いぬぶし秀一の激辛活動日誌

おかしな議員[わんちゃん]の激辛日誌です。日々感じたこと、活動報告、行政への提言など、本音で書き込む人気ブログです。

弾代がないので、今年はバルカン砲の射撃はしません!

2005-06-26 | Weblog
 訓練3日目。今日は参加者が期待している警備火器実弾射撃訓練がある。誤解されると困るが、予備自衛官や自衛官が、鉄砲を撃ったり、人を殺す訓練を「期待」しているのではない。25m先にある標的に、全神経を集中し、呼吸を整え、トリガーを引く。正に、精神修練の場なのだ。

 さらには、事故防止の観点から、射場内は駆け足禁止、私語禁止。射撃係幹部の号令以外での動作は厳禁されている。まず、ゼロ点規正といって、銃の照準を調整する射撃を3発撃つ。そして、照準を修正して、修正射撃3発。次に、時間制限なしの検定射撃5発。20秒の検定射撃5発。最後に、9発の単連射訓練射撃で終わり。一人25発である。

 50点満点で、昨年は42点だったのに、今年は40点をきってしまった。目が相当悪くなっていて、的がよく見えないのだ。

 昼食後は、基地防空隊での防空火器訓練。基地防空隊とは、有事の場合に航空基地やレーダーサイトに襲来する敵航空機を短距離で撃破する部隊で、全国の航空基地に展開されている。

 ここの火器のお値段は、たまげるぐらい高い。短距離地対空誘導弾の発射装置が16億円。弾が実弾4514万円、訓練弾7200万円。携帯地対空誘導弾(米国製)905万円、国産4200万円。対空機関砲1億6千万円。

 例年、対空機関砲の空包射撃を一人60発するのだが、この空包も、確か1発6000円。一人36万円もかかる。今年は中止らしい。あの、自民党の人気参議院議員M氏の元妻たる財務主計官の防衛予算削減「効果」が、こんなところにもあらわれているようだ。


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