らの色紙や、展示品目(全39種類)なども取り上げている。
 サイズはA4判で、一部カラー印刷の48ページ。千部発行し、道立文学館や東京など道内外のアイヌ関係者へ200部配布。販売はしないが記念館への寄付者に贈る。
 横山館長は「多くの支援者の方に協力をいただいた」と感謝。「来館が難しい人にもご覧いただくことで、館内の様子が分かるように構成することに努めた。手に取っていただき少しでも記念館と幸恵の魅力が伝われば」と期待を寄せている。問い合わせは知里森舎(電話0143・83局5666番)へ。
(粟田純樹)
http://www.muromin.mnw.jp/murominn-web/back/2015/11/20/20151120m_05.html

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ウラン採掘・原発…世界の核被害訴え 広島でフォーラム

2015-11-26 | 先住民族関連
朝日新聞 2015年11月20日11時56分
池上桃子、大隈崇

米国で核被害を訴えるペトゥーチ・ギルバートさん=本人提供
 原爆、核実験、ウラン採掘、原発事故……。「核」の被害を受けたと訴える人たちが21日、被爆地・広島に集う。「人類にとって核は必要なのか」。放射線の恐怖や不安と向き合ってきた体験を共有し、ともに考え、廃絶への道筋を探る国際ネットワークづくりをめざす。
■米の先住民族「危険性伝えたい」
 「水、空気、土地が汚され、多くの住民ががんを発症しました。ウラン鉱山の管理者は出て行けるが、そこで暮らす私たちは放射線の被害を避けられませんでした」。米ニューメキシコ州の先住民族「アコマ・プエブロ」のペトゥーチ・ギルバートさん(71)は、21日からの集いを前にこう明かす。
 米国南部のニューメキシコ州は初めて原爆が開発された地で、ギルバートさんら先住民族が暮らす地域の周囲では半世紀にわたってウランが採掘されてきた。1万年以上前から祖先が住んできた故郷がウラン産業によって汚染されたとギルバートさんは思うが、関連性を米政府に認めさせるのは容易ではないという。
 州内には、今も核の研究施設がある。「核兵器を持ち、原子力で経済が支えられている現状で本当にいいのか。広島では、ウラン産業が地域を汚していく危険性を伝えたい」。ギルバートさんは力を込める。
 ウランの採掘をめぐっては、インドからフォトジャーナリストのアシッシ・ビルリーさん(24)も参加する。肺がんで死亡した祖父母がいたジャドゥゴダの小さな村には、ウラン鉱山があった。「ウラン採掘の被害者」を撮り続ける一人として、被害の現状を報告するつもりだ。
 米国で核実験が繰り返されたネバダ州の隣のユタ州からは、メアリー・ディクソンさん(60)が広島に来る。がんを患ったディクソンさんは自らの体験を盛り込んだエッセーや創作劇で被害を訴えてきた。「世界中から集まる人たちと話し合い、平和のために共に何ができるかを考えたい」
残り:1178文字/全文:1957文字
http://www.asahi.com/articles/ASHC6466HHC6PTIL00D.html

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生物多様性条約についての国際会合が終了 業界分野関係なく普及めざす

2015-11-26 | 先住民族関連
環境ビジネスオンライン 2015年11月20日掲載
環境省は11月16日、カナダのモントリオールで生物多様性条約について検討する2つの会合が、それぞれ11上旬に開催されたと発表した。
SBSTTA19の結果:生物多様性をもっと身近に
開催された会合のひとつ、SBSTTA19では、生物多様性の課題と価値の伝播や、保全意識向上を促進するにあたっての戦略計画を実施するうえでの科学技術的な課題、IPBESの作業計画をふまえたSBSTTAの取り組みなどについて議論された。本会合では、締約国代表のほか、国際機関、NGOなど400名の参加により、合計8本の勧告案が科学技術的観点から検討され、採択された。
SBSTTA(科学技術助言補助機関)とは、条約の実施状況を科学技術的な見地から締約国会議(COP)および他の補助機関に対して助言を行う機関。IPBES(生物多様性及び生態系サービスに関する政府間科学-政策プラットフォーム)とは、生物多様性と生態系サービスに関する動向を科学的に評価し、科学と政策のつながりを強化することを目的とするプラットフォームだ。 議論の結果は以下の通り。
1. 生物多様性の分野横断的な主流化を促進
「生物多様性の主流化」とは、生物多様性の保全と持続可能な利用を、地球規模から身近な市民生活のレベルまで、さまざまな社会経済活動の中に組み込むこと。今回は日本政府の提案により、国連生物多様性の10年(UNDB)を通じて多様な主体が参画するよう促進することがCOP13への勧告に記載された。
2. ガイドラインの準備
ステークホルダーの取り組みについての優良事例を条約事務局長が取りまとめ、農林漁業を含む分野横断的な主流化および統合を取り入れたガイドラインをSBI(補助機関)の第1回目の会合(2016年5月開催予定)までに準備する。
3. 生物多様性と人間の健康について
CBDとWHOが共同で作成した生物多様性と人の健康に関する文書をもとに議論。締約国がこれを活用して健康と生物多様性の繋がりについての理解を促進することを奨励する。
4. 気候関連のジオエンジニアリングについて
ジオエンジニアリング技術が生物多様性に及ぼす影響に関する最新情報をもとに議論。ジオエンジニアリングによる生物多様性や生態系機能・生態系サービス、社会経済的・文化的および倫理的課題、さらには規制オプションへの影響を理解するため、より分野横断的な研究が必要であることを喚起する。
5. 森林と生物多様性
戦略計画との整合性および森林関連の愛知目標の達成を促進するため、国連森林フォーラム(UNFF)事務局を含めた全ての森林に関する協調パートナーシップ(CPF)との協力を強化することを条約事務局長に求めるCOP13への勧告が採択された。
そのほか、愛知目標についての議論や、各テーマ・地域別の実施状況評価の準備などについて議論の結果が発表された。
WG8(j)9の結果:先住民との利益配分
もうひとつの会合、WG8(j)9では、生物多様性条約第8条(j)項および関連条項の実施推進などについて議論された。WG8(j)とは、生物多様性条約の第8条(j)項および関連条項の実施に取り組むために設置された専門のワーキンググループだ。
同条項は、昨今では先住民が伝統的に利用していた薬草から有用成分を見つけるなどした場合に、どのように先住民と利益配分するかなどの問題(ABS問題)に関わる条項としてルール作りが注目されている。
本会合では、締約国代表の他、先住民および地域社会団体、国際機関、NGOなど342名の参加により、合計5本の勧告案が検討され、採択された(一部留保が付いたものも含む)。
伝統的知識への事前の情報にもとづく同意および公正な利益配分のためのメカニズム開発のガイドラインのうち、「事前の情報にもとづく同意」については、参加国およびIPLCs(先住民族と地域コミュニティ)から各国の事情や既存法令を配慮した意見が出されたが、一部は合意できなかった。
このように、生物多様性は関心が多く集まっている問題の1つである。生態系サービスや生物資源は社会経済にとってはもちろん、社会経済を必要とする事業者にとっても重要な課題である。
http://www.kankyo-business.jp/news/011688.php

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