いぬぶし秀一の激辛活動日誌

おかしな議員[わんちゃん]の激辛日誌です。日々感じたこと、活動報告、行政への提言など、本音で書き込む人気ブログです。

どうなる大田区々長選挙

2007-01-05 | Weblog
 昨日行われた「大田区新春の集い」、例年になく、恒例である区長挨拶に注目が集まった。会場には、この挨拶のためテレビ局をはじめマスコミも潜入。それは、西野善雄区長が6選出馬宣言をするのか、助役に禅譲するのか、を挨拶で語るに違いない、との憶測からだった。

 結果、今後も重要課題に取り組んでいきたい云々、というはぐらかされた内容の挨拶で終わった。だが、逆に、その事が会場内外ではオヒレがついて区内を駆け巡った。代表的なウワサは以下のふたつである。

①あの挨拶は、やる気満点。次も出馬するようだ。

②自分が出ると思わせ、他の保守系出馬意欲組のチャンスを奪い、ギリギリまで引き伸ばし、禅譲する作戦である。

 私見であるが、様々の状況証拠(?)から②が概ね正しいのではないだろうか、と思っている。2月には74歳の誕生日を迎えられる区長は、18歳の年の12月に臨時吏員として大田区に入庁以来、56年間区政に携わってきた。高齢と多選批判には、もはや出馬はしまい、というのがこのウワサの根拠である。

 といって、不出馬宣言を早々にしてしまうと、虎視眈々と後釜を狙っている保守系の都議、区議が勢いを増す。であれば、ギリギリまで引き伸ばして、彼等が戦闘意欲を喪失した頃、禅譲宣言をする。私が区長の立場ならそうする。

 現在、出馬宣言をされている候補予定者は以下の二人である。

生活者ネットワーク現職女性区議(3期)

男性税理士 日本共産党推薦予定

 それ以外に、保守系都議、区議らが出馬に向かって環境調整を図っていたようだが、どうもうまくいかないらしい。また、一部には、民主党の元代議士を擁立したらとの意見もあるが、ご本人が「国政以外興味がない」という堅い意思をお持ちのようである。お役人の中でも意欲のある方がいたようだが、言動を見るかぎり、その芽はないだろう。

 今の構図で行けば、禅譲された助役に、最大与党である自民党がつき、公明党がそれに続く。区議会内では、ほとんど自民公明と同一行動をとる民主党も同調し、信任投票の体で、次期区長決定。

 多くの地方自治体の長と交流し、地方議員の知己も増えた。彼等との交流で得た結論、それは、自治体は、その長により良くも悪くも変わる、ということだ。そして、それを選ぶのは、議員ではない。住民である。情けないかな、区長区議選挙の投票率は50%台。半数近くの住民が無関心という体たらくだ。

 昨日の毎日新聞夕刊に、浅野史郎慶應大学教授(前宮城県知事)が次のように書かれていた。

今年こそは、住民が自分たちの持っているパワーを示す年にしなければならない。地方自治への無関心のつけは、結局自分たちに帰ってくる。ほんものの民主主義を根づかせるためには、我関せずのお任せではならない。

 4月22日(日)大田区の4年間が決まる。お任せではダメ!

****上記は、あくまで私の個人的感想である。くれぐれも、ウワサや「事実」として流さないようにお願いしたい。*****



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