名古屋季節だより

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そして尾張名古屋からの季節だより

194 「東京国立博物館の一室に」

2014-03-13 08:45:14 | 日記
 葉を落とした銀杏並木のすばらしさ、

 その先に何があるのか、と。



    




 博物館に踏み入ると、階段が誘う、



    



 両側に階段が分かれ、
 その正面に塡め込められたステンドグラス、



    


 
 二階に登るのは後にして、一階右手の部屋に入ると、


 不道明王立像が、



    



 赤不動、黄不動そして青不動の、


 紅蓮が暗闇を背に迫り来る、


 後ろには、毘沙門立像が、



    



 邪気を踏んづけているが、踏んづけられた邪気に、愛らしさが、



 



 いずれも、京都で、奈良で、そしてそれぞれの地で、出会った方々、


 暗がりの中こそ、懐かしい。








 附けたり

 教師となり、一年を過ごした方々、

 学年末となり、その慌ただしさはこれまでと違っている。

 そのまた、違えたところで、

 静かに、この一年を見つめる自身が居ることに、気づいていたはず、

 忙しさは、

 考えることを中断させる。

 気にはしているが、

 自身のこれからを考えないできたことも確か、

 一つの区切りの時、これまでの自分を振り返って見るのにいい機会、


 
 キリスト教学校で教えることの意味も少し感じられてきたでしょうか。

 自身の持てるすべてのものを、児童、生徒、学生に伝えることだけならば、

 キリスト教学校でなくともよかったはず。


 キリスト教学校では、何が求められ、何をめざしているのかを、

 日々の生活の中で、児童と、生徒と、学生とともに考えたでしょうか。

 時間が経てば、このことも忘れていきますが、

 答えのない答えを求めて、

 教師であり続ける教師で、いてください。



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