今日は「さよなら 小松市公会堂 展望塔」です。
昨日、所用で小松に行き、ついでに撤去工事に入ると言う小松市公会堂の展望塔に登ってきました。昨日は冬場の晴れ間で、絶好のラストチャンスになりました。(展望塔に登れるのは25日の金曜日までで毎日雨の予報となっております。)
上の写真は昨日の小松市公会堂の外観です。それは
小松市公会堂は1959年に竣工し、戦後モダニズムの名品として評価が高かった建築です。それは、ほぼ私の人生と重なっており、小さい頃から高校を卒業するまで、身近な存在として親しんでいた建築物です。それは「日経アーキテクチュア」(2009/3/23号)にも紹介されたことがあって、小松の代表的建築物だと思っていました。その思い出深い小松市公会堂の展望塔が撤去される事を知って、最後に登ってきました。
公会堂の1階ロビーでは「思い出のパネル展」と公会堂建設当時の映像が上映されておりました。平日だったせいか、寂しい事に、観客は私ひとりでした。
展示物をさらっと見た後、エレベーターで4階に上がり、そこから階段で9階の展望室に上がりました。そこからは小松市内が360度ぐるっと見回せます。そこでは、懐かしくもあり、また昔とそんなに変わっていない眺めがありました。
展望塔から見た白山
展望塔から見た芦城公園と稚松小学校校舎(出身校です。)
展望塔最上階で見たコンクリート石筍に成りたてのもの
これは天井から結露した水滴が落ちて来て56年間という年月の中で石筍化したものと思われます。恐らくこのような老朽化が撤去の理由なんだろうと思いました。
昨日は思わぬ所で思わぬ石筍を見てしまいました。