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日ハム球団にアイヌが配慮求める 「開拓者の大地」広告遺憾

2015-11-08 | アイヌ民族関連
東京新聞 2015年11月7日 23時01分
 北海道・新千歳空港に掲げられているプロ野球北海道日本ハムファイターズの巨大バナー広告にある「北海道は、開拓者の大地だ」との表現は先住民族の権利を害し遺憾として、アイヌ民族の最大組織「北海道アイヌ協会」(札幌市)が球団側に配慮を求める文書を提出する方針であることが7日、関係者への取材で分かった。
 日本ハムの球団関係者は共同通信の取材に「解釈の相違であって、スポーツにおいて何事にもチャレンジし、道を切り開くという意味で使った」と説明している。
 協会が問題視しているのは、6月から来年1月まで空港の出発ロビーに掲げられている縦5・5メートル、横2メートルの4種類のうち1種類。栗山英樹監督の写真とともに「北海道は、開拓者の大地だ」との大文字が表記されている。
 アイヌ民族にとっては、江戸時代以降に本格化した和人の北海道開拓は「先住の土地から追われた負の歴史」との解釈が一般的で、北海道アイヌ協会の阿部一司副理事長は「アイヌが見たら泣きたくなる。4枚のうち1枚は取り下げるべきだ」と話している。
 同協会の下部組織の中には、「球団は広告を即刻、取り下げるべきだ」との声もあり、近く北海道アイヌ協会の理事会を開き、球団や広告を掲示した北海道空港ビルへの対応を決める。
 広告のほかの3種類では、大谷翔平投手の写真と「才能も、好き放題伸びる大地」、中田翔内野手の写真と「日本の四番は、北海道にいる」、陽岱鋼外野手と「海を渡る理由が、この大地にはある」と表現されている。
(共同)
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2015110701001408.html


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日本統治時代「サヨン」の物語を舞台化 光や映像で世界観表現/台湾

2015-11-08 | 先住民族関連
中央フォーカス台湾 2015/11/07 11:35

誠品表演庁提供
(台北 7日 中央社)日本統治時代の台湾で起きた事故を基に製作された舞台作品「路」が、今月21~22日に台北市内の誠品表演庁(パフォーマンスホール)で上演される。
1938(昭和13)年に台湾原住民(先住民)タイヤル族の村で教師をしていた日本人警察官が出征することになり、荷物運びをしている最中、大雨で増水した川に転落して命を落とした地元の少女、サヨンの物語を題材にした。1943(昭和18)年には李香蘭(山口淑子)さん主演で「サヨンの鐘」として映画化もされている。
「路」では最新のデジタル技術を駆使した光や映像のほか、中国語、台湾語、日本語を交えた音声、ヒノキ、バラなどの香りなどで独特の世界観を表現。観客をひきつけるとしている。
(鄭景ブン/編集:齊藤啓介)
http://japan.cna.com.tw/news/asoc/201511070002.aspx

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