いぬぶし秀一の激辛活動日誌

おかしな議員[わんちゃん]の激辛日誌です。日々感じたこと、活動報告、行政への提言など、本音で書き込む人気ブログです。

情報公開はガラスの中で見れません!

2008-03-12 | Weblog
 お役所やお役人と言うのは、時として漫才や落語より面白いことを真顔でなさる。そして、それを可笑しいと思わないで勤務することが、偉くなるコツではないか、と思える程可愛らしい。

 今日発見した漫才は、区役所前にある掲示板だ。ここには、区の公示案件等が施錠されたガラス扉の中に掲示されている。よく見ると、その中にピンクのファイルが一冊立てかけてあるではないか。


 その表紙には『外部監査報告書』とあり、その上に張り出された紙には、『外部監査の結果を公表する』とある。なんのこっちゃ!!と思うのは民間人の発想である。お役人は『規則に則って適正に公開した』と思うのである。

 本当に公開したいのなら『外部監査の結果が報告されました。詳細は区役所2階の情報コーナー、各図書館、出張所で閲覧できます(出張所は未確認)』と大書した紙を掲出すればいい話である。

 それが、施錠されたガラスの中にファイルを入れて『公開』とは、いかにもである。お役人の中でも『柔軟な発想』をお持ちのはずの監査事務局にしては、お粗末な仕業である。

 笑いたい向きは、撤去される前に区役所前掲示板へどうぞ!





ブログランキング
 
↑クリックして頂くとランキングがあがります!



なかのひと

 






いぬぶし予算委員会で答弁者に????

2008-03-11 | Weblog
 先週から長丁場の予算特別委員会が始まった。特に今日は朝10時から夕方5時まで『人の質問を聞くだけ』という、誠に苦手な時間を過ごさねばならぬ。ただ、予算、決算委員会は、本会議の質問と違って『一問一答』なので、それぞれの議員の特徴がわかって面白い。今日は、多くの議員がせっかくの一問一答なのに、原稿を用意していたのは些か残念であった。それに応えるお役人も『答弁原稿』朗読であるとしたら、やはり『大朗読大会』と言われても致しかたない。

 さて、昼食を済ませ午後の部に入ると、すぐさまマイクの故障が原因で休憩となってしまった。30分遅れで始まった総括質疑が終わり、款別(科目)質疑に移った。最初は議会費。自民党の長老、元議長のK議員が質問にたった。と、ビックリ!彼は冒頭こう切り出したのだ。

K議員:いぬぶし秀一の激辛日誌というのがインターネットで公開されている。2月21日付けのものに、このような松原区長宛、議長名の抗議文が掲載されている。(文書朗読)この文章を議会事務局長は持っているか?どのような経緯でこの抗議文が出たのか。議長名の文書でありながら、我々18名(注:自民党議員の数)は知らない。どのようにして議員に周知したのか?

局長:同じものだと思われるものの写しを持っている。当日の議会運営委員会において、発言があり、対応を議長一任とされた。文書写しは各会派幹事長にお渡しした。その後、各会派において、どのように処理されたかはお答えする立場にない。

(他会派議員から『ウチは全員に配ったぞ~!』とのヤジ)

K議員:いぬぶし議員にお尋ねする。この抗議文を入手した時期を。

いぬぶし:21日、議会運営委員会において私が、観光課長人事発表の仕方につき、苦言を呈したところ、各委員からも同様の声があがり、議長に一任した。その後、各会派幹事長に配布されたものである。多分、自民党さんも幹事長が各議員に配布されたのだろうと思う。ただ、最近、自民党さんのFAXを何者かが利用して怪文書を流すなど、ひょっとすると今回もFAXなど自民党さんの通信機器のトラブルでK議員がご存知なかったのかもしれない。

K議員:議長にうかがう。この文書を提出した経緯を。

議長(自民党):(私や事務局長と同様の答弁。)

K議員:この日記の2月25日付けのものは、一度掲載されたものが訂正されている。その事情はなにか。

いぬぶし:人事案件についてのことだと思うが、議会運営委員会開会5分前に議案を持参するという異常を指摘し、その後の部分に、この該当者の個人的問題及び様々な本人事案件を危惧する職員、区民からの怪文書の一部を掲載した。その当日、当該人事候補者本人から私宛電話があり、個人的な問題部分を削除した。その電話でのやりとり、理由については、個人的な内容でありここでは申し上げない。ただ、ご希望があればいつでも再掲載する。

