名古屋季節だより

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そして尾張名古屋からの季節だより

184 「水ぬるむ三宝寺池と石神井池に」

2014-03-01 17:08:37 | 日記
 弥生、

 水ぬるむ池畔、雨上りの中を歩く、人はいない。

 水に映る虚像の世界に入っていけるように感じることがある、


    


 近くに、何時も出合う水鳥、アオサギというのだろうか、


 


 視界は開け、静かな別の世界に引き込まれていく、


 


 メタセコイヤの高き木が、見下ろしてくる、


    
 
 緑の衣を纏うのは何時なのだろうか、と思いながら、間を抜けていく、


    


 墨絵の中の景色が静かに沈んでいく、


 


 可愛くのぞく、二つの杭に緑の苔が、


 


 どこを見つめているのか、


 


 こちらもまた、動かないで、何を思うのか、


 


 向かう水鳥が木の上に、


 


 枯れたアシが、彩りとなる、


 









 いつもと違えて、石神井池に向かう、木道ではなく石畳、


    


 忙しく、水の中に餌を探しているのか、動きが、


 


 枯れたアシの向こう岸には住宅が並ぶ、


    


    


 湖畔の水鳥が、


 


 空に飛び立つこともなく、


    


 この水鳥などは、目つきが、


 


 柳の芽はまだ早い、水面に写る柳の揺れる枝、


 


 その柳の下に、御見事、


    


 向こう岸に、先ほどのアシが、


 


 対岸から見た、住宅、


 


 隣には、レストランが、


 


 石垣に被さる生け垣の中に、一粒の赤い実を見つける、


 


 クリスマスローズが、隠れるように咲いていた、


    

    
 沈丁花はまだ、早く、静かに時を待っている、


 



 それでは、池から離れる、


    


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