ようこそ石の華へ

鉱物の部屋へのいざない

水晶

2015-06-05 14:30:37 | 日記・エッセイ・コラム
今日は「水晶」です。「水晶」というタイトルは過去にも使ったような気がしますが、今のこのブログ内検索ではタイトル検索ができないようなので、恐らくダブってしまうと思いながらも今日は「水晶」とします。

一昨日は定休日でしたが、天気は雨でした。ただ、せっかくの休暇だったので、近くのめいてつ・エムザでやっている「石川の伝統工芸展」を見に行きました。そして、その後、以前から気になっていた近くの「水晶」という名前の喫茶店に行きました。

その「水晶」の存在はずいぶん前から知っていましたが、近いという事からいつでも行けると思っていましたので、中々行けずじまいでした。一昨日、ようやくその店に入りました。

その店に入ってコーヒー付の日替わり定食を頼みました。それは「おふくろの味」といった感じのランチでした。(実は私の興味はそのランチの味ではなく、その店の名前の由来でした。)

その店に入って店内を見回しましたが、残念ながら水晶はありませんでした。で、コーヒーが出てくるタイミングで、店の人に「水晶」と言う名前の由来を聞いてみました。すると、その喫茶店が入っているビルの前はお米屋さんがあったらしく、どうもお米の「水晶米」から名付けたらしい、という話です。「水晶米」とはブレンドされた標準価格米の事で、その昔は普通に流通していたと思いますが、最近はあまり見かけないと思います。喫茶「水晶」の名前の由来は鉱物の「水晶」ではなかったのです。「水晶米」に関してはそれほど興味がないのでこれ以上深追いはしません。

「水晶」と言う名前は鉱物趣味の人にとっては気になる名前だとは思いますが、鉱物の「水晶」に関係ないとすると、それほど興味が湧きません。そのままですと、今日の話題はこれで終わりです。

「水晶」、その名前からイメージするのは透明感や結晶的な美しさだと思います。「水晶」からは好ましいイメージが連想できるので、米の名前やそこから派生して喫茶店などの店の名前になったのだろうと想像できます。

「水晶」、他には銭湯や温泉の名前になっていた事もありました。

私が名古屋に住んでいた頃ですが、住んでいた近所(かなりの距離がありましたが)に「水晶湯」という銭湯がありました。鉱物好きにとってはその名前はやはり気になります。私は銭湯に行く習慣がなかったのですが、ある年の10月10日(1010から銭湯の日)にその「水晶湯」に行ってみました。「水晶湯」は下町情緒があり味のある銭湯でしたが、やはりというか、残念ながらそこにも水晶はありませんでした。その「水晶湯」、Web検索してみると、現在はどうも休業してしまっているようです。恐らく、その理由は後継者問題からだと想像できます。実は、私の名古屋時代にひょんな事からその「水晶湯」の息子さんと知り合いになってしまったのですが、彼は弁護士になっており銭湯を引き継がなかったのです。それも時代の流れなのでしょうか。銭湯文化は急速になくなりつつあるようです。

下町的な銭湯文化はレトロな一種独特な雰囲気があって、私も好きな方です。時代の流れとは言え、それらが無くなってしまうのは寂しい気がします。

ただ、近年は新しいタイプの温泉があって、特に金沢近郊にもたくさんあるので、私も休みの日にはよく利用しております。特に私のお気に入りは高濃度炭酸泉です。それが天然温泉でなくても人工的なものでも構いません。

そうそう、まだ行った事がないのですが、岐阜県に「南濃温泉 水晶の湯」という所があって、気になっております。金沢からは遠いながらも、恐らく水晶が無いのだろうと思いながらも、いつかは一度は行ってみたい温泉です。

なんだか、温泉の話題に横滑りしてしまいました。

最後に今日の写真は先日の採集会で拾ってきたシトリンらしき水晶とします。そのサイズは1cmたらずの小さなものなのですが、新しいカメラの顕微鏡モードで撮ったものです。





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