先住民族関連ニュース

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「北海道は開拓者の大地」広告、アイヌ団体「配慮ない」

2015-11-09 | アイヌ民族関連
TBS11月8日(日)18時18分

 プロ野球・北海道日本ハムファイターズが新千歳空港に掲げている「開拓者の大地だ」という広告に対し、北海道アイヌ協会が、歴史への「配慮がなさすぎる」と球団に申し入れをしたことがわかりました。
 ファイターズの栗山監督の写真とともに「北海道は、開拓者の大地だ」と記された広告。広告の真下のスペースでは、6日からアイヌ民族の民芸品の展示会が開かれています。
 この広告を見て、アイヌ民族最大の組織である「北海道アイヌ協会」は、8日、球団へ「歴史の正しい理解につながらず、配慮がなさすぎる」と申し入れをしたことがわかりました。
 「日本ハムが来てくれて、プロ野球の開拓をしてくれたと思っている」
 「わざわざこの言葉じゃなくても良かったと思う」(広告を見た人)
 広告は今年6月から掲げられていたものですが、申し入れを受け入れた球団は「訴えは十分理解できる。球団としてどのような対応を取るべきか検討する」とコメントしています。(08日17:34)
TBS
http://news.biglobe.ne.jp/domestic/1108/tbs_151108_9554997165.html

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「うちなーぐち」沖縄の方言、五つが消滅の危機

2015-11-09 | ウチナー・沖縄
北海道新聞 11/08 16:00、11/08 16:30 更新
 消滅の危機にあると認定されたアイヌ語など国内8言語・方言の継承のあり方を探る「危機的な状況にある言語・方言サミット沖縄大会」が9月、那覇市で開かれた。8言語・方言のうち、沖縄には五つが集中しており、大会では同じく危機にあるアイヌ語の関係者とも活発に情報交換した。サミットの取材時に沖縄県内の教育現場などを回り、言葉の復興に取り組む人たちの思いを聞いた。 
■県教委、初の「島言葉」読本
 「ハイサイ!」「ハイタイ!」
 9月中旬、浦添市の浦添小学校で、児童がはにかみながら声をかけてきた。「うちなーぐち」(沖縄方言)の「こんにちは」だ。沖縄方言は主に沖縄本島中南部で使われ、国連教育科学文化機関(ユネスコ)認定の消滅危機言語の一つに数えられる。日常的に使う機会が少なくなる中、同校は9月を「ハイサイ・ハイタイ運動月間」とし、方言のあいさつを推奨した。
 県教委は本年度、県内の小学5年生と中学2年生に「しまくとぅば(島言葉)読本」を初めて配った。消滅の危機にある島言葉(沖縄の各方言)への関心を高めてもらおうと、日常生活で使う言葉などを県内五つの方言で記し、総合学習などでの活用を呼びかけるが、取り組みは停滞気味だ。
 方言教育に熱心とされる浦添小でも、思ったほど指導は進んでいない。銘苅(めかる)健校長(57)は「教師自身が言葉を知らないから、自信を持って指導できない」と話す。
 家族など身近な人が沖縄方言を話す環境で育った銘苅校長にとって、沖縄方言は「大好きな言葉」だ。だが、小学校時代に嫌な思い出がある。「放送委員だった私は校内放送で『方言は使わないよう、気をつけてください』と呼び掛けた」と振り返る。教師の指導によるものだったが、悔しさが残った。
 1960年代、沖縄は米国の統治下にあった。「(先生は)本土復帰に備え、子どもたちが標準語を話せた方が良いと考えたのだろう」と振り返るが、当時は納得できなかった。その複雑な思いが教師として沖縄方言を教えたいという志につながった。
■身につけて文化理解を
 指導者の不足に加え、学習時間の確保も簡単ではないが、銘苅校長は希望を捨てない。地域のお年寄りに言語指導を頼むなどの方策を練るほか、職員会議で沖縄方言を交えるなど、教員が方言に触れる機会も設けている。「沖縄には『自分の島の言葉を忘れると、自分の国を失ったのと一緒だよ』という言葉がある。言葉を身につけることは文化の理解や、アイデンティティーの形成につながると思う」と語る。
 沖縄の各方言については「方言ではなく、日本語とは別の独立した言語だ」との見方がある。言語学的には、二つの言語が互いに大体理解できれば、この二つは同一言語とみなされる。しかし、沖縄の方言は県外の人にとっては理解が難しく、「別の言語」との主張が学会内にも根強くある。
 大学講師の比嘉バイロンさん(46)も「(沖縄方言は)日本語とは別の沖縄語」との立場。沖縄キリスト教学院大学など複数の大学で沖縄語として教え、市民講座も主宰するまでになった。
 比嘉さんは自らを「米国系沖縄人」と称する。米国人の父、沖縄出身の母の間に生まれ、生後すぐに伯父夫婦の養子に。「学校では『アメリカ人』とからかわれ、両親には『おまえは沖縄人だ』と言われ、混乱した」と話す。小学5年の時に出自を知り、葛藤が始まった。
 転機は24歳の時だ。沖縄を代表する弦楽器の三線(さんしん)との出合いだった。「三線に触れる中で、沖縄人として生きていこうと思った」。次第に沖縄の言葉や沖縄の歴史へと関心が広がり、自ら学ぶようになる。
 比嘉さんが沖縄語と位置付ける根拠には1872~79年(明治5年~12年)の琉球処分がある。明治政府のさまざまな政策の中で、琉球王国が日本の沖縄県となった。比嘉さんは「それまでは琉球王国という独立国だった。その後、琉球の言語は方言とされたが、そもそも独立国だったのだから方言ではなく、言語なのだ」と語る。
 比嘉さんは、琉球処分を日本による「侵略」だったと考えている。「処分という言葉を使い、侵略の実態を見えなくした」。沖縄の抑圧された歴史が、自分の半生と重なるという。
 沖縄の各方言を巡る認識は近年、着実に変わってきた。比嘉さんも自身の主張を論文などの形で発表し、沖縄の言語や歴史を学ぶ素材として提供してきた。「琉球諸語を学校教育に導入し、その言語で沖縄社会が運営されるよう目指したい」と話している。(苫小牧報道部 土屋航)
(全文登録必要)
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/life-topic/life-topic/1-0199416.html

