ようこそ石の華へ

鉱物の部屋へのいざない

鹿

2021-04-06 12:49:16 | 日記・エッセイ・コラム

四つ前のブログの話題に続いて、今日は「鹿」です。

今回も、常連のNさんからの指摘で、鹿のように見える石が店内にありました。

上の写真がそれです。どうでしょうか?

この石は、まとめ買いした遺愛石の中に混ざっていた石です。産地も石の名前も不明の石なのですが、「石の華」の店内に置いてある石の中から、Nさんが「これ鹿に見えませんか?」と指摘した石です。確かに、鹿が振り向いているように見えました。名付けて「見返り鹿」、面白いことにいったんそのように見えてしまうと、そのようにしか見えなくなってしまいました。これも脳の可塑性?、Nさんの言葉に洗脳されたように、毎日この石を見ると、鹿の姿にしか見えなくなってしまいました。

人間の想像力と思い込みは、視覚にも影響します。人は目で見ているのではなく、脳で見ているのだという事を実感します。

鹿と言えば、あるお客さんが転勤で、金沢を去っていく際に、ご自身が拾ってきたものだ、という事で、鹿の角を置き土産として置いていきました。

上の写真がそれです。これはケラマジカと言って、小型の鹿の角だそうです。このような自然の造形は美しいと思いますし、気に入っております。

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