ようこそ石の華へ

鉱物の部屋へのいざない

分断2

2023-02-03 11:06:03 | 日記・エッセイ・コラム

先日、このブログの話題で「分断」を書いた後、まだまだ「分断」に関係するものが店内にあったので、今日はその続編です。

上の写真はボリビア産のアメトリンです。

アメシスト部分とシトリン部分が縦に見事に分断しております。

ブラジル式双晶のアメトリンには、頭の方から見ると紫色と黄色が交互になっているものがありますが、このタイプのものには、はっきりとした2色分断があり、これまた面白いと思います。

アメトリンには人工的に加熱処理されたものもあるようですが、ボリビア産のアメトリンは自然にできた天然石です。

もう一つ、何となくキレイすぎる黒水晶です。

これは産地が不明なのですが、光を当てると、黒い部分と透明な部分が不自然に分断しております。

恐らく、これはアーカンソー産の透明水晶に人工的に放射線を当てて作ったモリオン(黒水晶)だろうと推測できます。

アーカンソー産のモリオンにはそのような処理されたものが多いらしく、どうもこの黒水晶もそれだと思われます。

酸化チタンを虹色にコーティングしたオーラ系の水晶のように不自然にキレイなものは、人工的に処理されていると考えるのが妥当のようです。

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