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【北海道】シーズン目前!外国人にも人気のニセコの魅力とは?

2015-11-09 | アイヌ民族関連
オーヴォ- 2015年11月8日

北海道は外国人観光客にも大人気のエリア。中でも札幌の西にある倶知安町やニセコの場合は、ショートステイの外国人観光客だけでなく、中長期滞在の外国人観光客もかなり多いとご存知でしたか? 
そこで今回は、スコットランド出身のオーナーが運営する現地のコンドミニアムで長期滞在した経験のある筆者が、倶知安町やニセコの魅力をまとめます。
倶知安町やニセコは外国人の中長期滞在者がたくさん
倶知安町やニセコは北海道の西側、札幌から距離にして100kmほど、自動車で2時間程度掛かる場所にあります。標高1,898m、えぞ富士として有名な羊蹄山と、標高1,308mのニセコアンヌプリ(ヌプリ=山)の間に広がるエリア一帯になります。
ニセコアンヌプリはアイヌ語で「切り立った崖(とその下に川)がある山」という意味だとか。その言葉通り、同地には急流の河川や山など変化に富む自然が豊富に存在し、自然系のアクティビティを楽しむ場所として、一部の人には聖地と考えられています。
特にニセコアンヌプリの中腹に作られたスキー場は世界的にも有名。圧巻のパウダースノーを求めて、アジアの富裕層はもちろん、オーストラリア人などが大挙して押し寄せる国際的なスキーリゾートになっています。
実際、ニセコアンヌプリ周辺の土地には、外国資本で建てられた中長期滞在が可能なコンドミニアムがたくさん作られており、周辺はインターナショナルな雰囲気たっぷり。
オーストラリア人の民間機パイロットが宿泊している、ゲレンデが目の前のコンドミニアムに入れてもらいましたが、都心にある最高級マンションといった雰囲気があって、外国の都心部に暮らす富裕層を楽しませる設備が整っていました。
もちろん、外国人向けのスーパーマーケットもあります。エリアマップの英語版や中国語・韓国語版が充実している点を見ても、インターナショナルな様子が分かります。
倶知安町の羊蹄ジャガイモは一度は味わいたい
倶知安町やニセコはグルメも充実しています。同地の知名度や大自然、食材に魅せられて、国内外から料理人などが移住してきているからですね。
現在は残念ながら豪雪を持て余して倶知安を離れてしまいましたが、筆者がかつて滞在したコンドミニアムのオーナーも有名なフレンチのシェフ。コンドミニアムでは地元産のジャガイモや太くて長いアスパラガス、近隣の余市の漁港で仕入れた魚介類の料理を提供してくれました。
そうした本格的な料理でなくても、同地はハンバーガーやソフトクリーム、手作りのハムやソーセージなど、とにかくおいしいグルメがそろっています。
また、羊蹄山のわき水をくめる水くみ場もあるように、水がおいしく空気も新鮮です。土地も豊かで農作物の生産者や料理人の意識も高いとなれば、グルメがおいしくないわけがありませんよね。
比羅夫駅は隠れた観光名所
プラスして倶知安町やニセコは温泉でも有名。自動車で回れる範囲内に泉質の違う温泉が豊富にわき出していますので、秋冬はありがたいですよね。
また、ぜひとも足を運んでもらいたい隠れた名所が、倶知安町駅とニセコ駅の間にある比羅夫駅。函館本線の小さな駅ですが、絵になる駅で旅心をキュンと高めてくれますよ。
[北海道ぐるり旅 visit HOKKAIDO – 北海道観光連盟]
[All photos by Shutterstock.com]

