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鉱物の部屋へのいざない

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化石の中の化石

2017-07-21 12:46:20 | 日記・エッセイ・コラム
今日から小学校の夏休みが始まったようです。「石の華」では店内に「夏休み化石特集」というミニコーナーをつくりました。

私が化石よりも鉱物好きという事もあって、「石の華」ではこれまで化石にはあまり力を入れておりませんでした。店内には主にアンモナイトをメインとした棚がひとつあるだけでしたので、化石マニアの方々にとっては物足りない店になっていたと思います。

ただ、石好きさんは鉱物マニアだけではありません。中には鉱物も化石も好きという石好きさんもいらっしゃると思います。私も小さい頃からアンモナイト好きでもありましたし、恐らく、多くの石好きさんも鉱物も化石も両方に興味をもっているはずだと思います。

それで、夏休みが始まったという事もあり、化石ミニコーナーをやってみようと思いました。

昨日、そのコーナー用にアンモナイトの化石をペアにスライスしたものを商品化していたところ、それらの中から非常に面白いものを見付けました。





上の写真がそれ(マダガスカル産の白亜紀のアンモナイト)です。スライスされたアンモナイトの化石の中に小さな巻貝であろう化石が入っているではありませんか!

化石の中の化石!とは興味深い存在だと思いました。

そういえば、つい先日、常連のOさんが店のアンモナイトの棚の中に置いてあったポーランド産のジュラ紀のアンモナイトの化石の欠片の中に小さなアンモナイトの化石が入っている、という指摘をしました。それを見ながら、「まるで水晶のクォーツインクォーツみたいだね!」というような会話をした事を思い出しました。

それが次の写真です。







大小の化石が共存していました。

一度ある事は二度あったのです。

私はこれまで「化石の中の化石」なるものを意識して見てこなかったと思います。

これからは、他にもそのようなものがないか?意識して探そうと思っております。
コメント
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