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NHK名誉毀損訴訟が結審=1月判決、台湾統治検証番組で―最高裁[時事]

2015-11-27 | 先住民族関連
ガジェット通信-2015.11.26 18:29 時事通信社
 戦前の日本の台湾統治を検証した番組で名誉を毀損(きそん)されたとして、出演した台湾の先住民族の女性がNHKに損害賠償を求めた訴訟の上告審弁論が26日、最高裁第1小法廷(大谷直人裁判長)で開かれ、結審した。判決は来年1月21日。
 問題となった番組は2009年4月放送のNHKスペシャル。1910年に開催された日英博覧会で、原告の女性の父親を含む先住民族が「人間動物園」として展示されたと報じた。
 弁論で、NHK側は「人間動物園という言葉を批判的に報じており、父親の社会的評価を低下させていない」と主張。原告側は「当時の日本には人間動物園として展示する意図はなく、番組の意図自体が誤っている」と反論した。
 一審は請求を棄却したが、二審が請求を認めて100万円の支払いを命じたことから、NHK側が上告した。 
[時事通信社]
http://getnews.jp/archives/1272938

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新薬開発に先住民の叡智を活かすトレンド「バイオプロスペクティング」

2015-11-27 | 先住民族関連
ガジェット通信-2015.11.26 12:00 imedi(アイメディ)

バイオプロスペクティングとは…
一言で言うと、自然界を深く識る先住民の持つ薬草知識を、商用利用に繋げる試みのことです。
双方に利益をもたらすかに思えるこの試みではあるので、今や先進各国の製薬会社は バイオプロスペクティングに血眼になっていますが、現状はどのようになっているのでしょうか…
風邪をひかなくなる「薬草」を発見!
遡ること2007年。
コネティカット大学のチームが実施した研究において、アメリカ先住民のスー(Sioux)族が伝統的に用いてきた 薬草エキナシア(echinacea)に、風邪のリスクを半分以下にする効果が認められました。
安全性を求める研究がまだ必要とのことで、薬として医師が推薦できる段階ではないとのことですが、
何しろ風邪を完全に予防する薬というのは 2015年現在でも存在しないと言われてますので、もし今後、研究が上手くいけば画期的な薬誕生となるかもしれません。
エキナシアに関しては、カーディフ大学などでも研究がおこなわれていて現在、抗アレルギーサプリとして販売もされています(個人輸入可)
NKHスペシャルで一躍有名に
こうしたバイオ プロスペクティングは、今から5年前にあたる2010年10月11日に放送されたNHKスペシャル『夢の新薬が作れない ~生物資源をめぐる闘い~』においての放送が反響を呼び、日本でも認知が広まってきました。
当時、番組で問題視されていたのが、新薬の成分・原料として必要な生物資源について、先進国(新薬メーカー側)と途上国(生物資源がある国)との折り合いがつかないということです。
先進国側は新薬を開発できて利益が出ますが、供給側の途上国にはただ奪取され、荒らされた大地が残るだけ。
そのため、供給側は 高額な特許料の支払いを求めますが、先進国側としても売り上げが保証できない段階では 支払いに応じたくないということで、両者の間で、瀬戸際の攻防がいまも続いているのです。
バイオ プロスペクティングの典型的方法
製薬会社が学者を雇い、彼らを先住民族の呪医(シャーマン。多くは部族の長老)に引き合わせ、彼らの伝統的な医療法について聞き出すというものです。
その結果、得られた知識や薬草は 「サンプル」として先進国に持ち帰られて新薬開発に繋がります。
「小さな癌ならジャングルの植物で治せる」
そう語るのは、ペルーのイキトス(IQUITOS)に住むシャーマン。
こんな話を聞いた先進国の製薬会社は、ものすごい勢いで彼の元を訪れ、知識を奪い取っていきます。
南半球で発見された薬草の実に95%が、北半球、つまりは先進国側の特許商品となっているとのことです。
問題は、文書化されていないこと
薬草知識は、先住民コミュニティの一員として生まれたものであれば、特別な努力をせずとも日常生活の中で身についていくものです。
問題は、そういった知識の継承がおもに口頭によるものであることです。
また、そういったコミュニティでは、若者が知りたがらなければシャーマンは 無理に教えようとしない傾向があるのだそう。ですので、そういった不平等状態から先住民を救うため、薬草知識の文書化を進めているNGOなどもあります。
先進国に求められる姿勢とは
マーク・プロトキン(Mark Plotkin)という学者が書いた『シャーマンの弟子になった民族植物学者の話(Tales of a Shaman’s Apprentice,1999)』(Amazon)という書物があります。
本書は、ハーバード大学などで民族植物学を修めた著者が、植物学の「先達」であるシャーマン(呪医)との出会いを求めて、十年かけ南米アマゾンを踏破。
強靭で、深い智慧をもつシャーマンたちに、著者プロトキン博士が、癒しの植物について教えられる様子を濃やかに描いた、全世界でベストセラーになった冒険物語だそうです。
プロトキン氏のように、知識を奪取して利益を得ることに主眼を置くのではなく、あくまで、「彼らから教えを請う」という姿勢で接することが、全人類の利益に繋がるはずー そう思わざるを得ません。
《参照》
・アマゾン〜守るべき未来への知恵〜-THE MAGAZINE
・INDIGENOUS PEOPLES IN LATIN AMERICA FIGHT TO SAFEGUARD THEIR KNOWLEDGE-equaltimes.com
・Echinacea Backed By Undisputed Science and Clinical Trials for Cold & Flu Prevention and Treatment – Nasdaq
http://getnews.jp/archives/1271719

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相次ぐアイヌ文化講演会、根室市

2015-11-27 | アイヌ民族関連
釧路新聞  2015年11月26日
 根室市内で12月、アイヌ文化普及啓発セミナーと同市歴史と自然の資料館講演会が相次いで開かれる。いずれも先住民族のアイヌ文化に触れる貴重な機会で、セミナーは、根室管内初開催。講演会は道東初の発掘となった市内トーサムポロ湖周辺のアイヌ集落跡について解説する。それぞれの主催者は、ともに入場無料で参加者を募集中だ。
http://www.news-kushiro.jp/news/20151126/201511263.html

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