ようこそ石の華へ

鉱物の部屋へのいざない

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【定休日は毎週水曜日です。】【9月も毎週日曜日は休業します。】

双対(そうつい)

2023-01-13 11:58:50 | 日記・エッセイ・コラム

上の写真は階段ピラミッドのようになっている黄鉄鉱の結晶です。鉱物的な造形美が魅力的です。

もう一つ、上の写真は同じような鉱物的な造形美を持つ蛍石の結晶です。

黄鉄鉱も蛍石も結晶系は同じ等軸系(立方晶系)なので、同じような形状になるのですが、よくある黄鉄鉱の結晶は立方体で、蛍石の方は八面体です。(もちろん八面体の黄鉄鉱も立方体の蛍石もあります。)

この立方体は数学的には正六面体に該当し、八面体は正八面体に該当します。

正六面体と正八面体との関係は双対関係にあります。(双対とは、与えられた正多面体の各面の中心に頂点を取り、それらを結んで造られる正多面体立体のこと。正十二面体と正二十面体も双対で、正四面体と正四面体自身も双対です。)

今日の黄鉄鉱と蛍石の結晶を見ていると、正多面体の双対を思い出してしまいます。

ところで、正多面体の性質や双対については、私の時代の学校教育では習わなかったような気がしております。今では中学校の数学の図形で出てくるらしいのですが・・・

ただ、鉱物好きの人の中にも、学校教育時代の影響で、数学嫌いの人がいる事があり、それは残念なことです。

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同心円4

2023-01-10 11:07:10 | 日記・エッセイ・コラム

今年の正月もあっと言う間に過ぎて行きました。「石の華」の正月休みは大晦日と元旦だけなのですが、現在は水曜日の定休日と日曜日も休業しておりますので、そこそこ休日が多かったような気がしております。

休みが多くなっても、天気が悪いので、旅行に行ったり、遠出する事もなく、ほとんど自宅に籠っておりました。何をしていたかと言うと、TVは面白くないので、録り貯めたビデオを見たり、PS5のゲーム(主に「デス・ストランディング ディレクターズカット版」)をしたりしておりました。

正月のTVはなぜか駅伝が多いような気がしております。それは一旦見始めると見続けてしまうからなのだろうと思います。

録画していた番組で面白かったのはNHK BSプレミアム 「発掘ロストワールド 恐竜の聖地ゴビ砂漠」でした。発掘調査には、北海道大学の小林快次教授やOBの研究者や現役の学生も参加しており、非常に興味深い内容でした。特に印象的だったのは、小林教授の「研究とは駅伝のようなものだ。」という発言でした。研究者は、たすきをつないで、未解決の謎を解明して行くのです。

今日のブログの写真はこれです。

上の写真はゴビ瑪瑙です。このゴビ瑪瑙の産状は良く知らないのですが、ゴビ砂漠の映像を見ていると、何となく想像できます。

このゴビ瑪瑙の面白いところは、何といっても、その同心円状の模様です。

砂漠と言う環境は、強い日差しや昼夜の温度差も激しく、石と言えども膨張・収縮を繰り返し、長い年月を経て、砂漠ならではの風化作用が生じるのだろうと想像できます。

石の面白さのひとつは、その成因を想像するところにあるような気がしております。

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小礫の奇跡2

2023-01-06 13:54:32 | 日記・エッセイ・コラム

今日は「小礫の奇跡2」です。(このブログ「小礫の奇跡」2021.09.07の続編です。)

今年の正月は、元旦に、妻の実家に行った帰りに、久しぶりに兄の家を訪ねました。すると、家の中に海岸や川原で拾ってきたという転石があり、お気に入りの石は板の上に乗せて飾ってありました。

それは、奇跡的に美しく半分に割れた石と鳥のように見える角ばった石でした。その二つが絶妙な間隔で並んでいました。

訊くと、安宅の海岸や手取川の川原で、気に入った石を拾ってきているらしいのです。最近は、どうも兄にも石拾いの趣味が生じているようでした。

私は、ル・コルビュジエやブルーノ・ムナーリなども石拾いをしていたという話をしました。そう言えば、晩年のヨーガンレールもそうでした。確か?日本の歌人にもそういう人がいたと思います。

人は幼少期に石拾いに芽生え、晩年にそれが再発するようです。

私は、奇跡的に半分に割れた石を貰おうと頼みましたが、それはダメだと言われ、その代わりに、別の一つの石を貰いました。

上の写真がそれです。

この小礫、何となく、以前にガチャでゲットした石の入れ物に合うような気がしました。

上の写真がそれです。

あまりにもピッタリと納まったので逆さにしても落ちませんでした。

その瞬間、「小礫の奇跡2」が決まりました。

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2023年初売り

2023-01-03 06:56:56 | 日記・エッセイ・コラム

あけましておめでとうございます。

昨日の初売りの最初のお客様は、これまでと同じで、開店時間の約15分前にいらっしゃった常連のOさんでした。いつも、新年早々、ありがとうございます。他にも複数人のお客様が、開店時間の10時前からいらっしゃいました。ありがとうございます。

今年も初売りは、いつも通り始まり、開店時から閉店時まで、狭い店内では、ちょうど良い人数で推移しました。さらに、閉店間際に遠方からのお客さんがいらっしゃったので、時間延長も行いました。

初売りの売り上げは、昨年には届かなかったものの、SALEの効果もあって、初売りらしいスタートを切れたと思っております。

今年の「石の華」も、これまでと変わりなく続けて参ります。

昨年末頃から、遠方からのお客様も増えてきているような気がしております。コロナ禍の影響も薄れつつあるような気がしておりますが、これまで通り、感染対策には気を付けた営業をして参ります。

今年も宜しくお願い致します。

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