石井伸之の国立市議会議員日記 自由民主党会派所属

東京都国立市の若手?市議会議員(6期目)による日記です。国立市議会議員として国立市政の最新情報を伝えて行きます。

11月17日本日は自民党第十九選挙区会議において新テロ特措法の話題で盛り上がりました

2007年11月17日 | Weblog
 こんにちは自由民主党所属の国立市議会議員をさせていただいている石井伸之です。本日は谷保天満宮のすぐ近くにある「なか安」にて恒例となっている自由民主党第十九選挙区会議が行われました。


 最初は会長や三田都議、山田都議、高橋都議からの挨拶があり、三議連事務局からは明日投票の青梅市長選挙の話などがあり、国立市に関係するところでは、日野バイパスが西府町2丁目の東八道路と接続することによって、関係各市で発生している渋滞解消に大きな期待がされているという話がありました。


 その後、懇親の席となり忙しい中を松本洋平衆議院議員も駆けつけており、早速問題の新テロ特措法の話となりました。ご存じのことと思いますが、既に衆議院を通過しており、あとは参議院での審議結果を待つばかりとなっております。


 しかし、参議院では民主党が過半数を占めている関係で、新テロ特措法ではなく、イラク復興支援特措法廃止法案の審議を優先させることとなっております。ここで問題なのは、民主党が議長を始めとする運営における主導権を握っているために、新テロ特措法法案審議の順番を先延ばしにされる危険性があります。


 会期は35日間延長されましたが、それでも他の法案審議を牛歩戦術のように時間かけることによって、新テロ特措法の審議に入れないまま会期が終了してしまう可能性があるそうです。


 もう一つの方法としては、再延長ということで来年1月末より予定されている国会に連結する可能性もあるそうです。さらに民主党内では、新テロ特措法に対する対案を用意しているそうですが、とてもとても民主党の内部事情から対案がまとまるとは思えないないのが現状です。


 松本代議士に民主党として新テロ特措法を流してしまっても良いと考えているのかということを聞くと、民主党内部でも約半数は新テロ特措法を流すことを意に介さないという意見があるそうです。


 そのことを聞いた時には、正直言って愕然としました。日本所有のタンカーがソマリア沖で10月28日に海賊に襲われ、続いて30日には北朝鮮船籍の船が海賊に襲われております。日本船は今もソマリア領海内に停留させられているということです。ちなみに北朝鮮の船は、アメリカ駆逐艦のおかげで無事に解放することができ、北朝鮮はアメリカに謝辞を伝えているそうです。


 今は敵対的な関係にあっても、このような国際協力は大切にされるべきであって、困った時はお互い様という心意気が感じられました。


 こういった保安活動にも多国籍海軍は一致協力をしていくのが当然であり、日本も憲法の枠内で国際協力をしていくのが当然の務めであると考えます。


 しかし、残念ながら現状は対案を出すこともできない民主党によって、日本の国際貢献は封じられようとしております。原油の90%をペルシャ湾に依存しながらも、自国では大切な航路を守ることができず、他国にお願いしているという大変寂しい状況をそのままにしておいて良いのでしょうか?大きな疑問を感じずにはいられません。


 現在は無政府状態に等しいソマリアでは、多数の海賊が発生しており、いつまた日本の船が海賊によって被害を被るか分りません。


 頼りになるパキスタンの艦船は老朽化が激しく、日本の補給艦に備わっている高度な燃料濾過(燃料に含まれている不純物を取り除くことです)技術を用いて補給された燃料が無いと、すぐに故障してしまうそうです。


 つまり、日本の補給艦が活動できないことによって、それだけテロリストや海賊に行動の自由を許してしまうことに繋がるのです。そして、その輸送不安が原油の高騰を招く一因となっていることは当然の理由です。


 私個人的な考えでは、もしも民主党が参議院で何らかの対案も出さずに、新テロ特措法の法案審議に入らないのであれば、衆議院を解散して国民の皆様に信を問うても良いと思います。


 日本にとって原油の安定供給は必須の課題です。国民の生活を守るためにも原油高による物価の高騰は避けなければなりません。その為にも今やらねばならないことは、原油の安定輸送を守るために絶対必要である新テロ特措法であることをご理解いただければ大変有り難く思います。
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