先住民族関連ニュース

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<社説>知事国連演説 承認を取り消してこそ

2015-09-05 | ウチナー・沖縄
琉球新報 2015年9月5日 6:01
 沖縄に対する日米両政府の非人道的な措置が、国際社会の場で明らかになる画期的な機会だ。最大限、効果的な訴えにしたい。
 翁長雄志知事が、辺野古新基地建設問題について今月21、22の両日、国連欧州本部の人権理事会で演説する見通しが強まった。
 知事は政府との間で新基地建設をめぐる集中協議をしているが、演説するか否かは協議の行方を見て最終的に判断するという。政府が急転直下、建設を断念するというなら話は別だが、今の政府にそんな姿勢はない。それなら知事は堂々と日米両政府の非を国連で訴えればよい。
 人権理事会が5月にまとめた対米審査報告書は、米国外の米軍基地が現地の人権を侵害していると明記した。演説の場はその人権理事会だから、沖縄への基地集中が人権侵害だと訴えることになろう。
 国際自由権規約第1条は「全ての人民は自決の権利を有する」と定める。対米審査報告書への明記を働き掛けた沖縄の「島ぐるみ会議」は、昨年の名護市長選、知事選、衆院選4選挙区全てで新基地反対派が完勝した事実を伝え、建設強行は自由権規約に違反すると指摘した。これを受け報告では少なくとも6カ国が「自己決定権の尊重」などを勧告した。訴えが届く素地は既に準備されているのだ。
 問題はその手段だ。
 国際社会への訴えは明確なメッセージでないと伝わり難い。端的かつ直截(ちょくせつ)な行動を伴うのが望ましい。知事は新基地建設が不可能になったと行動で示すべきだ。前知事の埋め立て承認を事前に取り消してこそ、演説は効果的になろう。
 政府は知事の演説に戦々恐々としているのではないか。だから最近になって対話の姿を装っているのではないか。それならなおのこと演説を効果的にする必要がある。
 対米審査報告書はこの人権理事会で正式に採択される見通しだ。米国は「日本の国内問題」と知らぬ顔を装っているが、自国の軍隊による人権侵害を指摘されるのだ。痛くないはずがない。問題に向き合わざるを得なくなるはずである。
 先ごろ沖縄を訪れた国連特別報告者は、沖縄の同意なしに決定された新基地建設は、先住民族の権利に関する2007年の国連宣言に反すると指摘した。国際社会の厳しい視線は沖縄への追い風になりつつある。明確なメッセージでさらにその追い風を強めたい。
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-248402-storytopic-11.html


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夷酋列像展きょう開幕 フランスから里帰り 北海道博物館で

2015-09-05 | アイヌ民族関連
北海道新聞 09/05 00:00、09/05 02:10 更新

 5日に開幕する「 夷酋列像 (いしゅうれつぞう)」展(北海道博物館、北海道新聞社などでつくる実行委主催)の開会式が4日、会場となる北海道博物館(札幌市厚別区)で開かれた。
 夷酋列像は、松前藩家老で画人の蠣崎波響(かきざきはきょう)(1764~1826年)がアイヌ民族の首長ら12人を描いた 日本画 。波響筆の作品は1点を欠いた11点がフランス・ブザンソン美術考古学博物館に所蔵されている。
 開会式にはブザンソン市のジャンルイ・フスレ市長や美術考古学博物館のエマニュエル・ギゴン館長らが出席。フスレ市長は「(夷酋列像は)貴重な芸術作品というだけではなく、日仏間の絆を強める懸け橋となります」とあいさつした。
 引き続き関係者による特別観覧会が開かれ、北海道博物館の学芸員の説明を受けながら、夷酋列像や模写本・粉本(ふんぽん)(下絵)、当時の交易品の蝦夷(えぞ)錦、首飾りなどの展示品を見て回った。
 11月8日まで。観覧料は一般千円、高校・大学生500円、中学生300円。問い合わせは北海道博物館(電)011・898・0466(ハローダイヤル)へ。
http://dd.hokkaido-np.co.jp/entertainment/culture/culture/1-0176121.html


