いぬぶし秀一の激辛活動日誌

おかしな議員[わんちゃん]の激辛日誌です。日々感じたこと、活動報告、行政への提言など、本音で書き込む人気ブログです。

祝 大田区総合体育館入札終了

2009-05-18 | Weblog
  本日10時、大田区総合体育館の各種入札が行われ、施工業者が決定した。以下、その入札状況である。(どなたでも、9階経理管財課窓口で閲覧可能)

建設工事:フジタ・幸・河津・甲田JV 51億90万円(落札率86.5%)

電気工事:サンテック・新星・高田・仲村JV 7億6千545万円(落札率89.94%)

設備工事:朝日・装芸・福進JV 9億6600万円(落札率99.2%)

 昨日の日記に書いた怪情報2つが、結果として「その通り」になった。多分、それぞれのJVが「必死の営業努力」と、「積算」「過去デ-タ-からのロア算出」などの結果「たまたま」怪情報と一致したのだと思う。

 しかし、素晴らしいのは「調整破り」の存在する業種では「最低制限価格」ギリギリで落札され「業界がまとまっている」ところでは「予定価格」ギリギリで落札している、という事実である。

 最低制限価格とは、これ以下では品質に懸念が持たれ「失格」となる価格であり、こいつがわかれば、その価格ギリギリで入札すれば、ほぼ落札出来ることになる価格だ。また、入札予定価格とは、反対に「上限」であり、この価格以下にならないと、入札が繰り返される。

 従って、その業界が「掟」を守る業者だけであれば「入札予定価格」ギリギリで落札すれば、利益も大きい。ちなみに、談合研究の一人者らによれば、落札率が予定価格の95%を超える場合は、談合を疑うべき、と言われる。

 今回の体育館の入札は、建設と電気が「掟破り」の可能性のあるJVがある、とウワサされていた。それが正しいかどうかわからないが、建設工事ではロアリミットぎりぎりの86.4%。電気では「破り」の可能性のあるJVが、ロアリミット以下で入札して「無効」となった。

 設備業界は、上記2つの業界に比べ、とても皆さん仲がいい、と聞いている。そのせいかどうかは定かではないが、落札率99.2%という、区役所の予定価格ドンピシャの「驚異的」な数字で落札された。

 それぞれ、適正な積算と競争の結果だと思うが、くれぐれも「ロアリミット」ギリギリで落とされた、建設と電気のJVにおかれましては、後日「工事進行中に予期せぬ障害が発生した」との理由で、区長の専決で「追加工事」などされませぬよう、老婆心ながら、お願い申し上げる。

 区長の専決とは、建設工事などで、契約金額の5%以内の変更は、議会の議決なしに、区長が「かってに」専決処分できる制度。今回の建設工事であれば、1回あたり2億5千万円以内の増額なら、区長が専決できる。従って、3回「予期せぬ出来事」が発生すれば、当初予定価格での落札と同じ金額になるのだ。まさか、そんなことはないと思うが…

 それにしても、予定価格も、ロアリミット(最低制限価格)率のいずれも公表していないのに、どれもピッタリと当てるとは、本当にお役所とは不思議なところだ。なお、業界では「未発表」ながら、ロアリミットは85%と「誰もが知っていた」。とすれば、なんとか予定価格さえつかめばOK!

 ロト6の当たり番号も、教えてもらえないだろうか?

 

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