名古屋季節だより

京都・静岡・宝塚・東京・横浜、
そして尾張名古屋からの季節だより

201 「第弐〇壱便」

2014-03-24 16:22:54 | 日記
 
 事務局季節だより 

 第1便が2012年12月19日、

 第201便が2014年3月24日、

 東京からの事務局季節だよりも瞬く間に過ぎていく。



 北鎌倉そして東逗子は、子どもの頃、一夏を過ごしたところでもあった。

 東慶寺の茅葺きの梵鐘に、昔の田舎を偲ぶ。



    



 石垣も苔むして、



 



 木の根が巻いていた。



 



 黒塀に木瓜の花が妙に粋、



 





 戸の意匠に少し違和感が、閉ざされた何かを感じる、


 無理に通過してはいけないとの意味なのか。



 



 傍らに、藪小路が朱い、



    


 
 少し離れて、これまた苔むした手水鉢に竹の柄杓が、



 


 白いわび助が一輪、悲しげに、



 


 かと、思うと、

 三椏の花が、クジャクのように緑の上に広がる、御見事。



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 顔を上げると、春の長閑な青い空に、白木蓮が世界を広げていく。



 



 この白木蓮を、夜の青い空に見ると、幽玄となる。

 その幽玄の世界は、そこここ身近にある、

 そこがおもしろき処。

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