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鶴雅グループ代表・阿寒観光協会まちづくり推進機構理事長 大西 雅之氏

2015-09-05 | アイヌ民族関連
観光経済新聞-2015年9月5日(土)

──地元の取り組みは。
 「われわれは阿寒湖温泉だけでなく、『ひがし北海道』というエリア全体をいかにブランド化して、お客さまを呼び込むか、ということに力を入れている。同じエリアにある施設は競争相手ではなく、運命共同体だという認識だ」
 「今、ひがし北海道は、『北海道ルート・トゥ・アジアン・ナチュラル・トレジャーズ』、直訳すれば『アジアの宝への道』という広域観光周遊ルートが国の認定を受け、世界に発信しようとしている。ルートは、十勝、上川などの八つのガーデンを結ぶ『北海道ガーデン街道』、そしてミシュラン・グリーンガイドジャポン改訂版で三ツ星掲載された阿寒湖、摩周湖、知床を網羅した『ひがし北海道3つ星街道』が含まれている」
 「北海道の高橋知事は、道への年間観光客数を現在のおよそ150万人から、東京オリンピックの2020年までに300万人にする目標を掲げている。ただ、インバウンドを含めたお客さまは、今、千歳空港を中心とした道央圏に集中している。しかし、いずれは飽和状態になるかもしれない。われわれは、道央圏から外に向かうお客さまをしっかり受け入れられる道筋ができたと感謝している。今後、広域ルートにある各地域の観光素材に磨きをかけたり、2次交通網を整備したりすることで、エリア全体のブランド力を高めて、誘客につなげていきたい」
──エリアの中の阿寒湖の取り組みは。
 「われわれは『郷土力』という言葉を使っているのだが、郷土の持つ本物の力をしっかりと磨き、地域の個性として発信することが大事だと考えている」
 「われわれにとっての郷土力は太古からの大自然であり、先住民のアイヌ文化だ。阿寒湖のマリモは有名だが、実はその種は北半球の多くの湖にいる。ただ、丸くなれる環境というのが阿寒湖と、アイスランドのミーヴァトン湖の2カ所しかない。われわれは、この環境がいかに貴重であるかということの情報発信に力を入れている。アイヌ文化に関しては、紹介するシアター『イコロ』を作り、地元の観光協会、旅館組合、工芸協同組合が共同で、責任分担をして運営している」
──地元の釧路市が今年4月から、入湯税(国際観光ホテル整備法に基づく登録旅館・ホテル)を150円から250円に引き上げました。
 「議論が始まってから実現まで13年かかった。お客さまが来なくなるのではと心配する声もあったが、ようやくわれわれの心が一つになった。値上げによって地域に還元される基金原資は年間約5千万円。これを町づくりにしっかりと生かす。まず、街中と景勝地を巡る『まりも家族バス』を走らせた。『まりも家族コイン』という地域通貨も作った。今後は案内標識の多言語化、ワイファイ網の整備、遊歩道の整備、そして町の中心の8万平方メートルの空間を使った『フォレストガーデン』を10年かけて整備する。『リゾートに滞在しながら先住民の英知にふれ、もう一度人生を見つめ直してみませんか』というメッセージを発信することを考えている」
──観光による地方創生を進める全国の地域にアドバイスがあれば。
 「それぞれ地域の事情も異なるので難しいが、あえて言えば、地域がバラバラではダメ。われわれは厳しい状況だからこそまとまったのかもしれないが、皆が団結して地域運営にかかわるのだ、という発想を持たなければいけないと思う。魅力的な町という作品を作る活動なのだという意識を持って取り組めば、皆のマインドもいい方向に向かっていくのではないか」
【おおにし・まさゆき】
 東京大学経済学部卒。あかん遊久の里鶴雅など11の宿泊施設を経営する鶴雅グループ代表。公職はNPO法人阿寒観光協会まちづくり推進機構理事長など。60歳。
【聞き手・森田淳】
http://www.kankoukeizai-shinbun.co.jp/tokusyukiji/interview/15_09_05.html