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アイヌ協会、日本ハムに配慮求める バナー広告「開拓者の大地」で

2015-11-09 | アイヌ民族関連
サンケイスポーツ-2015.11.8 04:02
 プロ野球日本ハムの巨大バナー広告にある「北海道は、開拓者の大地だ」との表現が先住民族の権利を害するとして、アイヌ民族の最大組織「北海道アイヌ協会」が球団側に配慮を求める文書を提出する方針であることが7日、分かった。
 この広告は北海道・新千歳空港の出発ロビーに、6月から来年1月までの予定で掲げられている。球団関係者は「解釈の相違であって、スポーツにおいて何事にもチャレンジし、道を切り開くという意味で使った」と説明している。
 アイヌ民族にとっては、江戸時代以降に本格化した和人の北海道開拓は「先住の土地から追われた負の歴史」との解釈が一般的。同協会の阿部一司副理事長は「アイヌが見たら泣きたくなる」と話す。協会の下部組織の中には「球団は広告を即刻、取り下げるべきだ」との意見もあるといい、近く同協会の理事会を開き、球団や広告を掲示した北海道空港ビルへの対応を決める。
 広告は4種類あり、問題の広告には栗山英樹監督の写真も載っている。他の3種類は、大谷翔平投手の写真と「才能も、好き放題伸びる大地」、中田翔内野手の写真と「日本の四番は、北海道にいる」、陽岱鋼外野手と「海を渡る理由が、この大地にはある」と表現されている。
http://www.sanspo.com/geino/news/20151108/tro15110805020001-n1.html

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日本ハムにアイヌ団体が遺憾の意…「開拓者の大地」広告で

2015-11-09 | アイヌ民族関連
サンケイスポーツ-2015.11.7 23:02
(写真:共同)
北海道・新千歳空港に掲げられている「北海道は、開拓者の大地だ」と書かれたプロ野球北海道日本ハムファイターズの巨大バナー広告
 北海道・新千歳空港に掲げられているプロ野球北海道日本ハムファイターズの巨大バナー広告にある「北海道は、開拓者の大地」との表現は先住民族の権利を害し遺憾として、アイヌ民族の最大組織「北海道アイヌ協会」(札幌市)が球団側に配慮を求める文書を提出する方針であることが7日、関係者への取材で分かった。
 日本ハムの球団関係者は共同通信の取材に「解釈の相違であって、スポーツにおいて何事にもチャレンジし、道を切り開くという意味で使った」と説明している。
 協会が問題視しているのは、6月から来年1月まで空港の出発ロビーに掲げられている縦5・5メートル、横2メートルの4種類のうち1種類。栗山英樹監督の写真とともに「北海道は、開拓者の大地」との大文字が表記されている。
 アイヌ民族にとっては、江戸時代以降に本格化した和人の北海道開拓は「先住の土地から追われた負の歴史」との解釈が一般的で、北海道アイヌ協会の阿部一司副理事長は「アイヌが見たら泣きたくなる。4枚のうち1枚は取り下げるべきだ」と話している。(共同)
http://www.sanspo.com/geino/news/20151107/tro15110723020012-n1.html

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台湾で移動博物館 28、29日「アイヌミュージアムフェア」

2015-11-09 | 先住民族関連
苫小牧民報  (2015年 11/7)

台湾高雄市で開催するアイヌミュージアムフェアの案内チラシ
 白老町のアイヌ民族博物館(野本勝信代表理事)は28、29の2日間、台湾高雄市でアイヌミュージアムフェアin台湾を開催する。5年前から国内で実施してきた移動博物館の初めての海外版。2020年に開設する「民族共生の象徴空間」のPRと博物館への誘客、台湾原住民族との交流などに取り組む。同博物館をはじめ、町役場や観光協会などから総勢15人程度が現地入りする予定だ。
 このイベントは博物館を含む町内4団体で構成するアイヌ文化遺産活用地域活性化推進協議会(会長・戸田安彦白老町長)が主催。10年の横浜市を皮切りに、毎年会場を変えながら大阪市、仙台市、広島市、松阪市(三重県)の各都市で開催し、アイヌ文化の普及などに取り組んできた。
 今年度は台湾との新たなチャンネルを通じた情報発信やアイヌ文化の理解促進、多文化共生などを柱に5年後の象徴空間開設の一般公開へ効果的につなげる狙いから、初めての海外開催とした。
 フェアは28日午後から高雄市原住民主題公園で開催。アイヌ民族衣装など文化展示のほか、ステージでは第1部で伝統楽器ムックリの演奏ワークショップ(体験型講座)などを実施。第2部でメーンの古式舞踊公演を行う予定。29日には屏東県の台湾原住民族文化園区で、台湾原住民族との相互文化交流を行う。
 野本正博館長は初の海外開催について「観光プロモーションと文化交流の両面で進めていきたい」と抱負を語っている。
http://www.tomamin.co.jp/20151131945

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