名古屋季節だより

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195 「東京国立博物館の二階に」

2014-03-14 08:07:44 | 日記
 東京国立博物館の本館、

 展示物を撮ることは、

 いずれの博物館でも禁じられているのでしょうが、

 ここでは、

 一部を除いてよろしいということになっている。

 なんと、心意気のよさ、



 本日は、どこを見てみようかと思いながら、

 茶の焼き物の処にきていた。



 先ず、釜が目に入ってきた、

 すてきな形、

 今にも、狸が中から顔を出しそうなところがいい、



 



 室内が暗いので、十分お見せできないのが残念、

 釜の胴に羽を広げた鳥が、表と裏の両面に鋳出されていた。



 



 銘を見ると、

 「濡烏」とある、濡れからす、

 烏図真形釜 芦屋釜 武野紹鴎 伝所持だそうな。


 隣には、

 伊賀焼きの耳付き花入が、



    



 戯けて立っている。




 その向かいには、

 朝鮮唐津の徳利、粉引徳利が、



    



 引き込まれそうな、手に取ってみたい気持ちに駆られる、

 こちらは、おっとりとした、深さを醸して、やはり徳利、



 




 少し離れて、

 透かし鉢が、色絵 桜樹図透鉢 仁阿弥道八造



 



 どんな意匠の主菓子がよろしかろう、

 

 次が、

 色絵 月に蟷螂文茶碗、永楽保全造



 



 カマキリの目と会うと、

 


 美濃 志野茶碗 銘 振袖



  



 振り袖、どこがそうなのと思いつつ、




 楽茶碗

 楽家4代(当代の吉左右衛門氏は15代)一入造 

 黒楽四方茶碗

 銘 祥雲



 



 やはり、こちらの方が、格段、

 楽家初代長次郎造

 黒楽茶碗 

 銘 尼寺



 



 最後に、黒織部 沓形茶碗

 銘 確太郎



 



 こちらは、まだここまでは、ついて行けないが、



 瞬く間に時間が来る



 



 建物に吸い込まれているこの時計には、何か不思議な時間を感じる、


 自身の好みが、

 見えてきたこの頃、、

 それが何時そうなったのかは分からない、

 不思議なこと、

 これまでの自身の体験と経験とから、

 にじみ出てくるものなのでしょうか。

 自身の好みは変わるのでしょうが、

 好みを持つことは、生きる楽しみに通じていく、



 明日は、江別での会議に他出、

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