ようこそ石の華へ

鉱物の部屋へのいざない

カコクセナイト

2012-06-01 11:29:05 | 日記・エッセイ・コラム

昨日のブログの写真は「カコクセナイトinアメジスト」のペンダントでした。私はこのカコクセナイトをよく知らなかった為、昨日のブログを書いた後に調べてみました。

カコクセナイト(cacoxenite)はカコクセン石の事でリン酸塩鉱物に分類されます。それは針状、繊維状の鉱物で、放射状や扇状の形で産出する黄色や黄金色の鉱物です。

そのような情報からと英文のサイトにあった写真から、それならお店にもあるなーと思いました。

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上の写真はブラジル産のアメジストに、方解石で造った鳥が乗っている置物です。アメジストのインクルージョンが美しいと思い購入したものです。そのインクルージョンが何なのかはこれまで知りませんでした。

写真では分かりにくいのですが、カコクセナイトと思われる黄金色の針状・放射状・扇型の結晶が入っております。このようなアメジストはブラジル産のものにたまに見かけます。

どうも、このカコクセナイトはパワーストーン的には人気があるようです。

それにはある理由があるようです。

その理由とはアメリカのクリスタル・ヒーラーであるA・メロディさんが名付けた「スーパーセブン」に関係する石だからです。

「スーパーセブン」とは「クリスタル、アメジスト、スモーキークォーツの3種類のクォーツにカコクセナイト、レピドクロサイト、ゲーサイト、ルチルの4種類の含有物が含まれたもの」をさします。

カコクセナイトはその重要なインクルージョンなのです。

スーパーセブンはメロディ・ストーンと呼ばれたり、セイクリッドセブンともいわれるらしいです。

因みに「セイクリッドセブン」という鉱石クラブや七つの石が登場するTVアニメがあったらしい事も知りました。

パワーストーンの世界におけるA・メロディさんの影響力の強さを今更ながら感じます。

4月に千葉からいらっしゃった加奈子先生はA・メロディさんの弟子に当たると伺っています。

最近、加奈子先生のブログを拝見して、不思議な共通性を見い出し、少し驚きました。

鉱物の世界には、まだまだ面白い事がありそうな予感がして来ました。

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2 コメント

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こんにちは、公開はしなくて結構ですので聞いてく... (井戸貴子)
2013-01-20 20:10:27
こんにちは、公開はしなくて結構ですので聞いてください。写真のカコクセナイトといわれているものは、サイズから考えて、ゲーサイトと思われます。カコクセナイトの形状の写真が似ているものでみなさん間違われています。ゲーサイトは多様な集合体を持ち写真のものは細かい放射状のものが球体に集まったものです。カコクセナイトは、結晶が集まってボールの様になったものを割ると、放射状になっているのが解るもので、大きさは0.1ミリ~1ミリの物で、顕微鏡で撮影しないと放射状の一部分は解りません。組織的にもアメシストは鉄イオンで紫になっていて、過剰に飽和すると鉄が出てきたりする事からアメシストに写真のような形のゲーサイト(針鉄鋼)が出る事は珍しい事ではなく、宝石博物館などのアメシストには同じようなゲーサイトがたくさん見受けられます。また、A・メロディさんはスーパーセブン一つ一つに証明書を出していて彼女が認めた産地の結晶のみスーパーセブンという名称が許されています。ちなみにカコクセナイトの組成はアルミニウムです。スモーキークォーツはアルミニウムが関与していますから、カコクセナイトを見つけるとしたらアメリカの水晶やスモーキークォーツの結晶のすき間に見つからないようにこっそり結晶しているものを捜さねばなりません。カコクセナイトはギリシャ語で「見つけにくいもの」という意味なのです。燐酸塩鉱物ですから滅多に水晶の中に入りません。扇状の一部分だと0.1ミリしかありませんし(〃^∇^)oあまりにも間違ったことが常識化しているので思わず書いてしまいました。読んでくださってありがとうございました(@^∇^@)
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井戸 様 (MM)
2013-01-21 12:11:59
井戸 様

コメント、ありがとうございます。
そうでしたか!
Webの情報からのみで誤ってしまったかも知れません。
すみませんでした。
最近、他にも知らない石がたくさん登場しています。中には怪しいものもあるようです。正確な情報を選別しなければならないと思っております。
返信する

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