秋にはツタが絡まり、
街路に趣を添えていた一本の木が、
切り倒されていた。
少し行ったところでは、大きな桜の木が、道路の拡幅工事のために、
やはり、枝を払われて、
近くの学校の前に、移植されていた。
伐採と移植は、交通量の少ない夜間に行われたのだろうか。
朝からの雨の日、
木のことが、
なおさら気にかかる。
街路樹の枝にしずくが、
今にも落ちそうなのに、枝の先にしがみついている。
事務局の隣の煉瓦の教会でも、
しずくに出会う。
これまでにも、雨の日にはそうだったのだろう、しかし気にならなかったしずく。
しずくの輝きに、気づかなかった。
机の上に、シダが霧吹きの水を受けて、緑を増す。
緑と言えば、雨の日の信号の色は、晴れた日よりも一層、輝いていることに気づく。
街路に趣を添えていた一本の木が、
切り倒されていた。
少し行ったところでは、大きな桜の木が、道路の拡幅工事のために、
やはり、枝を払われて、
近くの学校の前に、移植されていた。
伐採と移植は、交通量の少ない夜間に行われたのだろうか。
朝からの雨の日、
木のことが、
なおさら気にかかる。
街路樹の枝にしずくが、
今にも落ちそうなのに、枝の先にしがみついている。
事務局の隣の煉瓦の教会でも、
しずくに出会う。
これまでにも、雨の日にはそうだったのだろう、しかし気にならなかったしずく。
しずくの輝きに、気づかなかった。
机の上に、シダが霧吹きの水を受けて、緑を増す。
緑と言えば、雨の日の信号の色は、晴れた日よりも一層、輝いていることに気づく。