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武四郎、北海道・恵庭での足跡紹介 槌本さん、15年の研究成果 花ロードで企画展

2015-09-05 | アイヌ民族関連
北海道新聞 09/04 07:00

企画展の会場で「松浦は千歳との関わりも深い。次回は千歳で企画展を開きたい」と話す槌本英秋さん
 【恵庭】北海道の名付け親とされる幕末の探検家松浦武四郎の恵庭での足跡をテーマとした企画展「松浦武四郎の蝦夷地(えぞち)調査」が、道と川の駅「花ロードえにわ」(南島松)で開かれている。えにわ歴史研究会の槌本(つちもと)英秋さん(63)が15年間の研究成果をまとめた内容だ。
 槌本さんによると、松浦は江戸末期に計6回、蝦夷地を探検し、うち2回は恵庭にも立ち寄ったとされる。企画展では、松浦が文書に残した恵庭に関する記述などをA3判用紙約50枚にまとめ、展示した。
 松浦は「東西新道誌」で、イザリ(現在の漁川付近)のアイヌ民族の集落には夫婦で暮らす家が2戸しかなかったと記録。アイヌ民族の人口減少を心配する一文も添えている。
 また「西蝦夷日誌」では、旧知のアイヌ男性が住むモイザリ(現在の茂漁川付近)を訪ねた際、男性の妻が大喜びして焼き魚などを差し出した―と記述。恵庭の地で、松浦とアイヌ民族の交流があった歴史を伝えている。
 槌本さんは「松浦はアイヌの窮状を告発するなど功績は多大。展示を通じて多くの市民に恵庭との関わりを伝えたい」と話す。
 展示は6日まで。見学無料。問い合わせは槌本さん(電)080・1896・3932へ。(酒井聡平)
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/area/doo/1-0175634.html

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戦後70年・支配した国、強制の記憶:/24 国内植民地だった郷里

2015-09-05 | アイヌ民族関連
毎日新聞 2015年09月04日 東京朝刊
 訪れた時、まだ積雪があった。JR札幌駅から地下鉄で南へ30分。札幌市郊外の南区真駒内一帯を、小林久公さん(73)と巡る。発電所、浄水場、ダム、水路、自衛隊駐屯地。
 「電気も、水も、道路も、多くが強制労働のお陰でできたのを今も使っているんです。あの辺りにタコ(監獄)部屋が並んでいました」
 北海道を「国内植民地」とみなす開拓論は、明治からある。労働力としてアイヌ、戊辰戦争の敗者、自由民権運動の囚人、都市に流れた農村下層民が投入され、日中戦争の拡大で人手が不足すると朝鮮人が連行され、太平洋戦争期には国策で中国人が拉致され、働かされた。
 1970年代、道内の社会科教師らが民衆史掘り起こし運動を始め、道庁が開拓を顕彰する「殉難者調査」を行うと、「受難者のことも考えよう」と声が起き、90年代には「朝鮮人強制連行実態調査」が実施された。
 小林さんも加わった。郷里がどのようにできたのか知りたかったからだ。文献重視の研究者と違い、主に証言の聞き取りに歩く。
 「大学の先生から『歴史の証拠にならない』と批判された。確かに生の話は欠陥があるけど、紛れもなく人が実感したことでしょ。学校の知識にはない現実に触れられますよ」
 強制の生々しい見聞はたくさんあった。自らは話し出さない人が、水を向けられると雄弁になる。記憶は沈黙の奥に無数にしまわれている。地元の信用金庫に勤め、顧客回りのついでに古老の話を聞く。やみつきになった。
 13年前に定年を迎え、「必要だけど皆がやっていないことをやろう」と思い立ち、以来、朝鮮人連行の戦後補償問題に取り組む。
 「あの頃は慰安婦問題に国民の理解もあったし、強制労働問題も10年あれば解決するだろうと楽観していたんです。実際は逆でした」
 同じ強制連行でも、労働者について国は「企業がやった」と責任を認めず、謝罪もしない。一方、慰安婦については軍の関与を認め、謝罪もしていた。今、どちらもこじれている。
 90年代、小林さんのように朝鮮人強制動員の歴史を明らかにしようとする人は全国にいた。韓国で民主化が進展し、冷戦が終結し、アジア各国で民衆が声を上げ始めた時期。その流れに戦後50年の村山富市首相談話もある。
 インターネットを通じてお互いがつながり、全国交流集会を毎年開き、10年続けた。韓国政府の真相糾明委員会ができると、翌2005年、日本にも真相究明ネットワークが結成された。事務局長は文化人類学者の福留範昭さん。10年に急逝し、小林さんが後を務めた。<文・写真 伊藤智永>
http://mainichi.jp/shimen/news/20150904ddm002010079000c.html

