松井ゆみ子のアイルランド・キッチン・ダイアリー「文房具」

　そういえば、アイルランドの文房具については書いたことなかったですね。
　文房具好きなわたしとしては、ぬかってました。

ずっと前にテンプルバーで買った、お気に入りのノート。ペンケースはポルトガルで買ったもの。牛柄のマグはファーマシーの「ブーツ」のノベルティ。東京でもらったのじゃなかったかな。

　質素な暮らしを強いられていたアイルランド人にとって、文具は文具って感じで、ロンドンのように高級文具を売るような店はありませんが、好景気がやってきた直後から、文具にしろ雑貨にしろ、こじゃれたものを売る店がぐぐんと増えました。

　かつては、EASON'Sの文具売り場くらい。
　そのEASON'Sでも、文具のデザインは前よりずっとカラフルになって、種類も豊富。

　毎回アイルランド来るたびに、ノートを買います。
　持ち歩いて雑感を書き留めるためのもので、手帳くらいの大きさのを探すのですが、まずは確実に買えるEASON'Sへ行きます。

　シルバーの表紙や、ピンクのラメっぽいやつ、レトロなストライプなど、毎年テイストの異なるものをGETしてきました。

　お菓子を買いに寄ったSPARで、きれいたトルコブルーのプラスティックっぽい表紙のノートを見つけて買ったことも。

　写真にある、ヒョウ柄のノートは、ずいぶん前テンプルバーの広場にあった小さな雑貨やで買ったもの。お店はとっくになくなってしまっています。

　たぶんロンドンあたりから仕入れたものなんだと思います。
アニマル柄好きなわたしのお気に入り。

　でも、店もなくなっちゃったし、このノート、まだ１ページも使わないまま出番待ち。そういう、まっさらなままのノートも、引き出しにたくさんあるの。

　どこか田舎のほうに行ったときに、ひなびたよろずやで買った、キリストの顔がたくさんプリントされたキッチュなものもお気に入りのひとつ。

　アイルランドでは、「この店に行けば、おしゃれなものが買える」というのではなく、行き当たりばったりで、思いがけない店で、思いがけないものが買えるとこが宝探しみたいで楽しいよ。


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お知らせというか、おわびというか、お願いというか。
今年は、ほんとうに、何度もコラムをお休みしてしまって、ごめんなさい。
もう一度だけ、年内いっぱいお休みをいただきたいと思います。
仕切りなおして、新年明けたところからまた、コラムを再開したいと思っています。
来年こそは（オニが笑う？古くさ～）新刊出します。
たぶん日本初の、アイルランド料理本（実用本！）も進行中。
いずれちゃんとお知らせしますので、待っていてくださいね！！
しばし潜伏いたしますが、忘れないでいてください！！！

ゆみこ　拝
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