いぬぶし秀一の激辛活動日誌

おかしな議員[わんちゃん]の激辛日誌です。日々感じたこと、活動報告、行政への提言など、本音で書き込む人気ブログです。

お粗末な情報伝達2件@防衛庁

2005-10-24 | Weblog
 郵政民営化反対の時の「族議員」の反対行動は凄まじかった。自らの政治生命を賭けて組織を守ろうとした。敵(?)ながら、あっぱれですらあった。私は、と言うと「族」と言えるほど力もないし、また相手も期待もしていないだろうが、ス-パ-保守系を自負し自衛隊において教育を受けた者として、古巣である防衛庁や自衛隊に対するロイヤリテイーは、現職自衛官に勝るとも劣らないと思っている。

 しかし、であっても、その愛すべき組織の体たらくは正さねばならない。それが、愛する故の行動である。

 今回もまた、防衛庁の情報伝達のスロ-ぶりに激怒した事件を2件披露する。くれぐれも、読まれた上級幹部は、関係者を探したり処分するのではなく、このような体質を生んだ土壌の根治に努めていただきたい。

 1件目のドジ:
 大田区内の有力企業の社長から、自衛隊を任期満了(若年隊員の制度で、2
~3年で退職する)隊員を採用したいので、担当者を紹介して欲しいとの連絡があった。さっそく、地元の自衛隊募集事務所長に連絡し、担当から連絡するよう依頼。その後、1週間たっても連絡がないので、再度督促。さらに2週間たっても連絡がなく、頭にきて、直接、本部の担当者に連絡して「ふざけるな!」と怒鳴った。すると、担当者の弁解が「忙しくて電話できなかった」ときた。冗談じゃない。日本中で、3週間も電話できないほど忙しい役人がいるもんか。イラク派遣隊員だって、3週間あれば連絡がつく!と怒鳴り返した。さらには、そんなに忙しいのなら、すぐ電話できるようにしてあげよう、と言って電話を切った。
 お役人の世界で、大急ぎで仕事をさせるのには、ドエライ上司から指示させるのが一番簡単な方法であるが、これは担当者の人生に影響を与える可能性もあるのであまり使えない。そこで、ドエライ程でもない、上司である部長に電話すると不在。課長も不在。担当者もついていないヤツだ。そこで、上級部隊である陸上幕僚監部に電話。すると、数分後、かの担当者の上司である2佐(中佐)から平謝りの連絡がはいり、その日のうちに、会社を訪問してくれた。3週間かかってもできない事が、上級部隊にいいつけると、すぐできる、さすが、指揮命令系統の優れた自衛隊である!

 ドジ2件目:
大田区内の病院からの苦情があった。その病院に海上自衛官の奥様が入院されている。医療費が高額なので、病院側の善意で、高額医療費の委任払い制度を防衛庁共済組合の支部に依頼したそうだ。これは、高額医療費を患者が一時立て替えて、後から共済組合など保険者へ請求せずに、病院に直接払える制度で、立替る必要がなく多くの患者さんが利用している。
 ところが、海上自衛隊の共済組合支部(実際には、厚生科に勤務する自衛官が担当)に、そのことを申し出て3週間(なぜか前例も3週間だった)たっても、なしのつぶて。連絡すると「検討したいので委任払いの様式をおくれ」と、とぼけた対応だったそうだ。

 防衛庁は区議会の所管ではないが、古巣でもあり、また「お役人のトロさ是正」は、私の政治目標でもあるので、お受けした。さっそく、防衛庁の本庁にある支部(今回の事件のあった支部ではない)に電話して、委任払いについて聞くと、電話に出た感じのいい女性は「それは、書類をいただければ処理します」と、いとも簡単に答えてくれた。

 そこで、問題の支部に電話すると担当者は「今まで事例がないので、よくわからなかった」と、言い訳。そこで、お役人対処法に則り、厚生科長にかわれ!と上司と話すと、上司は「事実関係を調べて‥」などとのたまう。ああ!わかった、わかった。そんなに難しいことなら、海上幕僚監部の厚生課長から指導に出向いてもらうので結構。と電話を切った。

 過去の経験から、海上幕僚監部に電話する必要がないことは1時間以内に判明するはずである。

 10分後、病院から電話があった。3週間できなかったことが、10分で、「やります」とのFAXが、担当者から入ったそうだ。それみろ!

 まあ、有事には関係のない、就職援護やら厚生の仕事だからいいようなもんだけど、しっかりしてよ!防衛庁の情報伝達。

 しかし、やな野郎だと思ってるだろうな‥ごめんネ!


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