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「かつて『アボリジニ』に白人社会の食事が与えられたとき…歯の状態はこう変わった」当時の比較写真

2015-09-05 | 先住民族関連
らばQ-2015年09月04日 12:32
オーストラリア大陸と周辺の島の先住民である「アボリジニ」。
イギリスの植民地化により文化の多くが破壊されましたが、白人社会の食事が彼らに与えられたとき、歯の状態にも著しい変化がありました。
古い比較写真をご覧ください。
このページの4人の歯は、全くと言って虫歯はありません。
世界各地の先住民族の中でも、最もスキルがあり、自然界のルールを守ると言われているアボリジニたちのほとんどには、虫歯はなかったと言われています。
歯並びもきれいなのが特徴です。
ところがこちらのページのアボリジニたちは……。
上段の右の女性と比較して、白人社会の食事を与えられた女性たちの歯がどうなったかというものです。
虫歯が激しく、彼らの美を壊すことになっています。
この大きな影響に、海外掲示板には多くの意見が寄せられていました。
●でも、きっと(白人の食事の)味はおいしいと思うんだ。
●白人は歯ブラシを使うしね。
↑ここでは歯ブラシはなしで、食事の違いだけを述べている。なお、歯ブラシの使用はまた別の話で、別の実験をしなければいけない。
●ポイントは典型的なアメリカンな食事は糖分が高く、歯ブラシの習慣にかかわらず虫歯は避けられないってことではないかな?
だけど、加工食品を最低限にした食事は健康的であるってことだよね。
↑ただ自分には虫歯がない。歯磨き、フロス、規則的な洗浄は効果がある。
↑もちろんそうだよ。だが原住民たちは歯を磨いていなかった。人間は歯を磨くように進化したわけではない。歯磨きが近代的な食事のせいで必要になっただけだ。
●歯医者だが、虫歯は避けられないことはない。きちんとした歯磨きやフロス(もちろん食事も)で避けられる。
●白人の食事ってパンプキン・ラッテのことだよね。
↑ビッグマックじゃないか?
●食事によるもので、どれだけ原始的かという話ではない。人類学では原始という言葉はそれを理由に使わない。
●これのソース(本だと思うが)は?
↑(投稿者)ウェストン・プライス(カナダの歯医者)による、「栄養と身体的な退化」。彼は何年も旅行して先住民を訪ね、歯科的な健康度を西欧諸国と比べたらしい。
本は1939年に出された古いものですが、食事の与える影響はやはり大きいと言わざるを得ません。
現代の食事をしている私たちは、歯磨きをしっかりしないといけないようです。
Teeth of Australian aborigines when eating their native diet verses the introduction of a 'white man's food'
http://labaq.com/archives/51856333.html


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【ラグビーW杯】開催まであとわずか! 知っておくと100倍熱狂できる ...