K議員:インターネットは公器である。世の中『偽』が氾濫している。事実を確認せずに掲載することは問題である。局長はどう思うか。

議会事務局長:それぞれの議員が行う活動につきコメントする立場にない。

K議員:この案件につき一部女性議員が反対している、と議長が発言したとの情報があるが事実か。

議長:何のことを指しているのか理解できない。

 ふう~。一体、この質問の趣旨はなんなのだろう。いぬぶしを懲らしめる?そいつは逆効果だった。議長を懲らしめる?同じ自民党同志で?そんなことはないだろう。自分が知らなかったことに憤慨した私憤?いや、議長まで経験された識見高く穏やかな最年長議員でもある彼が、そんなことをするはずがない。

 では、人事案件の候補者に対するリップサービスか?これも、わざわざ蒸し返すことになり違うだろう。

 一体、この質問を予算特別委員会で行った趣旨はなんだろう。まったく理解できない。ただ、委員会終了後、多くの区職員、議員から質問と激励ぜめにあったことだけは書いておこう。



ブログランキング
 
↑クリックして頂くとランキングがあがります!



なかのひと

 






討論採決。あれ?所管課長は帰っちまった!

2008-03-10 | Weblog
 本日は総務財政委員会が開催された。議案として補正予算案(第6次)が審議された。これは、先日書いた『20年度予算案に21年度以降13件の債務負担行為の記載モレ』と書いた件の『20年度分』の補正である。

 通常は出席しない産業振興課長が、その経緯など議案の説明を行った。ところが、その後各会派が賛成反対の態度表明をし意見を述べる『討論』になると、さっさと退席してしまった。

 委員会室には『事業課』不在のまま、むなしく討論が続いた。私の討論の趣旨は以下のとおり。

①このような補正予算を審議しなければいけないことになった、所管課長が討論の場に退席するとはどういうことだ。今いる理事者はよく討論内容を伝えるように。(後刻確認したが、誰も所管課長に伝えていなかった!!!)

②役所の決裁に使う『稟議書』のハンコは、責任の所在を『みんなで押せば怖くない』と不明確にするものと思える。本来の目的は、様々な立場の人間がハンコを押す前に『確認』することにより、今回のようなミスを防止するためにあるはずだ。大田区庁内では、ペーパーレスの電子決裁が一般的になってきたが、機械的にパソコンキーで『決裁』するのではなく、それぞれが責任を持って確認せよ。

③今回の制度改正により、中小企業への信用保証枠が広がるとの説明があったが、これは実態を理解していない。枠が広がったということは、信用保険によりカバーされる金額が増額されただけで、多くの中小零細企業は、審査の段階でこの『枠一杯』まで認められることはない。以前の制度では、いっぺんに多額の保証料を支払うことがなく融資金額全額を利用できた。今回の改正により、事業者は保証料を一括で支払わなければならない。毎月の利子など、何千円かの補助であれば、ほとんど経営に影響しない。本当に必要なことは何かを勉強せよ!

 困ったもんだ!!



ブログランキング
 
↑クリックして頂くとランキングがあがります!



なかのひと

 





 

初めて出会う先輩の退官パーテイ

2008-03-08 | Weblog
 インターネットの普及は、その匿名性から如何わしい事件や詐欺を誘発するという問題が指摘されている。が、反面、多くの素敵な出会いを創出してくれるという効果もある。私は、幸いなことに前者のような被害に遭遇したことはない。後者については、書ききれないほどの善意と出会うことが出来、私の人生、生活において不可欠のグッズとなっている。

 今日は、そんな不思議な出会いをしたSさんの退官パーテイにお招き頂き、市ヶ谷の防衛省に出向いた。

 Sさんとの出会いは、mixiと言うSNSだ。この日記を複写したものを、mixiに掲載しているのを読まれたSさんから『マイミク登録(友人になる手続き)』の依頼が、昨年の春にあった。

 公開されているプロフィールを拝見すると、我が古巣である、自衛隊生徒の陸上自衛隊版である少年工科学校15期生から防衛大学校に進学されたことが判明した。私は、航空自衛隊生徒18期生なので『同じ釜の飯』を食べたことはないが、3期先輩である。あの辛い生徒時代(高校)の体験を共有した同窓生は『生徒出身』と自己紹介するだけで、分かり合える不思議な世界がある。

 その後、何度かメ-ルのやり取りがあり、今年1月に『3月にとんでもない退官パーテイをやりますが、来ませんか』とのお誘いを頂いた。精強な集団を維持するために、自衛官は階級に応じて若年退職制度が導入されており、Sさんも55歳で退官されるようだ。

 一般的な退官パーテイは、同じ部隊の隊員が『発起人』となり、会場を設定して会費制で行われる所謂宴会である。が、どうもSさんは、そんな当たり前のパーテイは行いたくないようで、ご自身が発起人になり『体感パーテイ』と銘打った大イベントを開催したのだ。

 14時から2時間は、彼が今までかかわってきた趣味や職場、学校の仲間たちによるイベントが行われた。茶道、華道、写真、合気道、フルート、パワーリフテイイング、ダンスと続く大イベントである。実際に一人の人間がここまで多趣味になれるのか、と驚くとともに、200名はいるであろう参加者数にもビックリだった。

 その後行われた懇親会。何しろSさんお会いするのは、今日が初めて。当然、参加者には誰一人知っている方はいない、はずだった。アメリカン方式で三々五々集まった人が勝手に飲みだすパーテイである。お隣にいた女性(技官)にお酌をしてSさんとの関係を明かした。『自衛隊生徒という、いささか異常な集団の先輩なんです』と。すると、なんと彼女は『よく知っています。うちの主人も36期生ですから』わお、ビックリ!

 次に、目前にいた『拉致反対のブル-リボン』を着用していた紳士に『始めまして』と名刺を出す。相手も応じて名刺を出す。名刺を見て双方????『なんだ先輩じゃないですか!』『おお!!』以前、東京のとある部隊長として何度もお会いし、現在はある駐屯地司令をされている15期生の先輩だったのだ。

 その後は、生徒15期生のグループに合流し『おう、18期か』と、まるで旧知の後輩のように懇談し、さらには、Sさんと合気道部で一緒だったという航空自衛隊生徒の後輩二人とも出会えた。

 まだまだ書ききれないぐらいの嬉しく楽しい出会いが、この『体感パーテイ』であった。私が自衛隊の門をくぐったのが昭和47年(1972年)。37年もたっても『仲間』にして貰える『自衛隊生徒』さらには『自衛隊』という組織は私は大好きである。

 S先輩、退官後もお元気で、益々ご活躍ください!40年間の自衛隊生活お疲れ様でした。




ブログランキング
 
↑クリックして頂くとランキングがあがります!



なかのひと

 





 

またかよ!議案の訂正13ケ所@議会運営委員会

2008-03-04 | Weblog
 私は再三、地方議会が国会を模倣して『首長与党会派』なるものを構成すべきではない、と主張してきた。それは、与党が内閣を構成する国会、国政と、首長と議員、いずれもが直接選挙で選ばれる『二元代表制』の地方自治体では、その役割が違うからである。

 といって、いたずらに首長の提案を否定するつもりも毛頭ない。是々非々、監視、議決機関の一員として自らの良心と区民の目線のみを基準に可否を決定してきたつもりである。

 さて、そのような立場からも最近の行政側のダッチロール首をかしげる。本会議における答弁者の緊張感のなさと言ったら、与野党双方から苦笑がもれる有様である。過去、前政権時代に区長が本会議を欠席した場合に、役人に緊張感がなくなったことは、多くの議員が感じていたが、今はそれが年中といってもいいだろう。

 今日も、そんな事例が発生した。それは、現在上程されている平成20年度予算に、13件の債務負担行為を計上モレしたので、議案を差し換え訂正して欲しいとの説明が副区長からあったのだ。

 これは、昨年10月から中小企業融資の信用保証料の補填(単年度で終結)を、制度改正により、利子補給(融資実行年度から借り入れ期間中予算が必要)に変更したため、その利子補給分の後年度負担分を『債務負担行為』として予算案に明示する必要があるためだ。

 そこで、与党第一党の自民党から質問があった。

自民党:ただ訂正すればいい、といったようなものか。なぜ、こうなったののか?

副区長:区民の利便を考え、予算案に載せるべきと考えている。ご理解を頂きたい。

 これは詭弁である。

私:区民の利便じゃないでしょ。本来掲載すべきを、忘れちゃったんでしょ。

副区長:予算策定にあたり精査し、より正しいものを議会にお出しすべきとの思いをご理解いただきたい。

私:これから議論される人事案件についても、与党の女性議員を一人一人個別に呼び1本釣りをしようとしたようだが、そのような事実はあるのか。

副区長:行政運営の中で、議員と話し合うことは度々あることだ。

私:野田さん!あなたは、副区長になる前は、そんな人じゃなかった。正直な実直な人だった。ミスを起したら、率直に『申し訳ない』と言う人だった。副区長という立場が人を変えたのか。最近の緊張感のない庁舎内をおかしいと思わないのか。人事案件の送付や、度重なる議案の訂正、撤回などもそうだ。どうしちゃったの。心配して物申しているんだが‥

副区長:重く受け止める。

 頼むよ!本当に!!!!!
 


ブログランキング
 
↑クリックして頂くとランキングがあがります!



なかのひと