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鉱物の部屋へのいざない

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砂浜の白波

2023-05-16 12:51:16 | 日記・エッセイ・コラム

小さい頃、小松のお旅祭りが終わると、町内の子供獅子の「あとべんとう」で安宅の関に行きました。

安宅の関は海岸のすぐ横にあり、私はその安宅の海の砂浜が好きでした。

上の写真は、島根県の足立美術館に行った時に、そこのミュージアムショップで買った横山大観の「海潮四題・秋」(山海二十題之内)という絵の複製画です。安宅の海ではないものの、その砂浜にゆっくりと押し寄せる波が白波となり、砂浜にしみ込み消えてゆく様が好きで、この絵は自宅の居間に飾っておりました。

最近、TVなどで横山大観を紹介した番組をよく見かけるような気がしております。東京国立近代美術館で開催されていた「重要文化財の秘密」展で「生々流転」が展示され、それが4K映像化され公開されたからでしょうか?

さて、上の写真は、金沢駅の観光案内所に置いてあった福井県の高浜町の観光パンフレットの表紙です。私は、毎日、自宅で見ていた絵に似たような雰囲気があったので、思わず、そのパンフレットを手にして、頂きました。

その両者を並べて写真を撮ってみました。

どうでしょうか?両者の色合いや構図は何となく似ています。じっと眺めていると、両者とも、ゆっくりとした時間を感じてしまいます。

私は高浜町には行った事がないのですが、この写真を見るだけで、行ってみたいという思いが湧き上げってきます。

石、岩石や鉱物も長い時間の末、それらはいつかは砂になります。砂浜の白波を見ていると、そのような悠久の時間の事を思います。

コメント
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