ようこそ石の華へ

鉱物の部屋へのいざない

              【お知らせ】

【定休日は毎週水曜日です。】【9月も毎週日曜日は休業します。】

うれしいお客さん7

2013-12-26 14:01:30 | 日記・エッセイ・コラム

今日は「うれしいお客さん7」です。

今日は開店早々からお客さんがありました。普段の午前中はゆったりした時間が多いのですが、今朝はクリスマス飾りの撤去などをやっていると、そのお客さんがいらっしゃいました。

実は、そのお客さんはクリスマスイブの日にもお子さんと一緒にいらっしゃいました。その時は、お子さん用の石を購入されたのですが、自分用に気になっていた石があったらしく、その石が残っているかが心配ですぐにいらっしゃった、との事でした。幸い、お目当ての石は残っておりました。「良かったです。子供も大喜びでした。」というお言葉があり、こちらも大喜びしました。

今日は久々に「うれしいお客さん」です。過去に「うれしい来客」を何度か書いており、その続編「うれしいお客さん」というタイトルも7回目となります。ありがたい事です。

石のお店をやっていて一番うれしい事はお客さんが喜ぶ事です。お客さんに喜んで頂くと、商売抜きにうれしくなります。

「石の華」の石は元々は私のコレクションだった石達です。今では妻が仕入れてきた石達も多くなり、それらの方が良く動いているのですが、まだまだ店にある大半はそうしたものです。それらは私が選んできた「イッコシカナイキセキ」の石達です。全ての石は「イッピンモノ」で、同じものは二つとありません。「石の華」は究極のセレクトショップだと思っておりますし、私の審美眼で選んできた石しかありません。

そのような石を選んで喜んで頂ける事は非常にうれしい事です。そこには商売以上に価値観の共有という大切なものがあると思います。お客さんの笑顔はその日の売上以上にうれしい事だと思います。

そう言えば、先ほどのお客さんからもうれしいお言葉を頂きました。それは「欲しい石がたくさんあり困ってしまいます。宝くじが当たったら店ごと買いたいです。」また、「ここにある石達は宝くじに当たるよりも貴重なものが多いと思います。」非常にうれしいお言葉でした。

確かに「石の華」にある石達は化石にしろ鉱物にしろ、それらは奇跡の惑星である地球の産物です。それらの存在確率やここに集結している事自体の確率は宝くじに当たる確率の比ではありません。

そのお客さんはお目当てだったもの以外に中国産のテクタイトの欠片を五つ購入されました。それらの金銭的価値は安価なものかも知れませんが、テクタイトの存在は隕石衝突がなければ存在しませんでした。隕石衝突と宝くじの当選確率は比較になりません。そのように考えると、店の石達は貴重なものたちの集合体なのです。

「うれしいお客さん」のお言葉は非常に重要です。その言葉の意味を噛みしめたいと思います。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする