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石の店をやっていると時たま石の買い取り依頼を受ける事があります。良くある話は、昔の水石ブームがあった頃の遺愛石の話です。以前は、知らない人のものは基本的にお断りしておりました。最近は、門前払いは止めて、写真を見てから決める事にしておりますが、実際に買い取るケースは非常に少ない状況です。
そんな中、稀に、尾小屋鉱山の鉱石の話が来ることもあります。
上の写真は、尾小屋鉱山産の鉱石(水晶・黄鉄鉱・黄銅鉱・重晶石の混合体)です。これは、金沢市内の民家の庭に長年放置されていたものですが、その持ち主から寄贈という形で頂いたものです。
お話を伺うと、持ち主のお母さまが尾小屋町出身らしく、ご高齢になられており、「石の華」の存在を知って、寄贈を申し込んでこられました。「石の華」としては大歓迎のお話でした。
この鉱石は非売品として、店内に展示してあります。
ところで、尾小屋鉱山産の鉱物標本は科博や東京大学や京都大学の博物館などでは立派なものを見る事ができますが、それ以外では、中々、見かける事が少ないと思われます。それは一説によると、黄鉄鉱や黄銅鉱に白鉄鉱を含んでいて分解してしまうからという理由があるようです。確かに、鉱物の標本市場に出回る事が少ないような気がしております。
ただ、ある所にはあるのです。まだまだ、密かに眠っているものがあるはずです。
今回も、思いがけず、うれしい話が飛び込んで参りました。
他では、石は要らないと言った学芸員がいる、と言った話も聞こえて来ました。とんでもない話です。
尾小屋鉱山産の鉱石!「石の華」では大歓迎です。