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鉱物の部屋へのいざない

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面白い水晶3

2022-09-13 11:49:49 | 日記・エッセイ・コラム

先週の土曜日、久しぶりに石の問屋さんが出張販売に来てくれました。今年は、これまで毎年のように行っていた名古屋ミネラルショーにも行かなかったので、店に来てくれる仕入れが、いつもより一層うれしく感じました。

今回の仕入れは主にブラジル産の水晶が多かったのですが、水晶好きの私としては、満足できました。

今回の仕入れ品の一部を紹介します。

まず、最初はこれでしょうか?

上の写真がそれです。細長く伸びた平板水晶が印象的で、付着している他の水晶も何か変です。このような普通の水晶とは思えない個性的な形状に惹かれてしまいます。

もう一つ、これまた変な水晶です。

これの面白いところは、巨大な錐面が一つしかないところです。良く見ると、他の五つの錐面もわずかにありましたが、このような極端な形状は面白いとしか言いようがないと思います。これまでに、このようなものは小さなポイント水晶では見かけたことがありましたが、今回のような手の平サイズのものは珍しく、その水晶らしからぬ極端な形状を見ると、それが水晶に見えなくなってしまいます。その辺が面白いところでしょうか?

上の二つの水晶は、共に、他の水晶よりもグラム単価が安く仕入れられました。どうも、一般的な価値観では、透明度が高く、端正な形の水晶の方が高く評価される傾向にあるようですが、私のような変な水晶を面白がるマニアは少数派らしく、そのようなものは売れ残ってしまうようです。私的には、それはそれでOKで、むしろ歓迎したいと思っております。

今日の最後は、一見、普通の水晶のようです。ただ、これの面白いところは、頭の方から見た形状が美しい六角形になっているところでしょうか?「石の華」の店内には数多くの水晶がありますが、このようなきれいな六角形になっているものは非常に少ないのです。自然界には理想的な結晶模型のようなものは意外と少ないものです。自然界には様々な揺らぎがありますので、理想形のものは非常に稀なのです。

そういう意味で、この水晶も珍品であり、ある意味、面白い水晶と言えるような気がしております。

コメント
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