今日は、18時半から「たちあがれ日本」特別研修会が都内のホテルで開催された。講師は、石原慎太郎東京都知事である。「策は密なることを旨と…」と、多くを語らない我が党幹部だが、そろそろ新党について何らかのコメントが聴けるだろう、と期待しつつの参加だった。
結果は、また「煙にまかれた」という感じだ。いつもながらの石原節でまくしたてた要旨は次のようなものだ。
この国の政治家は、役人を切ることばかり考えている。彼らを使いこなす発想がない。知識と経験の宝庫を使わねばだめだ。
幼稚な人間は、何が一番重要かわからない。目の前の小さな矛盾の裏にある大きな矛盾を解決しなければいけない。我が国の大きな矛盾は、憲法と単式簿記の公会計だ。
俺は、一橋大学に入って公認会計士になろうと思ったが、半年で合わないと悟って、会計士はやめた。そんなオレだってわかる。この国には財務諸表がないのだ。町内会と同じ単式簿記だ。バランスシートを作らなくちゃいけない。
憲法だって、占領中に作られたものだ。こんなものを後生大切に使っている国はない。改正論議がされているが「占領中に作られたすべての法律を破棄する」と言えばいいだけの話だ。簡単なことだ。
人がやってうまくいったことをマネすることは悪いことではない。橋下はすぐやるからえらい。橋下と考えが違うって?いいじゃないか。土佐と薩摩だって違ったんだ。
経済団体もひどいもんだ。経団連のお偉いさんは、昔は国家のことを考えていた。いまの連中は、業界や自社のことしか考えない。
自分の祖父や父のお弔いもせず、ミイラにして年金をもらっているような国は日本だけだ。テレビはバカバカしいお笑い番組ばかり。日本中、金銭欲と物欲と性欲だ。
亀井が小沢と組もうと言っているが、オレは死んでも小沢とは組まない。
本当にみなさん、一緒にやろうよ。私は、いずれ死ぬ。いつでもバトンタッチする。そのために尽力するから。
と、最後まで新党については触れなかった。
質問タイムには、いささかドキドキした。それは、質問者の質問方法があまりにも下手くそだったことだ。5名が質問したが、うち3名が党の政治塾「かけはし塾」の卒塾生で、うちヘタクソな二人がなぜか職業は医師。延々と持論しか話さない「質問」に司会者(国会議員)から「短く」のサインが出るも止まらない。やむなく「長いぞ!質問しろ」と、私が自席から注意した。
二人目は、まさか同じ轍を踏むまい、と聞いていれば、またまた持論展開型、こちらも医師で卒塾生。三人目は、女性の塾生らしい。まあ「お勉強が出来る才媛」的質問。さらに4人目は、見たことがない顔だったが、こちらは「とんちんかん」な質問で、知事から「君の言っていることは意味がわからない」と一蹴されてしまった。
この方の出自を聞けば、松下政経塾で、我が党の次期衆議院候補だそうだ。嗚呼!昨今、○○塾という政治塾が花盛りだが、塾で政治を学ぶ塾生らに多いのが「上から目線」と「持論勘違い」である。
候補者にもなっていない塾生が、偉そうに「持論で政治を語る」のは、かえって反発をかう。聴衆の教えを請う姿勢が望まれるのだが、こればかりは本人のセンズと「落選」の洗礼を受けないと、なかなかわからないだろうと思う。
最後に、著名な学者でもあり我が党の公認候補が手をあげた。「石原都知事が総理になっていただきたい。その日を心待ちにしている」とだけ。ふ~!最後はうまくまとまってよかった。
たった1分、2分の質問や演説で、聴衆を魅了するカリスマ性、身から湧き出るオーラー、これは塾では絶対に学べないし、実は、こいつが選挙というマーケテイングには最も重要なのだ。風で受かるヤツには、この二つが欠落しているのも共通項である。
頑張れ、塾生!頑張ろう、日本!
結果は、また「煙にまかれた」という感じだ。いつもながらの石原節でまくしたてた要旨は次のようなものだ。
この国の政治家は、役人を切ることばかり考えている。彼らを使いこなす発想がない。知識と経験の宝庫を使わねばだめだ。
幼稚な人間は、何が一番重要かわからない。目の前の小さな矛盾の裏にある大きな矛盾を解決しなければいけない。我が国の大きな矛盾は、憲法と単式簿記の公会計だ。
俺は、一橋大学に入って公認会計士になろうと思ったが、半年で合わないと悟って、会計士はやめた。そんなオレだってわかる。この国には財務諸表がないのだ。町内会と同じ単式簿記だ。バランスシートを作らなくちゃいけない。
憲法だって、占領中に作られたものだ。こんなものを後生大切に使っている国はない。改正論議がされているが「占領中に作られたすべての法律を破棄する」と言えばいいだけの話だ。簡単なことだ。
人がやってうまくいったことをマネすることは悪いことではない。橋下はすぐやるからえらい。橋下と考えが違うって?いいじゃないか。土佐と薩摩だって違ったんだ。
経済団体もひどいもんだ。経団連のお偉いさんは、昔は国家のことを考えていた。いまの連中は、業界や自社のことしか考えない。
自分の祖父や父のお弔いもせず、ミイラにして年金をもらっているような国は日本だけだ。テレビはバカバカしいお笑い番組ばかり。日本中、金銭欲と物欲と性欲だ。
亀井が小沢と組もうと言っているが、オレは死んでも小沢とは組まない。
本当にみなさん、一緒にやろうよ。私は、いずれ死ぬ。いつでもバトンタッチする。そのために尽力するから。
と、最後まで新党については触れなかった。
質問タイムには、いささかドキドキした。それは、質問者の質問方法があまりにも下手くそだったことだ。5名が質問したが、うち3名が党の政治塾「かけはし塾」の卒塾生で、うちヘタクソな二人がなぜか職業は医師。延々と持論しか話さない「質問」に司会者(国会議員)から「短く」のサインが出るも止まらない。やむなく「長いぞ!質問しろ」と、私が自席から注意した。
二人目は、まさか同じ轍を踏むまい、と聞いていれば、またまた持論展開型、こちらも医師で卒塾生。三人目は、女性の塾生らしい。まあ「お勉強が出来る才媛」的質問。さらに4人目は、見たことがない顔だったが、こちらは「とんちんかん」な質問で、知事から「君の言っていることは意味がわからない」と一蹴されてしまった。
この方の出自を聞けば、松下政経塾で、我が党の次期衆議院候補だそうだ。嗚呼!昨今、○○塾という政治塾が花盛りだが、塾で政治を学ぶ塾生らに多いのが「上から目線」と「持論勘違い」である。
候補者にもなっていない塾生が、偉そうに「持論で政治を語る」のは、かえって反発をかう。聴衆の教えを請う姿勢が望まれるのだが、こればかりは本人のセンズと「落選」の洗礼を受けないと、なかなかわからないだろうと思う。
最後に、著名な学者でもあり我が党の公認候補が手をあげた。「石原都知事が総理になっていただきたい。その日を心待ちにしている」とだけ。ふ~!最後はうまくまとまってよかった。
たった1分、2分の質問や演説で、聴衆を魅了するカリスマ性、身から湧き出るオーラー、これは塾では絶対に学べないし、実は、こいつが選挙というマーケテイングには最も重要なのだ。風で受かるヤツには、この二つが欠落しているのも共通項である。
頑張れ、塾生!頑張ろう、日本!