いぬぶし秀一の激辛活動日誌

おかしな議員[わんちゃん]の激辛日誌です。日々感じたこと、活動報告、行政への提言など、本音で書き込む人気ブログです。

日本人の道徳心は何処へ?

2012-08-02 | Weblog
 昔々、日本人は貧しかったけれど精神性は高く「恥」という文化を持っていた。人助けは誰でもするけれど、人の世話になることは「迷惑だから」と、遠慮をする。そんな古き良き時代は、時代錯誤なのだろうか。

 人々は、なんでも人のせいにし、政府や行政の世話になる方策を必死に探す。税金は払いたくないが、給付はよこそ!まさに、社会主義革命が成功した世界でただ一つの国になりつつあるのが昨今の日本ではないか。

 そして、マスコミに騙された自らの選択眼を棚に上げて「民主党たたき」に走る。政治のレベルは、その国民のレベル以上にはならない、とはどこぞのえらいさんが言っていた。いまの日本の政治状況は、国民のいい加減な政治行動の結果ではなかったのか。

 そして、公徳心の欠落も甚だしい。赤信号を歩行者や自転車が渡るのは、もはや「当たり前の風景」になってしまった感すらある。先日来、制服の警察官が再三にわたり、地元の商店街交差点の赤信号を無視するので、所轄署に苦情を言ったことがあるが、警察官をしてこれである。

 また、やはり同じ警察署の会計課遺失物カウンターに座っていた警察官OBの男性職員ときたら、こともあろうか、私の目前で、女子事務職員に肩を揉ませて「気持ち良さそうに」しているではないか。世も末である。

 私は、ゴミの捨て方と、政治のレベルで、その国の国民力、または、国民のレベルがわかると思っている。どんなに自宅を綺麗にしていても、ゴミの搬出がでたらめな家庭は、絶対に「心が裕福」ではない。億ションと言われるマンションの、集合ゴミ捨て場を見れば、無残なものである。このような精神性の低い金持ちを「成り金」という。

さて、地元のゴミ置き場の写真をご覧頂こう。


テレビ、たんす、本棚等、捨て放題の状況だ。

 街の美観の観点からは、即刻清掃事務所が撤去すればいいのだが、そうもいかない。「あすこに捨てれば、清掃事務所がもっていってくれる」となれば、一層、ゴミの不法投棄が増えてしまうからだ。さりとて、この状態だと、次から次へと、不届き者がゴミと追加していく。

 清掃事務所では、「警告ビラ」を一定期間ゴミに貼りつけた上で、撤去するのだが、確信犯どもには何の効果もないのが実情である。唯一の防止策は「世間の目」である。いつも誰かが見ている、という状況こそが、街の安全を守り、不届き者の居心地を悪くする。

 昔は、近所の必ず「うるさいオヤジ」がいたもんだ。仕方ないから、私は区役所で「うるさいオヤジ」を演じているのだが、いやはや、疲れるぜ。


清掃事務所職員さんの苦労の末、このようにキレイな道路が再現。