いぬぶし秀一の激辛活動日誌

おかしな議員[わんちゃん]の激辛日誌です。日々感じたこと、活動報告、行政への提言など、本音で書き込む人気ブログです。

死刑判決に思う私の自問自答

2007-03-28 | Weblog
 本日、大阪地方裁判所において自殺サイト殺人犯に死刑判決が下された。4ケ月の間に3人の生命を奪った快楽目的の殺人は極刑をもって‥というのが判決理由である。被害者の苦痛、遺族の痛恨を思えば当然である。

 私は、死刑反対論者ではない。罪刑法定主義のもと、犯罪抑止効果としての極刑は、止むを得ない選択であろう。しかし、であっても、いつも死刑判決が出る度に、自問自答と自己矛盾を起こしてしまうのだ。

 それは、次の点である。

犬伏A:人が果たして、人を合法であったとしても殺していいのか?
犬伏B:犯罪抑止のための拳銃発射、戦争や人工中絶だって同じだろう。

犬伏A:死刑囚にだって親や家族がいる。その人たちの思いはどうする。
犬伏B:被害者や被害者家族の耐え難い思いはどうするのだ。

犬伏A:人には誤りがある。裁判官とて絶対ではないとすれば、誤審により人    を殺すことがありえるのではないか。
犬伏B:3審制や再審制度により、その危険は回避されている。

犬伏A:死刑囚に毎日死の恐怖を与える制度(法務大臣の命令が出ない)は、    残虐刑にあたらないか。終身刑で償わせるほうがいい。
犬伏B:被害者の死の恐怖、無念を思えば自業自得である。

 という具合に、毎度、結論が出ず、A対Bが私の中で戦っているのだ。それにしても、死刑判決の度に思い起こされるのは、東京裁判という、罪刑法定主義も無視(事後法)、伝聞証言のみ、法律経験者が判事に1人だけ、という茶番リンチ法廷で処刑された、A級戦犯の無念である。

 GHQの中心であった米国の多くの要人が、後年その中立性や公平性につき疑義を表明しているのに、わが国では「反日勢力」がいまだに「A級戦犯合祀」などということを話題にしている。真にお粗末である。明日は、西村眞悟代議士とともに靖国神社境内で、英霊とともに花見を楽しむ予定である。



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