ようこそ石の華へ

鉱物の部屋へのいざない

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うれしいご来客

2015-08-16 12:05:01 | 日記・エッセイ・コラム
今日は「うれしいご来客」です。

昨日、「うれしいご来客」がありました。それは小松からのご家族の方々でした。彼らは小松の遊泉寺近くにお住まいの方々で、小さい娘さん姉妹とご両親と祖父母、3世代そろってのご来店でした。ご来店の目的は、現在、「石の華」の店頭に置いてある遊泉寺銅山産の紫水晶の巨大群晶を見る為でした。彼らは店に来るなり、すぐにそれを見つけ、「写真を撮っても良いか?」と聞いてきましたので、すぐに「宜しいですよ。」と答えました。

実は、その紫水晶は、北陸中日新聞で連載中の「鉱物のすすめ」(毎月第2土曜日石川総合面に掲載)の8月8日に掲載しており、彼らはわざわざその現物を見に来られたのです。お住まいの近くで産出したものでもあったので興味を持たれたようでした。

今日の写真はその新聞掲載した写真です。



これは石川県鉱物同好会の河合会長がその昔の道路工事の際の残土の中に埋もれていたものを発掘したものです。泥に埋もれていたせいか、水晶のポイントの欠けはほとんど無く、保存状態は良好です。これは恐らく遊泉寺銅山の坑洞内で掘り出されたものだろうと思います。当時は銅の鉱石以外のものは邪魔物で、このような立派な水晶でも捨てられていたのだろうと思います。

現在は静かな鉱物ブームが続いていると思われますが、今から思えば、そんな信じられない時代があったのです。鉱山の稼働期には、もっともっと立派な水晶が掘り出され、そして、廃棄されていたのだろうか!と思うと、もったいないという気持ちでいっぱいになります。

昨日の「うれしいご来客」の方々は店の中の他の鉱物もご覧になられました。そして、二人のお嬢さんはそれぞれ「宝石・貴石すくい取り」を行いました。とてもうれしそうでした。ありがとうございました。

お盆休み期間中の「うれしいご来客」でした。

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