2015-09-05 | 先住民族関連
ロケットニュース24-2015/09/03
マオリ族・伝統の舞「ハカ」とは
2015年9月18日から10月31日にかけ、国の威信をかけた戦いがいよいよ始まる。そう、4年に一度の祭典・ラグビーW杯イングランド大会の開幕である。詳しいルールがわからないという人も多いだろうが、ボール前に投げる&落とすのが反則ということさえわかれば楽しめるのがラグビー。何も難しいことはない。
実際に見たらおもしろく、その魅力の虜になるのもラグビーだが、マオリ族の伝統の舞「ハカ」を知っておくと通常の100倍は熱狂できる。ということで今回は、ハカを動画「All Black’s Haka + Translation」と共にご紹介しよう。
・マオリ族の儀式
世界最強軍団「オールブラックス」ことニュージーランド代表が、試合前に行う伝統の儀式として有名なハカ。手を叩き、足を踏み鳴らし、自らを鼓舞する。ニュージーランド先住民のマオリ族が、戦いの前に行っていた踊りが起源になっている。ただ、それだけではないのがハカだ。
なぜならオールブラックスの一員になるだけでも至難の業。いわば代表選手になることは名誉であり、トップ中のトップレベルのラガーマンたちしか大舞台で踊ることができないのである。そんな彼らに威嚇(いかく)されるのだから、相手はたまったものではない。
・2種類ともド迫力でカッコイイ
また、ハカには2種類あるのだが、広く知られているのは「カマテ・ハカ」と呼ばれる長年行われてきたもの。そして動画では、そのカマテを確認できる。ただ、もうひとつの「カパ・オ・パンゴ」どちらであれ、一気に戦闘モードに入るのには変わりない。
試合前では、観客も彼らのハカを待ち望むほどで、いざ始まると会場全体が異様な空気に包まれる。「THE男」という感じでとにかくカッコよく、鳥肌が立ちまくるのでW杯前に予習しておこう。
・日本代表の日程
ちなみに1次リーグB組に入った日本は、9月19日に南アフリカ、23日にスコットランド、そして10月3日にサモア、11日にアメリカと対戦し、準々決勝を目指す。2019年のホスト国に決まっているだけに、いい結果を期待したいところだ。
参照元:YouTube
執筆:原田たかし
▼「がんばって、がんばって」と聞こえるフレーズは「カマテ(死)」
http://rocketnews24.com/2015/09/03/627342/

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太平洋教会協議会、インドネシア兵による西パプアのカトリック青年殺害を非難

2015-09-05 | 先住民族関連
クリスチャントゥディ 2015年9月3日17時54分
太平洋教会協議会(PCC)は8月30日、インドネシア軍の兵士によって先週、西パプア人が殺害されたことを非難したとフェイスブックで伝えた。
同協議会は、太平洋地域の指導者たちに対し、インドネシアによって占領されているこの地域における殺害や拷問、そして人権蹂躙(じゅうりん)に対して、声を大にするよう呼び掛けた。
ニューギニア島西部にある西パプアの都市ティミカからの報告によると、特別部隊の集団が、ティミカ三人の王大聖堂教区のカトリック青年団のメンバー2人を射殺したという。情報筋によると、その地区に入ることを拒否された兵士たちが、兵舎に行き、武器を持って戻り、この青年団を射撃したという。
PCC総幹事のフランソワ・ピーアータイ牧師は、この殺害はいわれのないものであり、インドネシアによる侮辱を示すものだと述べた。「太平洋の指導者たち、とりわけインドネシアを『メラネシア先鋒グループ』(MSG、南太平洋諸国の中でもメラネシア系民族国家・地域の政治指導者が組織している政治グループ)に快く招き入れた人たちは、これらの殺人に対して声を大にする義務がある」と、ピーアータイ総幹事は述べた。
西パプアの先住民族は、第二次世界大戦中に当時の日本軍に支配された後、インドネシアにその地を占領され、その支配下で自由と資源を奪われ、暴力にさらされてきたことなどから、インドネシアからの独立を求めている。
http://www.christiantoday.co.jp/articles/16943/20150903/pcc-west-papua-timika-killings.htm

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