ようこそ石の華へ

鉱物の部屋へのいざない

              【お知らせ】

【定休日は毎週水曜日です。】【10月も毎週日曜日は休業します。】【10月19日(土)は店主は終日不在です。店は通常通り営業します。】

笏谷石採掘抗道跡 七ツ尾口見学会参加

2021-11-11 14:20:48 | 日記・エッセイ・コラム

一昨日、福井の「これき」さんのお誘いで、足羽山の笏谷石採掘抗道跡を見学して参りました。

私は、これまでにTVの映像などでは見た事がありましたが、実際に中に入るのは初めてでした。

上の写真は七ツ尾口の入り口で元坑夫の方(90歳以上のお歳)が解説しているところです。継体天皇の話が印象的でした。

坑道内は予想以上に広く、整備次第では栃木県の大谷資料館のような立派な観光施設が出来るような気もしました。実際、過去にはそのような話もあったそうですが、石が崩落する危険性もあって断念されたそうです。

上の写真を見る限り、納得しました。

坑道内には、至る所に地下水が溜まった地底湖がありました。

笏谷石を採石した後の壁面です。照明を持って解説しているのは、福井市自然史博物館の元館長吉澤康暢さんです。

坑道内を象徴するような巨大な柱です。採石跡の模様が何となく芸術的です。

坑道内にはローマ劇場のようなステージと円形にカーブした石の座席がありました。過去には、ピアノを運び込んでコンサートが行われた事があったそうです。

上の写真は、関係ありませんが、能登半島沖の舳倉島にあるローマ劇場のような自然の地形です。

我々の中にも無意識的にギリシア・ローマ文明の影響があるのかもしれないと思い、それはそれで面白いと思いました。

坑道内には笏谷石の欠片が無数落ちていましたが、それは凝灰岩なので、標本サンプルにするまでもないと思い、私は拾いませんでした。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする