いぬぶし秀一の激辛活動日誌

おかしな議員[わんちゃん]の激辛日誌です。日々感じたこと、活動報告、行政への提言など、本音で書き込む人気ブログです。

議会の日程確認ミスは、内密に?

2005-07-19 | Weblog
 今日は、地域活性化等調査特別委員会である。この委員会は、私が委員長なのだが、昨年、委員であった時から「いらないんじゃないか」と発言しており、委員会運営に頭が痛い。ままりにも範囲が広すぎて、やもすると「いいぱなっし委員会」やら「議員の演説委員会」になってしまう危惧があるからだ。

 さて、ところが、今日の委員会は、本来の問題以外の問題で揺れていた。それは、同じ時間に「保育園、学童保育、保育料検討委員会」という会合を、お役人が設定してしまったのだ。これは、所管のお役人と、議員選出の委員と、区民らが、保育料について検討をする、という趣旨で、全5回でおこなわれるものだ。

 我が特別委員会からは、一名の議員が、この検討委員会の委員を兼務している。同時刻の開催で、この議員から特別委員会の開催時間を変更できないか、との相談が先週あった。それによると、事情は以下のようなものだ。

事務局たる、こども育成部は、議会の日程を確認しないまま、次回の日程を決定し通告してきた。委員会がある、と抗議したが、「区報に載せてしまった」との理由で、変更はされなかった。前回も、10時半開催と連絡しておきながら「区報に14時から」と掲載してしまった、との理由で、開催時刻が変更になった。5回しかない委員会で、2回ものミスはおかしい。

 この委員会の所管課長は、以前、区議会事務局次長でもあり、知らない仲でもない。さっそく抗議の電話をすると、「単純な私のミス。そんな大きな問題にすべきことじゃない」と。そうだろうか。区が行なう会合で、議員が出席するものを、議会日程を確認しないで開催することが、大きな問題でない、という認識こそ大きな問題だと思う。彼には、常々、一目置いていただけに、このお役人的発言は、とても残念だった。

 さて、これからが大変だった。委員長として、区理事者(幹部)側に、再発防止と、抗議を、いかにして申し述べるか、だ。委員長名で抗議した前例はない、と議会事務局職員から「ご注進」があった。暗に「やめとけ」ということだろう。そこで、議長名で、と考えたが、これには議長サイドから「再考」の要請があった。議長名で出すということは、お役人と、それなりのケンカをせねばならない、というのだ。

 私に直接の接触はなかったが、このような動きを察知したお役人は、大騒ぎ。なんとか「穏便」に済まそうと。

 結局、あちらの委員会冒頭で、担当部局が事情を説明し再発防止を約束する発言をすることで、この議員と話し合いはついたようで、ダブってしまった議員は、こちらの委員会に出席をした。と、ところが、あちらの委員会で、約束したはずの発言を、お役人がしなかった、らしいのだ。まったくな~

 なんで、そんなにミスを謝罪することに躊躇するんだろうか。企業で、社外取締役(議員)が参加する、消費者(区民)との懇談会の日程を組むとしたら、当然、役員秘書室(議会事務局)に、日程調整をするだろう。そして、ミスをしたら、ごめんなさい、二度としません、と陳謝するのが筋ではないだろうか。

 ところが、そんな当たり前のことが、お役所では、そうならないらしい。なんとか、大事(おおごと)にしないで、穏便に。まして、議事録に残すなどという「大失態」(そうとは思わないが)は回避せねば、ということらしく、総動員で阻止。

 そもそも、7月11日に書いた、都市計画審議会の滑稽さに象徴されるように、お役所には「開催すること」が目的の審議会や委員会が、どれほどあることか。この、保育料検討委員会が、そうでないことを願い、日程確認ミスの再発防止を強く要請したい。

 

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。