ようこそ石の華へ

鉱物の部屋へのいざない

塔1

2012-04-26 11:32:22 | 日記・エッセイ・コラム

昨日はお店が休みで天気が良かったので、以前から気になっていた高岡に行って来ました。目的は清水町配水塔を近くから見る事です。

「塔」には何か惹き付けられるものがあります。それは一際目立った存在であり、いろいろな意味のある存在で、一部宗教的な雰囲気をも持っています。バベルの塔の時代から現代のスカイツリーに至るまで、その存在は人々の注目を得て来ました。

そういえば、一昨日のブログに書いたB.D.「闇の国々」の中の2番目には「塔」というタイトルの作品が収録されていました。西洋の「塔」のイメージはやはり「石」のイメージと重なります。

さて、清水町配水塔です。私がこの配水塔の存在を知ったのは2年前に金沢に来てからです。JRで富山方面から金沢に帰る時に、車窓から偶然にそのライトアップされた光景を見ました。それは非常に存在感のある光景でした。ちょうどその頃、「近代建築再見(改訂版)」という建築の本が出版され、その表紙の写真がその配水塔の写真でした。(余談ですが、その本には今は無き白雲楼ホテルも載っております。)

それは名古屋の東山給水塔にも似た少し西洋的な雰囲気を持っています。東山給水塔は年に2回公開されますので、私はその公開日に合わせて中に入った事があります。清水町配水塔は冬期以外は公開されていますので、いつでも行けると思い、昨日まで行きませんでした。

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清水町配水塔は自由に中に入れました。中では配水塔の説明展示があり、資料になるものも置いてありました。ただ、残念だったのは、上の方は立ち入り禁止になっていました。梯子の老朽化のせいかも知れません。名古屋の東山給水塔の方は上に登れましたが、こちらは1階部分のみの公開です。塔の魅力はその存在そのものと共に上からの展望にもあると思いますが、それは「展望タワー」ではありません。昨日は梯子を登ってみたいという気持ちを抑えて諦めました。

高い「塔」からの眺め、その非日常的な光景が人を夢中にさせるのだと思います。

「石の華」のあるポルテ金沢でも、上からの眺めは最高です。是非、御覧になってみて下さい。




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